要約 地温25℃温度変換日数を生育スケールとする稲体の窒素吸収パターンは、「幼穂形成期の窒素保有量Nx1」と「幼穂形成期から穂揃期までの窒素吸収量Nx2」により特徴づけることができ、これらを変数とする重回帰...
要約 極早生温州「かごしま早生」の産地の葉中窒素の平均は約3%で基準値(2.7~3.2%)以上が全体の19%でみられ、やや高い傾向にある。 キーワード かごしま早生、葉中窒素含量 背景・ねらい 「かごしま早生」は9...
牛糞堆肥と被覆肥料利用による湛水土壌中条播栽培の窒素施用量削減技術
要約 無湛水出芽方式の湛水土壌中条播栽培において、被覆尿素入り複合肥料の側条施肥による基肥-穂肥体系は慣行の速効性肥料分施体系より窒素施用量を総施用量の20%削減できる。牛糞堆肥2t/10a連用により、さら...
塩化ナトリウム添加及び遮根シート利用による良食味トマトの養液栽培
要約 やし殻繊維を培地において、培養液に塩化ナトリウムを添加してEC3.0dS/mとすると、収量は慣行の65%前後、糖度(Brix値)7程度の果実が生産できる。また、栽培ベッド内の株元容積を1リットル程度に制限する...
水稲−イタリアンライグラス連続不耕起栽培におけるもみ殻牛ふん堆肥の利用
要約 水稲-イタリアンライグラス連続不耕起栽培においてもみ殻牛ふん堆肥を連用(1t/10a、2回/年)すると、化成肥料を減肥しても収量は減少せず、不耕起土壌においても下層土の交換性塩基類および可給態リ...
要約 有機物を連用し地力の高まった水田で水稲品種「ヒノヒカリ」の点播栽培にリニア型50日溶出とシグモイド型45日抑制55日溶出の被覆尿素を1:2の配合割合で全量基肥に使うと、窒素を慣行施肥量の最大30%程度減...
要約 有機物を連用し地力の高まった水田で水稲品種「ヒノヒカリ」の点播栽培にリニア型50日溶出とシグモイド型45日抑制55日溶出の被覆尿素を1:2の配合割合で全量基肥に使うと、窒素を慣行施肥量の最大30%程度減...
リン酸緩衝液抽出窒素と仮比重によるコシヒカリの基肥窒素診断法
要約 連年水田のコシヒカリの基肥窒素量は,土壌をリン酸緩衝液で浸とう抽出した窒素量に仮比重を乗じた値から診断できる。この基肥診断によって,コシヒカリは倒伏することなく,安定収量が得られる。 キーワー...
要約 高知県における「ヒノヒカリ」を用いた不耕起乾田直播栽培法では、春季代かきと除草剤を組み合わせた除草体系とともに、浸種による出芽の安定を図る。播種量は10a当たり8kg用意し、施肥には140日タイプの緩...
茨城県における打込式代かき同時施肥播種機によるコシヒカリの湛水土中点播栽培技術
要約 種子肥料繰出ロールを装着した打込式代かき同時施肥播種機は,代かきと同時に施肥播種作業が行え,省力かつ安定したコシヒカリの湛水土中点播栽培を行うことができる。 キーワード 点播栽培,打込式,代かき...
要約 これは水稲等の液肥に利用できる。また、粉状堆肥と混合して顆粒状とする成型加工により、広域流通できる。 キーワード 堆肥化、臭気対策、硫酸スクラバー装置、脱臭廃液、液肥、水稲、成型化 背景・ねらい ...
要約 農水省米生産費調査の結果を基に、土地改良水利費、地代及び製品歩留まりの相違を考慮した北海道の市町村別米生産費と収益を推計し、60kg当たり生産費が12,000円未満となる水稲累積面積は13市町村、32,000ha...
肥効調節型被覆肥料を利用した穂肥一括施用による玄米品質の向上
要約 速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた配合肥料をコシヒカリの穂肥として一括施用すると、慣行分施と同等以上の収量性を維持しながら、乳白粒や胴割粒などの発生を抑え、良質粒割合や食味値を...
要約 水稲(コシヒカリ)の側条施肥による全量基肥栽培では、速効性肥料と被覆肥料を1:2に配合した肥料が適しており、慣行分施の施肥窒素量よりも3割減肥が可能である。この栽培法によって、施肥の省力化と肥...
要約 愛媛農試方式による簡易高設栽培は、ピートモスともみがらくん炭を等量混合した培地に緩効性肥料での全量基肥とし、点滴チューブで適宜給水した後、排液を給水タンクに戻し循環させる安価な循環型ハンモック...
要約 沖縄本島北部地域の1期作における「ひとめぼれ」の施肥法は分施の場合、穂肥の多量施用は食味低下を招くことから避ける。肥効調節型肥料による全量基肥施用は30~50日タイプ(緩効率50~60%)が適している。な...
FACE(開放系大気CO2増加)圃場では米収量が増え,タンパク含量が減る
要約 イネでは世界初のFACE(開放系大気CO2増加)実験を,岩手県雫石町の農家水田で3年間実施したところ,CO2増加でイネの生長が促進されモミ数が増える結果,米収量が増加した。窒素肥料を標準量よりも減らすとC...
要約 富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を積極的に水田の潅漑用水として用いる無肥料での有用作物(イネ)栽培は,湖沼からの窒素の回収,その作物への変換及び水質浄化への貢献を目指す新たな発想でのシステムであ...
けい酸加里肥料の育苗箱施用による‘コシヒカリ’の苗質および玄米品質の向上
要約 けい酸加里肥料(細粒品)100gを育苗箱の床土(約3kg)に混合すると、ケイ酸吸収量が増加し苗質が向上する。また、本田での登熟歩合が高まり、乳白粒率が低下して検査等級が向上する。 キーワード けい酸加...
中山間地域における良食味米安定生産のための有機配合肥料を用いた施肥法
要約 中山間地域の水稲栽培(ヒノヒカリ)において、有機配合肥料を基肥0.4(Nkg/a)、穂肥0.2(Nkg/a)施用すれば、安定した収量を確保し、玄米タンパク含有率を抑えられる。 キーワード 有機配合肥料、タンパク含有...