肉用牛への非加熱穀類給与は加熱圧片穀類に比べ飼料効率を低下させる
要約 黒毛和種去勢牛に荒挽大麦および挽割トウモロコシを給与すると、枝肉成績に差はないが、加熱穀類に比べ飼料効率を低下させる。 キーワード 肉用牛、穀類、加工形態、飼料効率 背景・ねらい 4県協定研究によ...
トウモロコシ形状が黒毛和種去勢牛の産肉性および美味しさ成分に及ぼす影響
要約 黒毛和種去勢牛への加工形状の異なるトウモロコシ給与は、牛肉の美味しさ成分(グルタミン酸、イノシン酸)に影響することが明らかとなる。 背景・ねらい 家畜用飼料のトウモロコシは、1995年から圧ぺんや粉...
要約 菓子・乾麺屑はTMR中の殻類と置換し、乳牛へ給与することが可能である。これら食品製造残さの給与により、第一胃アンモニア態窒素濃度と血中および乳中尿素窒素濃度が低減する。 キーワード 乳用牛、菓子屑...
屑米、エゴマ等給与によるα−リノレン酸割合の高い鶏卵生産技術
要約 屑米、屑大麦主体の飼料を採卵鶏に給与することにより、卵黄中のn-6系列脂肪酸であるリノール酸の割合が減少し、さらにエゴマ種子の添加によりn-3系列の脂肪酸であるα-リノレン酸の割合が10倍以上に増加し、...
LCA手法による休耕地を活用した濃厚飼料供給システムの環境評価
要約 ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用い、国内畜産業への濃厚飼料供給システムを変更した場合の環境影響を評価した。米国産とうもろこしの一部を休耕地に作付けした大麦に代替えすれば、CO2換算量7.8...
出荷前6ヵ月間の大麦およびトウモロコシ給与は肉質・脂肪質に差はない
要約 黒毛和種去勢牛7頭を用いて、出荷前6ヵ月間の大麦圧扁とスチームフレークトウモロコシ給与による発育、飼料摂取量、枝肉成績および蓄積脂肪の脂肪酸組成に差は見られない。 キーワード ウシ、黒毛和種去勢牛...
要約 飼料中の圧片大麦(濃厚飼料中に占めるTDN割合30%)の代替としてイネ穀実サイレージを給与しても肥育成績や肉質への影響はみられず、脂肪酸組成においても、風味に影響するとされる不飽和脂肪酸割合が高い傾...
要約 濃厚飼料中の玄米割合が30%でも肥育成績の低下や肉質への影響は見られず、黒毛和種去勢牛の肥育において大麦の代替としての玄米利用は可能である。 キーワード 玄米、黒毛和種去勢牛、肥育、脂肪酸組成 背...
要約 自走式フレール型刈り取りロールベーラは飼料イネの他、牧草や飼料作物の収穫が可能であり、調製されたサイレージの貯蔵性は優れている。 キーワード 自走式フレール型刈り取りロールベーラ、サイレージ、貯...
リボソーム不活性化タンパク質遺伝子のイネへの導入による病害抵抗性の付与
要約 ライムギ、エンバクのリボソーム不活性化タンパク質(RIP)遺伝子を良食味イネ品種「どんとこい」に導入すると、いもち病に対して「トドロキワセ」と同程度かそれ以上、白葉枯病に対して「日本晴」程度の病害...
要約 放牧時のデンプン質併給飼料は圧片トウモロコシ、泌乳前期濃厚飼料のCP含量は14%(乾物)がよい。放牧時のTDN自給率を70%とする飼料給与メニューにより濃厚飼料給与量1,439kg(乾物)で一乳期換算乳量8,200k...
第一胃内発酵特性を活かした乳牛へのアルファルファサイレージ給与法
要約 アルファルファサイレージ給与時に、第一胃内の発酵速度が速い圧ぺんとうもろこしを併給すると、蛋白質利用性が高まる。このように、第一胃内発酵特性を考慮した併給飼料を組み合わせて、アルファルファサイ...
要約 乾燥豚ぷん、オガクズ牛ふん堆肥、発酵鶏ふんの3種の資材について、窒素の肥効率を明らかにした。化学肥料の窒素利用率を100として比べた窒素の肥効率は乾燥豚ぷんが54~70,オガクズ牛ふん堆肥が33~36,...
要約 第一胃分解性の異なる、でん粉質飼料2種類(トウモロコシと大麦)、蛋白質飼料2種類(大豆粕と魚粉)の産乳効果を検討したところ、でん粉質飼料ではトウモロコシの方が採食量、乳蛋白生産量が高く、蛋白質飼...
要約 肥育後期の丸粒トウモロコシ給与が、黒毛和種去勢牛の産肉性に及ぼす影響を大麦 給与と比較して検討した結果、丸粒トウモロコシ給与は圧ぺん大麦・挽割り大麦と同等の 肉質が得られることを明らかにした。...
要約 二条大麦(四国裸97号)の胚乳から精製した澱粉枝付け酵素をアミロースに作用させると、グルコース6畳体を最小単位とする転移反応が起こる。この反応特性を利用すれば、溶解性の優れた高分子分岐α-グルカン...
要約 豆腐粕をサイレージ化して給与した牛の肉質は、穀類中心の対照区の肉質と比べて、脂肪交雑やロース芯面積に有意な差はなく、牛脂の黄色みが薄くなる。 背景・ねらい 昨今、都市環境保全のための資源のリサ...
要約 夏作前の乾燥牛糞一括施用よって、夏、秋、冬作物を通して化学肥料施用と同等の収量が確保できる。しかし、牛糞からの無機態窒素放出は、ほぼ周年的に起こり、また、約570Nkg/haを超える牛糞施用は、経年的...
要約 遺伝子構造の比較から、植物のカタラーゼ遺伝子群の分子進化の過程を推定した。さらにカタラーゼ遺伝子の構造を指標にしてアフリカ野生稲の遺伝的多様性を明らかにし、これを利用したアフリカ野生稲の新しい...
要約 ケツルアズキの実生より、フラボノイドの3位にガラクトースを転移するUDP-ガラクトース:フラボノイド 3-O-ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子を単離した。これはガラクトース転移酵素遺伝子の植物にお...