大豆作の単収が減少する中でも総合生産性(全要素生産性)は上昇している
要約 生産量を全投入量で割った大豆作の総合的な生産性は、単収が減少する中でも上昇しており、生産技術の進歩を示唆する。都府県はこの全国値と同様の傾向を示すが、北海道は単収と総合生産性の両方を上昇させて...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
高速作業でも安定した出芽率が得られる高精度テンサイ施肥播種機
要約 張出側板を有する船底型播種作溝部により、慣行播種機の1.5倍の高速作業でも高精度に播種するテンサイ施肥播種機である。トリプル鎮圧輪により出芽率は87%で、慣行作業よりも33%程度の高能率化が可能である...
要約 生産性の総合評価指標である全要素生産性は、農業全体及び稲作において、時系列的に上昇している。この上昇に対し、農業経営規模拡大による規模の経済、大区画圃場のような農業基盤資本及び研究開発の蓄積に...
要約 現地圃場における栽培事例から、播種時期の天候不良による播種精度の低下が問題り、その改善策として、播種に浸種籾が使えること、雑草防除方法として一発処理剤を用いた体系処理の効果が高いこと、新品種「...
要約 早期水稲「コシヒカリ」において、総窒素施用量の60%程度を鶏ふんたい肥、残りの40%程度を緩効性肥料を基肥で施用すると、初年目から化学肥料単用以上の収量を確保でき、玄米タンパク質有率は化学肥料単用と...
鶏糞たい肥の適正施用による普通期水稲「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 普通期水稲「ヒノヒカリ」において、化学肥料の代替として全窒素量の75%を鶏糞たい肥にすると、化学肥料単用と同等の収量を確保でき、かつ玄米タンパク含量は化学肥料単用と同程度である。 キーワード イネ...
要約 飼料イネ栽培において、家畜排せつ物処理施設等から排出される牛糞尿由来の曝気液を、2回の追肥あるいは穂肥に用いると慣行栽培と同等の収量が得られる。 キーワード 飼料イネ、はまさり、家畜糞尿、液肥、...
要約 開発したラッキョウ植付機は植付と同時に45~100kg/10aの範囲で側条施肥ができ、作業能率は人力植付の2.2倍である。植付精度も直立植え88%、斜め上向き12%、欠株0%と高い。 キーワード 植付機、ラッキョウ、...
単為結果性トマト‘ルネッサンス’の遺伝特性を利用した省力栽培技術
要約 ‘ルネッサンス’は、省力で効率的な施肥法、摘果、6段摘心及び粗植を組み合わせた栽培体系により、作業時間を短縮し、果実品質の安定した栽培が可能となる。 キーワード 単為結果性、トマト、省力栽培
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要約 上耕起乾田直播栽培は耕起、代かき、播種時の過酸化石灰粉粒剤(カルパー)のコー ティングが上要で省力低コスト技術である。生産費から求めた均衡収量水準から目標収量は 420 kg/10a以上である。...
要約 トマト養液栽培における排液再利用システムは排液を85%削減し、栽培系外へ排出する肥料成分量を減少させ、環境負荷を軽減できる。さらに、肥料使用量が減少するため肥料費を70%に節約できる。 キーワード ...
要約 「あきたこまち」は、速効性窒素と溶出パターンの異なる3種類の被覆尿素を用い、施肥窒素量を慣行の20%減肥とすることで、安定栽培が図れる。 キーワード あきたこまち、被覆尿素、全量基肥、省力施肥
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サトイモ用移植機が利用できるサトイモセル成型苗の育苗方法と栽培管理法
要約 サトイモ種イモを頂芽切除後分割し、セルトレイで育苗することにより、サトイモ用半自動移植機が利用できる。本育苗方法は、種イモ必要量が約4分の1となり、種苗コスト削減ができる。収量は、定植直後からの...
要約 高知県における「ヒノヒカリ」を用いた不耕起乾田直播栽培法では、春季代かきと除草剤を組み合わせた除草体系とともに、浸種による出芽の安定を図る。播種量は10a当たり8kg用意し、施肥には140日タイプの緩...
要約 バラ養液栽培において底面給水法を利用し排液を再利用することで、排液を施設外に排出しない栽培が可能になる。その際、培地の上からと排液溝へ同時に給液することで培地内の培養液濃度が安定し、増収する。...
水稲再生紙マルチ栽培と小豆省力機械体系を組合わせた複合経営の経済性
要約 水稲は、黒色軽量再生紙マルチ栽培による米の付加価値販売により、収益の増加が望める。小豆は、畝立播種と大豆・ソバ用コンバインの利用により、労働時間が約6割となる。これらの2つの技術の組合せにより、...
北海道における不耕起播種機を利用した水稲乾田直播の作業体系と施肥
要約 作溝型不耕起播種機を利用したチゼルプラウ耕起→レーザ均平→鎮圧→不耕起播種機の作業体系により、播種関連作業時間をこれまでより1時間/ha短縮でき、必要な苗立ち数を確保できる。側条施肥が有効で、初期生...
幼苗検定による低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス系統の作出
要約 幼苗時の硝酸態窒素濃度に基づいて表現型循環選抜を繰り返すことにより、低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス集団が作出できる。市販イタリアンライグラス品種の硝酸態窒素濃度には品種間差が存在し、作...