要約 植物体および種子が約2倍に巨大化したケツルアズキ突然変異体から同定した原因遺伝子PPDはダイズの大粒化にも応用できる。 キーワード マメ科作物、ダイズ、ケツルアズキ、大型化、大粒化 背景・ね...
イネとダイズの簡便な高密度水耕栽培法(Single-tube hydroponics)
要約 幼植物体をプラスチックチューブに挿しこんでチューブスタンドに並べ、それごと液体培地に浸漬して水耕栽培を行う。高密度な植物体の配置が可能であり、室内型人工気象機等の限られたスペースでも、より多く...
黒ボク土の土壌バイオマスリンはインゲンマメのリン吸収量の指標の一つとなる
要約 収穫時のインゲンマメ地上部リン吸収量と土壌バイオマスリン量との間に有意な正の相関があったことから、黒ボク土でインゲンマメを栽培する場合に土壌バイオマスリン量はリン吸収量の指標の一つとなる。 キ...
要約 2008年夏北海道内の広域においてダイズやニンジンなど多種類の作物を加害する見慣れないチョウ目幼虫が多発生しました。羽化させた成虫を詳細に調べたところ、これまでわが国では害虫としての記録がないヘリ...
クズ疫病菌はダイズ茎疫病菌とは異なる新種のPhytophthora属菌である
要約 クズ疫病菌はダイズ茎疫病菌とは形態および分子系統群が異なり、新種のPhytophthora属菌である。ダイズ茎疫病菌とクズ疫病菌はそれぞれクズ、ダイズに病原性がある。 キーワード クズ、クズ疫病、ダイズ、ダ...
要約 イネ改変型アントラニル酸合成酵素αサブユニットを発現したダイズとアズキでは遊離トリプトファン含量が著しく増加し、全トリプトファン含量は非組換え体の約2倍に増加する。 キーワード トリプトファン、...
要約 VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培すると、後作のダイズ栽培ではVA菌根菌の感染率が増加する。その結果、ダイズのリン酸吸収が促進されて、5~10 kg P2O5/10aのリン酸減肥が可能となる。 キーワード VA...
要約 アジア型ダイズさび病菌(Phakopsora pachyrhizi)にとって最も感受性の高い宿主はダイズ、ツルマメ、クズで、次いで、Neonotonia wightii、インゲン、ヒメノアズキ、ライマメが高い。これらのうち、ブラ...
要約 アズキから単離した292種類のSSRマーカーが含まれる合計896個の分子マーカーからなるアズキ連鎖地図を構築した。連鎖地図はアズキの基本染色体数に収束し、アズキ亜属のゲノム情報のスタンダードとして利用...
可食部CdがCODEX基準値案を越えない土壌の可溶性Cd含量の推定法
要約 マメ、コムギでは可食部Cd含量と土壌の0.01M塩酸可溶性Cd含量の間に高い正の相関があり、この関係からCODEXで検討されている作物可食部Cd含量の基準値案を越えない土壌Cd含量が推定できる。 キーワード マメ...
要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
イネの遺伝子機能解析および分子育種に有用な形質転換ベクターセット
要約 ベクターセットは、基本バイナリーベクター、RNAiベクター、補助プラスミドより構成される。これらを利用すると、複数種の遺伝子カセットを1つのバイナリーベクター上に連結して、1回の形質転換でイネに導入...
要約 土壌と抽出液の比率(土:液比)1:5、室温、30分の抽出条件で0.01M塩酸によって土壌から抽出されるCd(0.01M塩酸可溶性Cd)含量は豆類、麦類、野菜類等の可食部Cd含量と相関が高く、これら作物のCd含量の推定...
要約 総合施肥播種機に装着した深耕爪の作用により、土壌物理性が改善され、作土層透水性は向上する。深耕爪はロータリ耕盤層の深さを超える作用深 23cm 以上で耕盤破砕効果が大きく、爪本数では 5 本、...
高品質あずき優良品種候補系統「十育144号」の選定と栽培特性
要約 あずき「十育144号」は成熟期が早生の晩で、ウイルス病の発生が少なく、種皮色は高温登熟下でも赤味が強く明るく、練りあんなどの加工適性に優れる。また、適正な播種期と栽植密度により品質及び収量が安定...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
要約 牧草跡は野菜跡に比べて残存無機態窒素は少ないが、カンショ、スイートコーンなどは初期生育が優り増収する。ダイズの生育は莢肥大初期までは牧草跡が上回るが、収量は野菜連作跡が高い。陸稲は野菜跡で初期...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
有機物連年施用によるダイズシストセンチュウ密度の低下と菌寄生卵率の上昇
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低いことを確認した。また、その要因として、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高くなっていること...
要約 ダイズシストセンチュウの卵寄生菌[Fusarium oxysporum(H2-09菌株)]を分離した。本菌は、25作物に病原性がなく、PS液体培地で27℃で振とう培養すると3日以降多数の胞子を形成した。本菌の線虫卵に対する寄生...