カンキツの268個のSNP遺伝子型を迅速に決定できるアレイの開発
要約 開発したカンキツのSNP(一塩基多型)アレイは、交雑実生集団等を対象に、迅速に268個のSNPマーカーの遺伝子型決定を行うことができ、カンキツのDNAマーカー育種に利用可能である。 キーワード カンキツ、アレ...
常緑性のウンシュウミカンと落葉性のカラタチでは花成遺伝子の発現時期が異なる
要約 花芽形成の季節周期が大きく異なる常緑性のウンシュウミカンと、落葉性のカラタチでは、花成遺伝子の発現は、それぞれの花成誘導時期に対応して異なる季節変動を示す。 キーワード カンキツ類、花芽形成、遺...
要約 カンキツ果実に含まれる主要な機能性成分である17種類のフラボノイド類についてカンキツ果実45種のアルベド、フラベド、じょうのう膜、および果肉における組成データを提供する。 キーワード カンキツ、フラ...
要約 キンカンはカンキツトリステザウイルス(CTV)に感受性であるが、「ニンポウキンカン」、「マルキンカン」、「四倍体ニンポウキンカン」及び「ぷちまる」は弱毒系の2分離株(M12、M16A)に対して免疫性...
カンキツ類における「無核紀州」に由来する雌性不稔性の遺伝様式
要約 「無核紀州」に由来する無核性は、受精した胚珠の発育が早期に停止し退化するもので、後代に強く遺伝する。その遺伝様式は2対の遺伝子座で推定でき、「ナガミキンカン」を種子親にする場合を除いて容易に無...
要約 カンキツ台木実生の主幹に別の台木の樹皮を皮接ぎすると、相対的に樹勢の弱い台木の樹皮を接いだ部分が太くなる。この現象を利用し、カンキツ台木の樹勢調節能を実生の段階で早期評価することが可能である。...
要約 「紀の国温州」ではヒリュウ台で樹体のわい化効果が認められ、果汁の糖度が増加する。また、ヒリュウ台では1樹当たりの収量は少ないが、樹容積当たりの収量は多い。 背景・ねらい わが国におけるカンキツ...
要約 キンカン新品種「ぷちまる」は「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカンである。極少核性で食べやすい。成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好である。 背景...
要約 発がん抑制効果の高い物質として注目されるプロビタミンAのβ-クリプトキサンチンは、特にウンシュウミカン、ポンカン等のミカン類と、キンカンに多く含まれる。 背景・ねらい
カンキツの果実には、数十...
要約 Chromomycin A3(CMA)と4'-6-diamidino-2-phenylindole (DAPI)を用いた蛍光分染により、カンキツ属、カラタチ属、キンカン属において、相互に識別可能となるマ-カ-バンドが得られた。これにより、染色体地...
要約 「かんきつ中間母本農5号」は,「リー」と「無核紀州」の雑種である。「リー」に似て減酸が早く品質良好で剥皮性も良い。「無核紀州」より大果である。健全花粉を持つが,雌性不稔で無核である。「無核紀州...