集水域における環境保全型稲作技術導入による流出負荷低減効果のモデル評価
要約 水稲栽培における施肥・水管理の改善による栄養塩類等の流出負荷低減効果を予測・評価する重回帰モデルを開発し、平準降雨年における水稲栽培技術別の原単位を設定することで、琵琶湖集水域における環境保全...
緩効性肥料と生分解性マルチと一工程収穫機を用いたサトイモ省力栽培
要約 緩効性肥料による全量基肥施肥と生分解性マルチを利用した無中耕無培土栽培と、収穫、拾上げ、親イモ分離を一工程でできる一工程収穫機を用いることで、サトイモの慣行栽培と比べ、作業時間が約24%短縮でき...
要約 リーフパンチ採取の葉片を直接NCアナライザーで測定する簡易分析による葉片の窒素含有率は、茶葉(個葉)の窒素含有率と相関が高い。継続的に葉片を採取することにより、簡易に樹冠面葉中の窒素含有率と窒素...
細粒黄色土壌での10年間施肥量削減が一、二番茶の品質等に及ぼす影響
要約 年間窒素施用量54kg/10a(現行施肥基準)より減らした施肥を、10年間継続しても、年間窒素施用量40kg/10aでは、生育、収量、品質等に差が認められず、窒素施用量削減の影響はみられない。 キーワード チャ...
半促成メロンでは土壌還元消毒後の診断施肥により施肥窒素を削減できる
要約 施設半促成メロンでは、夏季の土壌還元消毒時に施用するふすまから、処理後およそ2ヶ月で約50%の窒素が無機化され、診断施肥(土壌診断に基づく適正窒素施肥)により施肥窒素を削減できる。 キーワード 土...
要約 牛ふん尿由来のメタン発酵消化液は、化学肥料と同量のアンモニウム態窒素を含む量を施用することにより、食用米生産の基肥利用として、化学肥料代替で利用することができる。また、肥料効率の面から、施肥は...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 育苗箱全量施肥法において従来困難とされた多量施用(約1,500g/箱)が肥料位置を床土上から床土下に変えることで可能となる。これにより疎植栽培(条間30cm×株間30cm、移植箱数9~10箱/10a)に必要な窒素量...
要約 ブロッコリーセル内の窒素施肥育苗では、葉の接触刺激により苗の発根促進や徒長抑制など苗質向上に関与し、エチレンを生成するが、品種によりその効果は異なる。 キーワード ブロッコリー、接触刺激、セル内...
豚ぷん尿から結晶化法により回収されるリン酸資材(MAP)の肥効特性
要約 豚ぷん尿から結晶化法によって回収されるリン酸資材(MAP)は、く溶性リン酸を主成分とするが、その溶出特性はく溶性を主成分とする熔リンとは異なり、チンゲンサイの施肥反応は水溶性とく溶性を併せ持つ重...
要約 粒径2~4mmに調製した水稲側条用BB肥料は側条施肥装置による繰り出し精度が化成肥料とほぼ同じで、5時間の連続作業でも詰まりを生じることはない。BB肥料の水稲の生育、収量、品質に対する肥効も化成肥料と...
要約 短節間かぼちゃ「TC2A」は、育苗に深型セルトレイを用い、施肥窒素量の30%程度を緩効性肥料(40日タイプ)とし、2条千鳥植えとすることで収量・品質の安定化と省力・低コスト化が可能である。また、機械定...
穂揃期の葉色及び葉身長による硬質小麦品種「ミナミノカオリ」の子実タンパク質含有率の推定
要約 硬質小麦品種「ミナミノカオリ」について、穂揃期における上位第2葉のSPAD値に葉身長を乗じた値により、子実タンパク質含有率を推定できる。 キーワード タンパク質含有率、SPAD値、葉身長、ミナミノカオリ ...
要約 2畦用畦立マルチャを基軸にトラクタバッテリ電源を利用した作業機を組み合わせることにより、焼酎原料用サツマイモの植付前作業の作業可能面積は約2倍に拡大できる。加えて、燃料費、労賃削減と、資材の畦内...
堆肥施用と被覆尿素を用いた帯状施肥によるタマネギの窒素6割減肥栽培
要約 中晩生タマネギにおいて、おがくず牛ふん堆肥を5t/10a施用する条件下で、被覆尿素を畦面幅に帯状施肥すれば窒素を6割減肥しても、慣行施肥(26.8kg/10a)と同等の収量が得られ、貯蔵性が向上する。 キーワー...
おがくず牛ふん堆肥を施用したキャベツの3割減肥と化学肥料由来窒素6割削減
要約 秋どりキャベツ栽培において、おがくず牛ふん堆肥を5t/10a施用することで、慣行(24.4kg/10a)の3割の減肥が可能になり、基肥に動物質有機肥料、追肥に硫安を利用することで特別栽培に準じた施肥が可能であ...
スイートコーン・レタスのマルチ栽培における条施肥機を用いた減化学肥料栽培
要約 露地野菜栽培であるスイートコーン・レタスのマルチ輪作栽培において条施肥すると、肥効率が向上し、標準施用量から5割減肥しても全層施肥と同等以上の収量が確保できる。 キーワード スイートコーン、レタ...
要約 カラーピーマンの促成栽培においては、低濃度の追肥をかん水と同時に施肥することにより、土壌溶液中の硝酸イオン濃度の推移が緩やかになり、可販果収量が増加する。 キーワード カラーピーマン、収量、かん...
食品残さのペレット肥料化及びそのマニュアル化による利用技術体系
要約 食品残さから製造した堆肥を原料として、ペレット肥料(堆肥ペレット)の製造技術と作物への利用技術を明らかにし、マニュアルを作成した。そのマニュアルを活用することにより、水稲、露地葉根菜類、花きに...
夏秋トマト簡易隔離床栽培における硝酸態窒素の施用による尻腐れ果発生抑制
要約 夏秋トマト簡易隔離床栽培において、施肥を単肥配合により窒素形態を硝酸態窒素94%とすることで、可販果収量が多くなり、尻腐れ果の発生を低下させることができる。 キーワード 夏秋トマト、簡易隔離床、養...