水田転換畑におけるダイズ白絹病菌の分布と成熟菌核の稲作期生存
要約 福井県の水田転換畑におけるダイズ白絹病菌は、少なくとも6つのMCGに分類され、その分布は圃場によって異なる。本菌の成熟菌核は、イネの移植期から135日間、水田で生存できる。 キーワード ダイズ、白絹病...
集落共同作業組織への水稲直播栽培導入の影響と組織運営改善効果
要約 集落共同作業組織に水稲直播栽培(ショットガン直播)を導入すると、作業時期の分散により機械装備台数が削減できる。また、移植補助労働の削減により10a当たり春作業時間は20%強の減少が見込まれる。機械償...
要約 カンショ塊根より抽出・濃縮したβ-アミラーゼは、大豆由来の酵素と同様にマルトース製造における酵素製剤としての利用や澱粉の老化防止剤として利用可能である。 キーワード カンショ、β-アミラーゼ、酵素製...
要約 秋播き性の高い大麦をリビングマルチとした大豆栽培では、無中耕・無除草剤でも抑草効果が高く、大豆の最下着莢主茎節高が高まって機械刈り取り適性が向上する。 キーワード リビングマルチ、大豆、無中耕、...
要約 重粘土転換畑の作土粒孔隙の気相率、相対ガス拡散係数、通気係数には、相互に 直線関係が認められる。各回帰式の回帰係数は栽培される作物によって異なり、その値は毛管径などを用いた毛管モデルで説明でき...
要約 重粘土転換畑の作土粗孔隙の気相率、相対ガス拡散係数、通気係数には、相互に直線関係が認められる。各回帰式の回帰係数は栽培される作物によって異なり、その値は毛管径などを用いた毛管モデルで説明できる...
要約 本暗渠を施工した重粘土水田に、浅層暗渠を施工して転換すると、含水比が低くなり砕土率は高くなる。浅層暗渠により施工1年目から砕土率は高くなり、大豆、キャベツの収量も増加する。 背景・ねらい 水稲の...
細粒グライ土輪換畑における籾殼浅層暗渠による排水改良と大豆生育改善
要約 細粒グライ土輪換畑において、籾殻浅層暗渠が表面停滞水の早期排除効果を高め、畑地化を促進する。また、排水効果は少なくとも2年間持続し、大豆の苗立ち率および収量が向上する。 キーワード 籾殻浅層暗渠...
暖地水田作経営における代かき同時土中点播直播導入の効果と経営類型間差
要約 複数の水田作経営類型に水稲代かき同時土中点播直播技術を導入すると、水稲作付面積が2.1~3.5haの規模拡大が可能で、晩播適性品種の導入でさらに拡大が可能となる。また134~367万円所得増となる。野菜(な...
要約 六条大麦「シュンライ」は秋田県内では少雪地域での栽培が可能である。本品種は成熟期が早く、麦ー大豆体系に適し、大粒で搗精白度が高く、精麦適性が高い。 背景・ねらい 大麦は小麦よりも熟期が早いことか...
要約 六条皮麦で「ミノリムギ」に比べ倒伏に強く、大粒で精麦特性が良好な早生種「ファイバースノウ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 「ミノリムギ」は、昭和43年に奨励品種に採用されて以来、食用良質大...
要約 亜熱帯牧草ルジグラスの培養細胞は酸性耐性を示し、また酸性条件下でアルミニウムが高効率で細胞内に取り込まれ、アルミニウムの一部は蛋白質と相互作用する。 背景・ねらい わが国は酸性土壌が広く分布し、...
要約 亜熱帯牧草ルジグラスの培養細胞は酸性耐性を示し、また酸性条件下でアルミニウムが高効率で細胞内に取り込まれ、アルミニウムの一部は蛋白質と相互作用する。九州農業試験場・作物開発部・育種工学研究室、...
要約 二条大麦47点、六条大麦95点、春まき小麦569点、秋まき小麦1,450点及び大豆1,650点の遺伝資源について一次特性調査を行い、さらに、大豆では形質間の関連性や主成分分析による分類を各地域における利用形態...
畑地の一毛作と二毛作における炭素のシーケストレーションの評価
要約 陸稲,トウモロコシ,大豆を一毛作した畑地と陸稲-大麦,落花生―小麦,トウモロコシ―大麦を二毛作した畑地における炭素収支を明らかにした。一毛作および二毛作畑地(表層腐植質黒ボク土)とも年間の炭素収...
要約 オオムギ縞萎縮病抵抗性を有し、耐倒伏性とうどんこ病に強く、高品質で栽培性かつ醸造適性に優れたビール大麦「きぬか二条」を準奨励品種に採用し、普及を図る。 背景・ねらい 近年、本県においてはビール大...
北陸地域の低湿重粘土水田における畑転換後の作付体系と土壌構造
要約 北陸地域の低湿重粘土水田では、水稲作付後の冬期間に畑作物を導入することにより作土層上部の粗間隙量は大きく増加する。加えて、夏作大豆の導入により、粗間隙量の増加は下部にまで及び、飽和透水係数が大...
寒冷地南部の重粘土水田における畑転換後の土壌水分特性と作物収量
要約 北陸地域では秋冬季の多雨・積雪の気象条件や重粘な土壌条件により、転作作物の安定的な生産が困難である。そこで、畑転換後の土壌水分特性を調査したところ、畑転換初年目は土壌水分張力が低く推移し、転換...
要約 北陸地域の低湿重粘土水田では、水稲作付後の冬期間に畑作物を導入することにより作土層上部の粗間隙量は大きく増加する。加えて、夏作大豆の導入により、粗間隙量の増加は下部にまで及び、飽和透水係数が大...
利根川下流域の水田複合型営農集団における乾田直播栽培技術導入の規模拡大効果
要約 利根川下流域の複合型水田作営農集団における不耕起乾田直播栽培技術の経営的評価を行い、経営面積がおおむね40haまでは水稲や麦類、大豆、いちご等を組み合わせた複合経営が合理的であること、また、直播技...