3種のアミノ酸を強化した飼料の給与が暑熱環境下の肥育豚の血しょう遊離アミノ酸濃度に及ぼす影響
要約 リジンを要求量の2倍にした飼料を暑熱環境下の肥育豚に給与すると、血しょう中遊離リジン濃度は有意に上昇するが、トレオニンおよびメチオニン濃度は低下する。これら3種のアミノ酸を要求量の2倍給与すると...
豚増殖性腸炎を引き起こしたローソニア菌の国内初となるゲノムドラフト解析
要約 国内で増殖性腸炎を発症した豚の腸管から抽出した核酸を用い、ローソニア菌の全ゲノムドラフト解析を行った結果から、国内の3株は米国で報告された豚由来株2株に比べ遺伝的多様性が大きく、宿主適応に関係す...
豚胸膜肺炎菌血清型1、2、5、7及び15の型別用マルチプレックスPCRの開発
要約 莢膜合成遺伝子を標的にしたマルチプレックスPCRにより、豚胸膜肺炎菌の日本における重要な血清型1、2、5、7及び15を簡便かつ正確に型別できる。 キーワード 豚胸膜肺炎菌、型別、マルチプレックスPCR、血清...
トレオニン不足飼料を給与してもブタの筋肉内脂肪含量は高くならない
要約 10週齢のブタに、リジンが不足した飼料を8週間給与すると、胸最長筋および菱形筋の筋肉内脂肪含量が高くなる。一方、トレオニンが不足した飼料を給与しても、どちらの筋肉でも筋肉内脂肪含量は変化しない。 ...
ブタの胸最長筋における脂肪含量は飼料中リジン濃度に用量依存的に反応する
要約 リジン含量が0.40、0.48、0.56、0.64%の飼料を肥育後期豚に2カ月間給与すると、胸最長筋の筋肉内脂肪含量は、飼料中リジン含量に用量依存的に反応する。 キーワード 筋肉内脂肪含量、ブタ、アミノ酸制御、リ...
ブタにおける飼料中リジン充足に伴う代償性成長は窒素蓄積の増加を伴う
要約 ブタへリジン不足飼料を給与した後にリジン充足飼料を給与すると代償性成長が誘発される。このとき、体内への窒素の蓄積が高まる。 キーワード 飼料中リジン含量、代償性成長、窒素出納、骨格筋タンパク質、...
暑熱環境下の肥育後期豚では飼料中アミノ酸の消化吸収能力が低下する
要約 適温と比較して暑熱環境下の肥育後期豚では、膵臓と空回腸が小さくなり、粗蛋白質およびリジンをはじめとした各種アミノ酸の回腸末端部での見かけの消化率は3~7%低下する。 キーワード 暑熱ストレス、肥育...
地球温暖化による気温上昇が我が国の肥育豚の飼養成績に及ぼす影響予測
要約 肥育去勢豚の飼養成績と環境温度との関係を実験的に求める。得られる関係式を用いて日増体量に対する地球温暖化の影響を各地域の月平均気温の変動予測シナリオから推定する。その結果、2030年、2060年と年代...
要約 肥育前期配合飼料(体重30~70kg)に繊維分解酵素を添加すると、発育と飼料効率が高まる。ふん量は7.4%減少する傾向がある。 背景・ねらい 養豚は飼養頭数の多頭化が進み、一戸当たりのふん排せつ量が増加...
要約 SPF環境の子豚、肥育前期豚に飼養標準で示された要求量より低いレベルの銅、亜鉛の添加においても、発育の低下はなく、排出量も減少する。 キーワード ブタ、SPF環境、銅、亜鉛
背景・ねらい 豚に...
要約 肥育後期の雌豚に、必須アミノ酸であるリジンの含量が要求量の70%程度の低リジン飼料を給与すると、リジンの要求量を満たした飼料を給与する場合に比較して、胸最長筋の脂肪含量が2倍程度高くなる。 キーワ...
要約 飼料にセロオリゴ糖を0.5%添加して離乳子豚に給与すると、飼料摂取量は増加し、日増体量は改善される。 キーワード セロオリゴ糖、日増体量、ブタ、家畜栄養 背景・ねらい 離乳直後の子豚は種々のストレス...
要約 肥育後期の雌豚に、必須アミノ酸であるリジンの含量が要求量の70%程度の低リジン飼料を給与すると、リジンの要求量を満たした飼料を給与する場合に比較して、胸最長筋の脂肪含量が2倍程度高くなる。 キーワ...
要約 豚用配合飼料中には日本飼養標準に示される要求量以上に銅・亜鉛が添加されているが、離乳子豚期および肥育前期においては、要求量を満たす添加量であれば豚の発育に影響はなく、豚ぷん堆肥中の銅・亜鉛含量...
豚における飼料中のリジンあるいはトレオニンの不足による血中IGF-I濃度の低下
要約 飼料中の必須アミノ酸であるリジンあるいはトレオニン濃度を低下させると、インスリン様成長因子-I(IGF-I)とIGF結合蛋白質3(IGFBP3)の血中濃度は低下するが、肝臓におけるIGF-IのmRNA発現量は変化しな...
低銅・低亜鉛飼料が子豚の発育に与える影響とふん中銅・亜鉛の低減
要約 哺乳期子豚育成用配合飼料中の銅・亜鉛量は日本飼養標準要求量まで低減しても、給与期間中の子豚の発育に影響はなく、銅・亜鉛の排泄量を大幅に低減できる。 キーワード 動物栄養、子豚、銅、亜鉛、排泄量、...
要約 飼養環境の違いがSPF由来豚の豚肉品質に及ぼす影響を調査したところ、SPF環境で飼育された豚は一般環境で飼育された豚に比べ発育が早く、その肉は官能的に軟らかいことが明らかとなった。 背景・ねら...
要約 初生から離乳後にかけての子豚を用い発育ステージに応じて代用乳給与、分割離乳及び酸性水(クエン酸水)給与の3つの技術を一連的に実施することにより発育促進と下痢等による損耗防止が図れる。 背景・ねら...
秋田県における銘柄豚生産のための蛋白質要求量とエネルギー要求量
要約 系統間交雑豚に給与する飼料の蛋白質とエネルギー水準を性別・季節別に調節することによって最も経済的な飼育が可能となる。 背景・ねらい 県産系統豚であるアキタLを始めとする産肉能力の高い系統豚同士を...
成果の内容・特徴