ドローン空撮画像と画像解析から得たrG植生指標による育種の効率・客観化
要約 ドローンと画像解析法から簡便に取得できる相対緑赤植生指標(rG)法を用いることにより、飼料作物育種の個体選抜圃場や生産力検定条播圃場における草勢および罹病程度を効率的・客観的に評価できる。 キーワ...
生きたままの経時的な観察により牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を検出する技術
要約 牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を生きたまま経時的に観察できるライブセルイメージングにより高品質な牛胚を選別する技術である。形態観察のみの一般的な胚の評価法に比べてより客観的に良好胚を選別し...
イアコーンサイレージ給与乳を原料とするUHT牛乳およびヨーグルトの官能評価特性
要約 配合飼料の一部をイアコーンサイレージに代替することで、生産乳を原料とする超高温殺菌(UHT)牛乳は一般消費者からおいしいと評価される。またドリンクタイプヨーグルトは、香り・酸味に特徴があると評価さ...
インプリンティング効果を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 遺伝子型値ベースおよび配偶子ベースにおいてインプリンティング効果を考慮するために開発した2つのゲノミックBLUP法は、全遺伝能力およびその分散成分の推定精度を向上させる。 キーワード ゲノム情報、イ...
連鎖不平衡の程度を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 連鎖不平衡の程度を考慮するために開発した、すべての1塩基多型マーカーに3通りの方法で重み付けを施した3つのゲノミックBLUP法は、ゲノミック育種価および遺伝分散の推定精度を向上させる。 キーワード ゲ...
要約 雌牛の繁殖性の改良指標として初回授精受胎率の遺伝的能力を評価するとき、未経産から2産までの初回授精受胎率の情報に初産305日乳量と空胎日数の情報を加えることで、初回授精受胎率の推定育種価の信頼度を...
優性遺伝効果を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 ゲノミックBLUP(GBLUP)法では考慮できなかった、優性遺伝効果を含むGBLUP(GBLUP-D)法を開発することで、優性遺伝効果を含んだ遺伝的能力の推定精度を高くすることができる。 キーワード ゲノム情報、優性遺...
要約 在群期間に関する育種価推定のために用いる形質の最適な組み合わせを検討する。在群期間、乳量、体細胞スコア、肢蹄、胸の幅、鋭角性、乳房の懸垂、乳房の深さおよび前乳頭の配置を含めたとき、在群期間推定...
エネルギー収支・経済性・環境負荷からみたバイオマス利活用シナリオの評価法
要約 都市近郊農畜産業地域の地域性やバイオマス変換技術の導入可能性に基づいてバイオマス利活用を推進するためのシナリオを作成し、エネルギー収支、支出・収入、温室効果ガス排出量を現状と比較することにより...
要約 いわゆる「家畜排せつ物法」の完全施行後においては、腐熟の指標である炭素含量と肥料成分等との間には負の関係が認められる。この関係を利用すると、腐熟のどの段階で利用することが有利か、特殊肥料の重金...
要約 乳用牛ふんたい肥では、K2O/N(カリと窒素の比。以下,KN比と定義する)によりカリ含量が高いたい肥を区分できる。KN比≧1.8の乳用牛ふんたい肥は窒素・リン酸に比べカリ含量が高く、化学肥料代替の施肥設...
判別分析を用いた乳牛の乾乳期血液成分値による産後疾病の発症予測
要約 判別分析から得られた予測式(判別関数式)を用いて、乾乳牛の血液成分値から判別得点を求めることにより、産後における疾病発症の有無を予測できる可能性がある。 背景・ねらい 乳牛では産後に疾病の発症が...
環境会計手法を用いた共同利用型バイオガスシステムの温暖化負荷削減効果
要約 複数の酪農家が共同で利用する経産牛1000頭規模の共同利用型バイオガスプラントは、プラント導入前の処理システムに比べて52%の温暖化負荷削減が期待できる。 キーワード ふん尿処理、共同利用型バイオガス...
要約 乳牛の繁殖成績は、周産期の健康、栄養充足ならびに発情発見技術によって大きく影響 キーワード 乳牛、繁殖、周産期、乳成分、初乳性状、発情発見、健康、モニタリング 背景・ねらい 乳牛の繁殖性向上のため...
牛末梢血リンパ球画分の熱ショックタンパク質(HSP)発現評価法
要約 牛から採取した血液に43℃、30分の熱ショックを与え、38℃、6時間培養後に比重遠心法で回収したリンパ球画分と無処理区のHSP発現比率からHSP発現誘導比が評価できる。 キーワード 乳牛、耐暑性、熱ショックタ...
熱帯対応型サイレージ乳酸菌を評価するための実験モデル〔研究〕
要約 長さ約2cmに切断し、乾燥した後に高圧蒸気滅菌した熱帯牧草ネピアグラス(水分および糖含量を調整)の一定量をプラスチック袋に入れ、酵母およびコリ型細菌と評価すべき乳酸菌とを接種してから密封して培養...
要約 酪農を中心とする飼料畑の窒素収支評価に基づくと,流出窒素負荷量は,牛ふんを堆肥化して系外の耕種農家に配分し,遊休農地などを有効利用して飼料自給率(窒素ベース)を5割程度に引き上げることにより,...