キサントフィルエステル化酵素遺伝子の導入は花弁の濃黄色化を促進する
要約 淡黄色花色のペチュニアにキサントフィルエステル化酵素遺伝子を導入すると、エステル体キサントフィルの蓄積量が増加するとともにカロテノイド生合成系酵素遺伝子の発現が上昇し、総カロテノイド量が増加し...
ペチュニアの転写因子PhCOL16は花冠におけるクロロフィル生合成を促進する
要約 転写因子遺伝子PhCOL16の過剰発現コンストラクトをペチュニアに導入すると、花冠におけるクロロフィル生合成酵素遺伝子の発現が上昇する。その結果、得られた形質転換体は花冠のクロロフィル量が増...
ペチュニア花弁におけるカロテノイドによる淡黄色花色の発現機構
要約 ペチュニア淡黄花品種はカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子CCD4aの発現が抑制されているため、カロテノイドの蓄積は可能である。しかし、濃黄色花色の近縁属植物カリブラコアと比較するとカロテノイド...
転写因子ANAC046は葉や花弁におけるクロロフィルの分解に関与する
要約 シロイヌナズナの転写因子ANAC046は、クロロフィルの分解や葉の老化に関連した遺伝子の発現を促進する。ANAC046のキメラリプレッサー遺伝子をペチュニアに導入すると、花弁のクロロフィル分解が抑えられ、形...
要約 ペチュニア新品種「F1ブルームーン」の持つ、既存品種にはない甘く華やかな芳香を担う主要香気成分は、フェニルアセトアルデヒド、安息香酸メチル、2-フェニルエタノールである。これらの発散量...
要約 ジャガイモやせいもウイロイドおよびトマト黄化萎縮ウイロイド、トマトアピカルスタントウイロイド、コルムネアラテントウイロイドは主にナス科およびキク科の野菜と花き類に感染する。 キーワード 園芸植物...
要約 ペチュニアにおいてジャガイモやせいもウイロイドは胚珠または花粉を介して種子伝染する。胚珠内に感染したジャガイモやせいもウイロイドは受粉後の種子発達過程において、胚および胚乳に感染することで種子...
ペチュニアにおける花の香気成分生産のメタボロームプロファイリング
要約 ペチュニアの強香系統の花冠におけるグルコース-6-リン酸以降の代謝産物の濃度は、香気成分と同調した昼夜変化を示す。香気成分量の昼夜変化の発生には、基質濃度による芳香族化合物の生合成制御が関与して...
ペチュニア花弁における受粉によるオートファジーの誘導と栄養素の転流
要約 ペチュニアの花弁では、受粉によって誘導されるエチレンを介してオートファジー(細胞の自食作用)関連遺伝子の発現量が上昇する。花弁老化時に誘導されるオートファジーは、花弁から子房への栄養素の転流に関...
ペチュニアの覆輪形成には順方向配列のCHSAに対する転写後抑制が関与する
要約 ペチュニアの覆輪品種のゲノムには、花弁で機能する2つのカルコン合成酵素遺伝子(CHSA)が順方向に配列した構造が存在する。これらの遺伝子が部位特異的な転写後抑制を受けることで、アントシアニン...
ペチュニアの大輪遺伝子型におけるサイトカイニン生合成・初期情報伝達系の調節
要約 ペチュニアの大輪遺伝子型の系統・品種においては、サイトカイニン酸化酵素遺伝子、タイプAレスポンスレギュレーター遺伝子の発現に、サイトカイニンシグナルが亢進したときと同様の変化が起こっている。 キ...
DNAメチル化により遺伝子発現が活性化される新たな分子機構の発見
要約 DNAメチル化は遺伝子サイレンシング誘導に重要な役割を果たす。本研究では、DNAメチル化が遺伝子サイレンシングとは逆に遺伝子発現の活性化にも関わっていることをはじめて示した。遺伝子制御技術への応用や...
機械造粒した浄水場発生土とピートモスを混合した培地の花壇苗への利用
要約
機械で造粒篩別した浄水場発生土とピートモスを容積比で50%ずつ混和した培養土でのペチュニア、パンジーおよびキンギョソウの生育は慣行培地とほぼ同等であり、花壇苗用の培地とし...
食品残さのペレット肥料化及びそのマニュアル化による利用技術体系
要約 食品残さから製造した堆肥を原料として、ペレット肥料(堆肥ペレット)の製造技術と作物への利用技術を明らかにし、マニュアルを作成した。そのマニュアルを活用することにより、水稲、露地葉根菜類、花きに...
Pythium myriotylumによるナデシコ「テルスター」およびペチュニア立枯病(仮称)の発生
要約 セル育苗および鉢上げ段階のナデシコ(「テルスター」Dianthus chinensis L.×D. barbatus L.)およびペチュニア(Petunia×hydrida Vilm.)幼苗において、高温期に地際部の茎や下葉に黄化や萎凋を伴う立枯れ...
国内初のトスポウイルスCSNVによるキク茎えそ病(新称)の同定と診断
要約 2006年、広島県内の施設キクにおいて発生したTSWVに酷似したウイルス症状は、日本で未発生のトスポウイルスであるChrysanthemum stem necrosis virus (CSNV)と同定し、RT-PCRで検出できる。その主要媒介虫は...
ペチュニアの覆輪花弁におけるアントシアニン関連化合物の部位特異的制御
要約 ペチュニアの覆輪花弁では、アントシアニン色素の合成だけでなく、フラボノイドの配糖化も色彩部位によって異なる。覆輪模様の境界部分の細胞は色の濃さが段階的に変化し、その変化の様子は覆輪の種類で異...
要約 ペチュニア原種(Petunia axillaris)を異なる温度条件下で生育させると、香気成分内生量は温度の上昇に伴い減少するが、発散量は30℃で最大値を示し、35℃では急減する。30℃以上では、高沸点側の香気成分量...
要約 ペチュニアおよびパンジーの花壇苗生産に、天日乾燥後砕土した粒径6~2mmの浄水土とピートモスの混合培地が利用でき、超微粒コーティング肥料(70日タイプ)をペチュニアは110~140、パンジーは80~110 mg...
要約 花壇花き苗43品目についてマット化の難易性を判定したところ、36品目でマット化する。マット形成には定植本数よりも品目による影響の方が大きい。 キーワード 屋上緑化、花、マット植物 背景・ねらい 都市の...