要約 豚熱ウイルスを接種する14日前に経口ワクチンを投与されたイノブタは、発熱や白血球減少症を示さず、ウイルス血症やウイルス排泄も起こさない。すなわち、経口ワクチンは、発症を防ぎ、動物体内でのウイルス...
要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
4種の必須アミノ酸を強化した飼料による暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績改善
要約 32℃の暑熱環境において給与飼料に必須アミノ酸であるリジン、トレオニン、メチオニンおよびトリプトファンを添加して要求量の150%とすることで飼養成績が改善する。4種のアミノ酸に加えて油脂を添加して飼料...
肥育後期豚にすりゴマを給与すると、背脂肪内層中に抗酸化物質が移行する
要約 肥育後期豚にすりゴマを3%含む飼料を出荷体重まで給与すると、ゴマ由来の抗酸化物質であるγ-トコフェロールとゴマリグナン類が蓄積した特色ある豚肉が生産できる。 キーワード 肥育後期豚、すりゴマ、...
カップ麺製品におけるノシメマダラメイガ混入時期推定のための発育調査
要約 カップ麺製品での本種の発育日数(孵化から成虫まで)は平均37.7日(25°C)であり、生きた幼虫が発見された場合、混入時期推定の目安に利用できる。カップ麺容器内に200個体の孵化幼虫を投入した場合は、明...
生産現場での肥育豚への玄米および甘藷残さの給与はトウモロコシの代替となる
要約 養豚の生産現場において、肥育後期豚への飼料用玄米と干し芋加工残さまたは芋ようかん残さの併給は、トウモロコシ主体飼料給与の豚と遜色のない飼養成績で、トウモロコシ主体飼料給与の豚とは背脂肪の脂肪酸...
要約 赤かび病を発症したトウモロコシの穂において、フモニシンの濃度が高いことがある。その穂は、病徴部位は非常に高い濃度のフモニシンが検出されるが、同じ穂でも無病徴部位のフモニシン濃度は低い。 キーワ...
要約 回腸末端アミノ酸消化率は、飼料用米「ふくひびき」はいずれのアミノ酸もトウモロコシと差が無いが、「モミロマン」は6つのアミノ酸でトウモロコシより低い。 キーワード 育成豚、回腸末端アミノ酸消化率、...
放射性セシウムを含む玄米配合飼料を給与したブタ体組織の放射性セシウム濃度
要約 暫定許容値未満の放射性セシウムを含む飼料用玄米を70%配合した飼料を体重約28kgの肥育前期豚に3週間給与すると、飼料中の放射性セシウムが体組織に移行する。その濃度は給与飼料中の濃度よりも低値を示し、...
紫黒米の給与により暑熱環境下の種雌豚の血漿抗酸化状態が改善する
要約 豚の消化システムにより紫黒米から多量の抗酸化成分が遊離する。紫黒米を暑熱環境下の種雌豚に給与すると、摂食開始1時間後の血漿抗酸化能が有意に上昇する。 キーワード 繁殖豚、暑熱、酸化ストレス、抗酸...
飼料用米と乳酸菌RO50株を用いた4-アミノ酪酸(GABA)高含量飼料原料
要約 飼料用米に乳酸菌(Lactococcus lactis)RO50株を加えて室温~40℃で半月~1ヶ月程度発酵させることによって、4-アミノ酪酸(GABA)を1.2g/kg程度含有する飼料原料が調製できる。 キーワード 4-アミノ酪酸...
要約 米1kgあたり0.15Lの水しか必要としない超節水型洗米機を用いる無洗米製造工程から排出される濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加すると保存性が改善される。乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.2%と高く、養豚...
豚由来亜臨界水処理血粉は子豚用飼料の新規蛋白質源として有効である
要約 と場で廃棄される豚血液を亜臨界水処理して得られる亜臨界水処理血粉を離乳子豚に給与すると、血漿蛋白を給与した場合と同等の増体成績が得られることから、新規蛋白質源として有効である。 キーワード 亜臨...
要約 飼料米を15あるいは30%配合した飼料を肥育豚に給与すると、良好な発育成績ならびに枝肉成績がえられる。また、皮下脂肪内層のオレイン酸割合は高く、リノール酸割合は低くなり、硬くしまりがある方向へ脂肪...
飼養成績に影響させず低リジン飼料給与で豚の筋肉内脂肪含量を高める
要約 肉豚飼料のリジン含量を要求量の80%に制限して、体重75kgから115kgまで給与すると、飼養成績に影響を及ぼさず筋肉内脂肪含量の高い豚肉が生産できる。 キーワード リジン、飼養成績、筋肉内脂肪含量 背景・...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は豚肥育後期飼料に10%配合できる
要約 体重80kgの肥育豚にDDGSを10%配合した飼料を給与し、発育成績と出荷時の肉質等に及ぼす影響を検討したところ、DDGSを配合しないものに比べて差はみられず、肉豚肥育用配合飼料においてDDGSを10%配合するこ...
要約 さまざまな肥培管理での窒素溶脱を容易に予測できる窒素溶脱解析ツールSOILN-jpnを開発した。これにより、アンモニア肥料あるいは堆肥を施用した黒ボク土畑圃場から溶脱する浸透水中硝酸性窒素濃度の推移...
そばくずとオカラを混合したサイレージは豚の肥育飼料として有効である
要約 食品製造過程で発生するそばくずとオカラを混合、調製したサイレージは良質で保存性が高い。このサイレージを肉豚の肥育後期に給与すると市販配合飼料を給与した場合と同等の発育成績が得られ、胸最長筋内の...