要約 日本海側砂丘畑地のパン用小麦栽培では低タンパク質含有率になるため追肥量・回数を増やす必要がある。追肥体系の見直しおよび液肥による同時葉面散布による省力作業により作業回数を従来の4/7に削減でき、...
小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
要約 小麦カバークロップ不耕起栽培は、大豆のアーバスキュラー菌根(AM)菌感染を促進するだけでなくその群集構造にも影響を及ぼし、慣行体系で栽培される大豆とは異なるAM菌相を形成する。 キーワード カバークロ...
要約 黒ボク土畑への40t/haまでの木炭施用は、土壌表面からの温室効果ガス発生量に影響を及ぼさない。大気中の二酸化炭素に由来する木炭中の炭素は分解し...
放射性Cs汚染麦ワラを汚染土壌へ施用してもコマツナのCs吸収は抑制される
要約 原発事故により放射性Cs(134Cs+137Cs、以下RCs)で汚染された麦ワラを汚染土壌に施用してコマツナをコンテナ栽培しても、RCs濃度は無施用に比べて増加せず、抑制される。 キーワード ...
窒素余剰量を考慮しながら所得最大となる作付構成を提示できる経営計画モデル
要約 目的関数を所得の最大化とする経営計画モデルに窒素投入および窒素持出に関するプロセスを加え、窒素余剰量を制限する経営計画モデルである。本モデルを用いることで窒素余剰量を考慮しながら所得最大となる...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
施用肥料中の塩化物イオン量が多いと小麦子実カドミウム濃度が高まる
要約 塩安は塩化物イオンを多く含むため、塩安入り肥料を施用すると尿素や硫安を施用した場合より小麦子実カドミウム濃度が高まる。したがって、小麦子実カドミウム濃度低減のため、窒素成分としては尿素または硫...
稲麦サイレージ二毛作は食用麦との二毛作に近い経済性が見込まれる
要約 麦ホールクロップサイレージは飼料としての評価が高く、稲麦サイレージ二毛作は 農地と収穫機の有効利用、作業競合の軽減等の合理性もある。その経済性は、現行の助成 制度では平均的条件で食用小麦をやや下...
不耕起水田輪作体系におけるリン酸、カリ減肥下での土壌養分動態と収量性
要約 水田輪作体系において,小麦の栽培時に播種前のリン酸施肥量とカリ追肥量を増やすことにより、大豆、水稲を無リン酸、無カリ栽培した場合でも、各作物とも大きな減収は認められず、土壌の可給態リン酸もほと...
アーバスキュラー菌根菌宿主跡のダイズ栽培ではリン酸施肥を3割削減できる
要約 北海道でダイズを栽培する場合、アーバスキュラー菌根菌の宿主植物栽培跡地ではリン酸施肥を現行基準から3割削減可能である。この技術はダイズ収量水準が標準レベルの場合に適用できる。 キーワード アーバ...
北海道の水田転換畑から発生する一酸化二窒素は黒ボク土より泥炭土で大きい
要約 一酸化二窒素発生量は、黒ボク土水田転換畑に比べ泥炭土水田転換畑で顕著に大きい。泥炭土水田転換畑の高い一酸化二窒素発生は9月~10月にかけて観測される。さらに、泥炭土水田転換畑では、慣行耕起栽培に...
ロータリシーダを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できる作溝・畦成形ユニット
要約 市販のロータリを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できるユニットである。市販されている2機種に対応できる。受注生産で市販化され、以前に提案したモデルに比べて播種機構成がコンパクトになり種子・肥料の補...
要約 前作物収穫後不耕起圃場において、浅いチゼル耕と同時に肥料・種子を落下散布することにより、高能率な作目切替作業が1行程でできる。小麦・ソバの他、大豆・ナタネにも適用可能である。ロータリ耕方式と比...
細粒灰色低地土における水稲-イタリアンライグラス体系での牛ふん堆肥連用効果
要約 水稲-イタリアンライグラス体系の牛ふん堆肥連用は、水稲-小麦体系での稲麦わら堆肥連用に比べ土壌の有機物、可給態リン酸含量は増加し、膨軟になる。しかし、この体系において、化学肥料の減肥なしで牛ふん...
GISと表計算ソフトを組み合わせた窒素流達負荷量のモデル評価法
要約 GISと表計算ソフトを組み合わせることにより琵琶湖流域内の窒素流達負荷量を簡易に評価できる。本法により水田、転換畑、市街地、事業所、畜舎、山林などが混在した流域における水田からの河川排出負荷量や...
水田転換畑におけるレーキ付正転ロータリによる大麦耕うん播種一工程作業技術
要約 2.2m幅の代かきハローに肥料ホッパ200Lと種子ホッパ40L、強度改良した鎮圧ローラなどを装着した、播種幅15cmで、畝間45cmの麦整地播普通栽培用の4条ハローシーダである。埼玉県北部地域の小麦ドリル播き栽...
要約 宮城県におけるシラネコムギ全量基肥栽培に適する肥効調節型肥料はシグモイド型40日溶出タイプであり、慣行追肥の窒素成分合計量にあたる1.0kg/aを慣行の基肥と同時に施用することで、追肥作業を行うことな...
要約 2.2m幅の代かきハローに肥料ホッパ200Lと種子ホッパ40L、強度改良した鎮圧ローラなどを装着した、播種幅15cmで、畝間45cmの麦整地播普通栽培用の4条ハローシーダである。埼玉県北部地域の小麦ドリル播き栽...
飼料イネ・ニンジン二毛作における家畜ふん堆肥及び尿液肥の施用効果
要約 水田(水稲または飼料イネ)の裏作にニンジンの作付が行われている二毛作地域において、家畜ふん堆肥、尿液肥を施用することにより、飼料イネ及び裏作ニンジンの収量を維持・向上することができる。 キーワ...
肥効調節型肥料を用いた1回追肥による小麦の子実タンパク質含有率向上
要約 小麦に対して、溶出促進剤入りIBDUあるいは20日リニア型被覆尿素を、または30日シグモイド型被覆尿素を加えて1月下旬に追肥することで、標準栽培以上の子実タンパク質が得られ、以降の追肥を省略することが...