要約 サツマイモ基腐病(基腐病)の病原菌を検出・同定する新たなリアルタイムPCR法である。本技術を用いることで、基腐病菌と同属近縁種を迅速かつ正確に区別して検出・同定でき、基腐病の高感度かつ高精度な診断...
要約 日本で発生しているトマト葉かび病菌のレースは、国内で独自の寄生性分化を遂げ、日本特有のレースが生じており、またそれぞれの地域で独立して別々の親系統から新レースが発生する。 キーワード トマト葉か...
要約 全国から収集したトマト葉かび病菌は、新たなレースを含む12種類のレースに分化しており、そのうち5種類のレースは海外でも報告のない日本特有のレースである。これら多様なレースの全てに対して抵抗性を示...
ウリ類退緑黄化ウイルスによるメロンおよびキュウリ退緑黄化病(新称)
要約 メロンおよびキュウリで発生する黄化症は、タバココナジラミバイオタイプQおよびBが媒介するウリ類退緑黄化ウイルスの感染で発病するメロンまたはキュウリ退緑黄化病である。 キーワード ウリ類退緑黄化ウイ...
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスの感染が疑われるメロンおよびきゅうりからRNAを抽出し、特異的プライマーを用いたRT-PCRにより感染を診断することができる。 キーワード ウリ類退緑緑黄化ウイルス、RT-PCR、迅速診...
キュウリ黄化ウイルスが生育初期に感染した露地キュウリにおける病徴推移
要約 オンシツコナジラミを用いてキュウリ黄化ウイルスを接種したキュウリには接種約20日後の下位葉に部分黄化症状が生じる。また、接種約25日後の中位葉に淡黄色症状が接種30~60日に退緑斑,黄緑色症状が現れる...
イチゴ高設栽培における生育、収量に影響のない灌漑水のNa濃度
要約 培土量が少ないイチゴの高設栽培においてNa濃度が100mg/Lと高い灌漑水を利用すると、厳寒期にNa過剰による新葉の黄化症状が現れ、3~5月の収量が低下する。灌漑水のNa濃度が50mg/L以下であれば葉の黄化はみ...
米糠混和・太陽熱併用処理によるメボウキ立枯れ症とネコブセンチュウ防除
要約 バジル(メボウキ)の立枯およびネコブセンチュウ病に対して米糠混和と太陽熱処理を併用処理することで被害が大幅に軽減される。 キーワード Fusarium oxysporum、米糠、ネコブセンチュウ、太陽熱処理 背景...
要約 ニガウリ花粉の発芽は、温度摂氏25~30度で最も良好となり、摂氏35度以上の高温に3時間遭遇した花粉は、発芽能力が低下する。また、花粉の発芽が優れる時間帯は、雄花が開花する日の出前後である。鹿児島県...
要約 市販F1品種にはキャベツバーティシリウム萎凋病に対し、激発圃場でも被害を回避できる強い抵抗性を有する品種が存在する。固定品種の抵抗性検定結果との比較により、今後の抵抗性育種の可能性が示唆された。...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
エンドウヒゲナガアブラムシで伝搬されるダイズわい化ウイルスの新系統
成果の内容・特徴