要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
4種の必須アミノ酸を強化した飼料による暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績改善
要約 32℃の暑熱環境において給与飼料に必須アミノ酸であるリジン、トレオニン、メチオニンおよびトリプトファンを添加して要求量の150%とすることで飼養成績が改善する。4種のアミノ酸に加えて油脂を添加して飼料...
肥育後期豚にすりゴマを給与すると、背脂肪内層中に抗酸化物質が移行する
要約 肥育後期豚にすりゴマを3%含む飼料を出荷体重まで給与すると、ゴマ由来の抗酸化物質であるγ-トコフェロールとゴマリグナン類が蓄積した特色ある豚肉が生産できる。 キーワード 肥育後期豚、すりゴマ、...
豚由来亜臨界水処理血粉は子豚用飼料の新規蛋白質源として有効である
要約 と場で廃棄される豚血液を亜臨界水処理して得られる亜臨界水処理血粉を離乳子豚に給与すると、血漿蛋白を給与した場合と同等の増体成績が得られることから、新規蛋白質源として有効である。 キーワード 亜臨...
要約 米1kgあたり0.15Lの水しか必要としない超節水型洗米機を用いる無洗米製造工程から排出される濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加すると保存性が改善される。乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.2%と高く、養豚...
飼養成績に影響させず低リジン飼料給与で豚の筋肉内脂肪含量を高める
要約 肉豚飼料のリジン含量を要求量の80%に制限して、体重75kgから115kgまで給与すると、飼養成績に影響を及ぼさず筋肉内脂肪含量の高い豚肉が生産できる。 キーワード リジン、飼養成績、筋肉内脂肪含量 背景・...
低リジン飼料で生産した筋肉内脂肪の多い豚ロースのドリップロスは少ない
要約 肉豚飼料のリジン含量を要求率の70%に制限して、体重70kgの豚に出荷まで給与すると、ロースの筋肉内脂肪含量が高く、ドリップロスの少ない、脂肪酸組成はオレイン酸が多くリノール酸が少ない豚肉が生産でき...
要約 肥育前期配合飼料(体重30~70kg)に繊維分解酵素を添加すると、発育と飼料効率が高まる。ふん量は7.4%減少する傾向がある。 背景・ねらい 養豚は飼養頭数の多頭化が進み、一戸当たりのふん排せつ量が増加...
コンビニエンスストア残さを主体とする発酵リキッド飼料によるブタの肥育
要約 コンビニエンスストアから排出される賞味期限切れ食品を分別しその成分値により残さを配合、加熱殺菌後、複合スターターを添加して発酵リキッド飼料を調製する。それを肥育後期の豚に給与すると、配合飼料...
パン屑とトウフ粕飼料を用いた豚からの窒素およびリン排泄量の低減
要約 パン屑とトウフ粕を主原料とし、フィターゼと不足するアミノ酸を添加した低タンパク質飼料を肥育豚に給与することによって、飼料単価を抑制しながら豚からの窒素およびリン排泄量を低減できる。 キーワード ...
パン屑とトウフ粕を主原料とした低コストで付加価値の高い肉豚用飼料
要約 パン屑とトウフ粕を主原料とし、不足するアミノ酸を添加したリサイクル飼料は、肉豚生産費を8%低減させ、肉豚の枝肉中脂肪酸組成におけるω-6/ω-3比を20.0から11.2(背脂肪内層)に改善する。 キーワード パ...
養豚飼料への油脂添加によって、リンおよび亜鉛の排泄量は低減できる
要約 養豚飼料へ油脂を5%添加して、肥育豚を用いて消化試験を行ったところ、リンおよび亜鉛の消化率は改善され、これらの糞中への排泄量は低減される。 キーワード 豚、環境保全、油脂、リン、亜鉛、消化率 背景...
低銅・低亜鉛飼料が子豚の発育に与える影響とふん中銅・亜鉛の低減
要約 哺乳期子豚育成用配合飼料中の銅・亜鉛量は日本飼養標準要求量まで低減しても、給与期間中の子豚の発育に影響はなく、銅・亜鉛の排泄量を大幅に低減できる。 キーワード 動物栄養、子豚、銅、亜鉛、排泄量、...
要約 飼料米を配合した飼料を豚の肥育後期に給与することで、1日あたり1㎏の増体が可能である。50日間の給与で皮下脂肪は白くて硬く、また、脂肪酸組成ではオレイン酸割合が高くリノール酸割合が低くなる。 背景...
ペクチナーゼ主体の酵素を添加したエクストルーダー処理大豆粕給与による子豚用飼料費の低減
要約 ペクチナーゼ主体の酵素を添加したエクストルーダー処理大豆粕を蛋白質源とした子豚用飼料を、21~42日齢の子豚に給与すると、脱脂粉乳を蛋白質源とした飼料を給与した場合に比べて、増体は約10%優れ、飼料...
要約 トウモロコシと大豆粕を主体とした無機リン無添加の低有効リン飼料に、飼料添加用フィターゼを、1kg当たり1,000単位を添加して肥育豚に給与することにより、成長や骨の成分に悪影響を及ぼすことなく、リン排...
要約 肥育豚に大豆粕を代替してゴマ粕を12%含む飼料を11週間給与すると、肥育期間中の平均増体量、飼料摂取量、飼料要求率に影響を与えることなく、出荷時の背脂肪厚を2.8mm低下させることができる。九州農業試験...
エクストルーダー処理した大豆粕の利用による子豚用前期飼料の低コスト化
要約 エクストルーダ処理した大豆粕と乾燥ホエーを蛋白質原料とした子豚用前期飼料の給与は、脱脂粉乳飼料を給与した場合に比べて、増体に差は無く、飼料コストは21%程度下がる。福岡県農総試・畜産研究所・中小...