ダイレクトカット収穫による大豆ホールクロップサイレージの刈取り適期
要約 粗飼料源としての大豆は、葉部が50%程度黄化した時期にコーンサイレージ用作業機を利用してダイレクトカット収穫すれば、輸入アルファルファ乾草を代替できる高タンパク含量のホールクロップサイレージが調...
溶存酸素濃度低下を反映して増加する大豆タンパク質は冠水障害の指標になる
要約 出芽期大豆の冠水障害評価系において冠水液中の溶存酸素濃度低下を反映してポリガラクツロナーゼ阻害タンパク質およびエクスパンシン様タンパク質が増加する。これらタンパク質の量的変化を冠水障害の指標と...
耐倒伏性で草姿が優れる小粒黒ダイズ新品種候補系統「関東115号」
要約 ダイズ「関東115号」は関東地方における成熟期が中生の晩、子実の子葉色が緑色を呈する小粒の黒豆系統で、「黒大豆小粒」に比べ倒伏しにくく草姿が優れる。 キーワード ダイズ、中生の晩、小粒、黒豆、耐倒...
ダイズ品種「エンレイ」の縮緬じわが生じた種子の吸水・発芽特性
要約 縮緬じわ粒(以下、しわ粒)としわの生じていない種子(以下、整粒)では、種子の部位ごとの吸水速度が異なる。種子を冠水処理した時に生じる冠水障害の程度はしわ粒でより重度となる。種子活力はしわ粒が整粒よ...
要約 ダイズさび病抵抗性に関する実験手法を取りまとめたマニュアルである。本マニュアルをさび病菌の病原性の変異、並びに抵抗性の遺伝解析や選抜育種等に活用することで手法や材料が統一され、大豆生産の重要な...
ダイズに共生するアーバスキュラー菌根菌の種類は前作の影響を受けない
要約 ダイズの根に共生するアーバスキュラー菌根菌は、前作が宿主/非宿主植物、裸地のいずれであっても、共通の種類(phylotype)が検出される。 キーワード アーバスキュラー菌根菌、ダイズ、前作、宿主植物、非宿...
病虫害抵抗性で収量が多い中粒だいず新品種候補系統「東北171号」
要約 だいず「東北171号」は東北地域における成熟期が中生の晩でダイズモザイクウイルスおよびダイズシストセンチュウに強く、しわ粒が少ない白目中粒の多収系統である。 キーワード ダイズ、ダイズモザイクウイ...
要約 粒形の形質情報を簡便かつ迅速に抽出することが可能なソフトウエア(SmartGrain)を開発した。従来手法に対する計測精度および作業効率の向上を確認し、粒形の僅かな差異を制御する遺伝子の単離に...
要約 大豆植物体において土壌環境下で起こる湿害や乾燥ストレス等を生物フォトンの放射量の相違によって識別でき、根の湿害を地上部で植物体の非破壊系で検出するために生物フォトン照射を利用できる。 キーワー...
要約 2種の開花数の増減を確率密度分布として捉え、2つの分布間の類似度を示す指標を「開花重複度(S)」と定義することにより、開花重複日数など従来使われてきた指数より正確な交雑可能性の定量的評価...
ダイズ子実への高カドミウム蓄積性を判別できる高精度DNAマーカー
要約 ダイズの高カドミウム蓄積性を判別する高精度なDNAマーカーを開発した。このDNAマーカーは、品種育成の過程で高カドミウム蓄積性品種・系統の選抜に利用できる。 キーワード ダイズ、カドミウム蓄積性、品種...
耕うん同時畝立て播種機汎用利用による平高畝を活用した麦-大豆作体系
要約 耕うん同時畝立て播種機による平高畝を用いた大麦条播-大豆の狭畦多条播体系では、収量は対照より水稲後大麦で2~3割、大麦後大豆で1~5割の増加が見込める。1俵あたり費用合計は現状平均より大麦は同等ない...
大豆の冠水抵抗性機構においてユビキチン-プロテアソーム分解が抑制される
要約 大豆の出芽期における冠水抵抗性試験を毎世代継続することにより、選抜されたγ線照射由来突然変異体においては、冠水時にユビキチン-プロテアソーム分解機構が抑制されている。 キーワード 大豆、湿害...
要約 ダイズさび病菌に対する16のダイズ判別品種の反応を抵抗性型、中間型、感受性型に分類することで、南米のダイズさび病菌の病原性を評価する。2007年~2010年の3ダイズ作期に採集したブラジル、アルゼンチン...
ダイズモザイク病に強く良質な中生の早のダイズ新品種候補系統「東北166号」
要約 ダイズ「東北166号」は東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスと倒伏に強い系統であり、子実は白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生の早、ダイズモザイクウイル...
ダイズモザイク病と倒伏に強い中生のダイズ新品種候補系統「東北164号」
要約 ダイズ「東北164号」は東北地域における成熟期が中生でダイズモザイクウイルスと倒伏に強い系統であり、子実は白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生、ダイズモザイクウイルス抵抗性...
要約 ダイズの開花期に最も大きな効果を及ぼす遺伝子(E1遺伝子)を単離し、日長に反応してダイズが開花する過程で、この遺伝子が花成ホルモンの一部であるフロリゲン遺伝子を介して開花時期を調節して...
晩生型開花期遺伝子の導入により大豆品種の栽培適地を南に拡大できる
要約 DNAマーカーと連続戻し交雑により開花期遺伝子座を晩生型に置換した準同質遺伝子系統により、栽培適地を拡大できる。「エンレイ」晩生化系統では、栽培適地より南で栽培しても、元品種と比較して生産物特性...
イネ・ダイズ等の低温及び乾燥環境下における主要転写経路の同定
要約 マイクロアレイを用いてイネ、ダイズ、シロイヌナズナの低温及び乾燥誘導性遺伝子を同定した。さらに網羅的にプロモーター解析を行い低温及び乾燥誘導性プロモーターに保存されているシス因子を同定して、主...
新系統遺伝子組換えダイズMON89788の定量分析法の開発および妥当性確認
要約 リアルタイムPCR法を利用した、新規遺伝子組換えダイズMON89788の定量検知法を開発した。本検知法は、混入率が0.1%の試料においても、20%以下の室間精度で定量が可能であり、我が国の遺伝子組換え食品検査の...