飼料及び堆肥に残留する除草剤(クロピラリド)の簡易判定法と被害軽減対策マニュアル(第2版)
要約 クロピラリドが原因と疑われる農作物の生育障害の発生防止策と、発生した場合の対処方法を記載した総合対策マニュアルである。行政機関を通じた公設試、農業生産団体等による堆肥生産者および堆肥利用者に対...
キサントフィルエステル化酵素遺伝子の導入は花弁の濃黄色化を促進する
要約 淡黄色花色のペチュニアにキサントフィルエステル化酵素遺伝子を導入すると、エステル体キサントフィルの蓄積量が増加するとともにカロテノイド生合成系酵素遺伝子の発現が上昇し、総カロテノイド量が増加し...
天敵ナミヒメハナカメムシ体表に含まれる(E)-2-octenalは本種の逃避行動を引き起こす
要約 ナミヒメハナカメムシから分泌される成分(E)-2-octenalは、本種の逃避行動を引き起こす。本成分を植物に滴下することにより、本種を効率的に植物上から分散させることができる。 キーワード 環境保...
紫色LED光で土着天敵ヒメハナカメムシを集め、害虫を減らす技術
要約 波長405nmに発光ピークを持つ紫色LEDを1日3時間照射することにより、アザミウマ等の微小害虫を捕食する土着天敵ヒメハナカメムシを作物上に最大10倍...
要約 ジャガイモやせいもウイロイドおよびトマト黄化萎縮ウイロイド、トマトアピカルスタントウイロイド、コルムネアラテントウイロイドは主にナス科およびキク科の野菜と花き類に感染する。 キーワード 園芸植物...
要約 クマモトネグサレセンチュウは、接種試験に供試した作物のうちキクを含む3作物で増殖が認められ、ニセミナミネグサレセンチュウはキクを含む9作物で増殖が認められる。線虫抑制作物7作物では両線虫種の増殖...
土着天敵タイリクヒメハナカメムシとギフアブラバチの生存に有効な植物
要約 タイリクヒメハナカメムシは、スィートアリッサム、ソバ、スカエボラ、コリアンダー、バーベナ、ディル、ホーリーバジルの花で寿命が延び、その効果は蜂蜜水溶液よりも高い。ギフアブラバチは、ソバ、スィー...
前作にクロタラリア類を栽培すると東南アジアのトウガラシのネコブセンチュウ被害は大きく軽減できる
要約 タイなどの熱帯地域において香辛料の原料として重要なトウガラシ(英名chili)で広がっているサツマイモネコブセンチュウの被害は、クロタラリアとの輪作により軽減できる。 背景・ねらい
タイなどの...
要約 ハブソウ、らっかせい、かんしょ、アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド、野生エンバクの6種植物は、約3ヶ月間栽培することで無処理に比べクマモトネグサレセンチュウの密度をより低減する。特...
要約 花壇花き苗43品目についてマット化の難易性を判定したところ、36品目でマット化する。マット形成には定植本数よりも品目による影響の方が大きい。 キーワード 屋上緑化、花、マット植物 背景・ねらい 都市の...
要約 栽培適性、観賞適性ともに高い有望な主要7品目および新規宿根草1品目を選定した。これらは水稲用育苗ポットで稚苗育成が可能である。 キーワード 花壇苗、水稲育苗ハウス 背景・ねらい 道央を中心とする水...
要約 広食性土着天敵であるオオメカメムシの幼虫齢期は頭幅長を指標にして推定することができる。野外採集個体の発育段階別構成比の推移調査結果から、本種は成虫越冬で、千葉県ならびに茨城県では主に年1化し、...
数種のキク科植物における黄色と橙色の花色発現に関わる色素組成
要約 数種のキク科植物の花弁における橙色と黄色の色調の差は、おもにカロテノイド成分の違い、カロテノイド量の差およびアントシアニン量の差の3つの要素によって生じている。 キーワード キク科植物、カロテノ...
要約 マリーゴールド、ニチニチソウは明期開始前後、明期終了前後3時間の30℃昇温処理で生育が促進する。マリーゴールドにおいては明期終了後30℃、3時間の昇温処理で出らい日数が短縮する。 キーワード マリーゴー...
花きに新発生したクリバネアザミウマおよびトラフアザミウマの防除薬剤
要約 クリバネアザミウマとトラフアザミウマは、花き類(草本植物)・観葉植物のアザミウマ類に対して登録のあるアセフェート水和剤かアセフェート粒剤で防除できる。 キーワード クリバネアザミウマ、トラフアザ...
要約 6月中旬から8月中旬に播種するフレンチ系マリーゴールド(Tagetes patura L.)のポット栽培では、主茎頂花が開花せず、開花までの日数が長くなる品種が多いため、品種選択が重要である。アフリカン系(T.e...
花壇苗の鉢上げ後3週間遠色光域抑制フィルム処理による徒長防止技術
要約 夏出荷花壇苗(サルビア、ニーレンベルギア、ビンカ、マリーゴールド)及び秋出荷パンジーにおいて、鉢上げから3週間遠赤色光域抑制フィルム下で管理すると、十分な徒長防止効果が認められ、わい化剤代替技...
要約 畑雑草の多くはキタネグサレセンチュウの好適寄主であるため、対抗植物栽培時の雑草は線虫密度の低減効果を阻害する。すき込み後も線虫密度が減少するマリーゴールドに比べ、殺線虫作用が劣る野生エンバクで...
要約 キタネグサレセンチュウ被害に対する対抗植物として休閑緑肥のえん麦野生種、マリーゴールド、ハブソウが有望である。小麦収穫後の後作緑肥として導入するえん麦野生種は、線虫密度を90%以下にするためには...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...