ドローン空撮画像と画像解析から得たrG植生指標による育種の効率・客観化
要約 ドローンと画像解析法から簡便に取得できる相対緑赤植生指標(rG)法を用いることにより、飼料作物育種の個体選抜圃場や生産力検定条播圃場における草勢および罹病程度を効率的・客観的に評価できる。 キーワ...
生きたままの経時的な観察により牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を検出する技術
要約 牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を生きたまま経時的に観察できるライブセルイメージングにより高品質な牛胚を選別する技術である。形態観察のみの一般的な胚の評価法に比べてより客観的に良好胚を選別し...
イアコーンサイレージ給与乳を原料とするUHT牛乳およびヨーグルトの官能評価特性
要約 配合飼料の一部をイアコーンサイレージに代替することで、生産乳を原料とする超高温殺菌(UHT)牛乳は一般消費者からおいしいと評価される。またドリンクタイプヨーグルトは、香り・酸味に特徴があると評価さ...
オキシトシン負荷により分娩後の黒毛和種雌牛の子宮機能回復状況を予測する
要約 分娩後40日にオキシトシン負荷試験を行い、負荷後0~90分までの血中プロスタグランジン代謝産物の推移を調べることで、分娩後の黒毛和種雌牛における子宮機能の回復状況を予測できる。 キーワード オキシト...
インプリンティング効果を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 遺伝子型値ベースおよび配偶子ベースにおいてインプリンティング効果を考慮するために開発した2つのゲノミックBLUP法は、全遺伝能力およびその分散成分の推定精度を向上させる。 キーワード ゲノム情報、イ...
連鎖不平衡の程度を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 連鎖不平衡の程度を考慮するために開発した、すべての1塩基多型マーカーに3通りの方法で重み付けを施した3つのゲノミックBLUP法は、ゲノミック育種価および遺伝分散の推定精度を向上させる。 キーワード ゲ...
要約 雌牛の繁殖性の改良指標として初回授精受胎率の遺伝的能力を評価するとき、未経産から2産までの初回授精受胎率の情報に初産305日乳量と空胎日数の情報を加えることで、初回授精受胎率の推定育種価の信頼度を...
優性遺伝効果を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 ゲノミックBLUP(GBLUP)法では考慮できなかった、優性遺伝効果を含むGBLUP(GBLUP-D)法を開発することで、優性遺伝効果を含んだ遺伝的能力の推定精度を高くすることができる。 キーワード ゲノム情報、優性遺...
要約 在群期間に関する育種価推定のために用いる形質の最適な組み合わせを検討する。在群期間、乳量、体細胞スコア、肢蹄、胸の幅、鋭角性、乳房の懸垂、乳房の深さおよび前乳頭の配置を含めたとき、在群期間推定...
要約 食肉の品質と価格に影響する食肉脂肪の結晶度および結晶多形の種類と含量は、可搬型ラマン分光装置を用いることで、食肉生産や格付の現場において非破壊かつ簡便に評価できる。 キーワード 脂肪、結晶度、結...
エネルギー収支・経済性・環境負荷からみたバイオマス利活用シナリオの評価法
要約 都市近郊農畜産業地域の地域性やバイオマス変換技術の導入可能性に基づいてバイオマス利活用を推進するためのシナリオを作成し、エネルギー収支、支出・収入、温室効果ガス排出量を現状と比較することにより...
要約 乳用牛ふんたい肥では、K2O/N(カリと窒素の比。以下,KN比と定義する)によりカリ含量が高いたい肥を区分できる。KN比≧1.8の乳用牛ふんたい肥は窒素・リン酸に比べカリ含量が高く、化学肥料代替の施肥設...
要約 いわゆる「家畜排せつ物法」の完全施行後においては、腐熟の指標である炭素含量と肥料成分等との間には負の関係が認められる。この関係を利用すると、腐熟のどの段階で利用することが有利か、特殊肥料の重金...
生体由来ウシ子宮内膜のオキシトシン感受性試験を利用した子宮機能の評価
要約 生体より採取した子宮内膜は培養してオキシトシン感受性試験が可能であり、オキシトシンに対するプロスタグランジンF2α産生能の差異は子宮内膜の生理的機能評価の参考となる。また、子宮内膜の採取が卵巣機...
環境会計手法を用いた共同利用型バイオガスシステムの温暖化負荷削減効果
要約 複数の酪農家が共同で利用する経産牛1000頭規模の共同利用型バイオガスプラントは、プラント導入前の処理システムに比べて52%の温暖化負荷削減が期待できる。 キーワード ふん尿処理、共同利用型バイオガス...
LCA手法による休耕地を活用した濃厚飼料供給システムの環境評価
要約 ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用い、国内畜産業への濃厚飼料供給システムを変更した場合の環境影響を評価した。米国産とうもろこしの一部を休耕地に作付けした大麦に代替えすれば、CO2換算量7.8...
判別分析を用いた乳牛の乾乳期血液成分値による産後疾病の発症予測
要約 判別分析から得られた予測式(判別関数式)を用いて、乾乳牛の血液成分値から判別得点を求めることにより、産後における疾病発症の有無を予測できる可能性がある。 背景・ねらい 乳牛では産後に疾病の発症が...
要約 近赤外分光法によって褐毛和種の生体皮膚表面から脂肪交雑の推定が可能である。 背景・ねらい 肉牛生産において,非破壊的な品質評価システムの確立は経済的な効果は大きいものと考えられるが,現在の超音波...
要約 ライフサイクルアセスメント (LCA)手法を用いて肉用牛肥育の環境影響を評価したところ、地球温暖化への寄与が最も大きいのは畜体から発生するメタンであり、酸性化では化学肥料とふん尿由来のアンモニアが主...
要約 乳牛の繁殖成績は、周産期の健康、栄養充足ならびに発情発見技術によって大きく影響 キーワード 乳牛、繁殖、周産期、乳成分、初乳性状、発情発見、健康、モニタリング 背景・ねらい 乳牛の繁殖性向上のため...