久住地域の採草地における晩生イタリアンライグラスの追播による生産性向上
要約 野生化したイタリアンライグラスが優占し、収量が減少している採草地に長期利用型(晩生)イタリアンライグラスを3kg/10a追播することにより、播種翌年の1番草の乾物収量が既存草地と比較して122~309kg/10a...
永年ギニアグラス「ナツユタカ」草地へのイタリアンライグラスの追播
要約 亜熱帯地域のギニアグラス永年草地にイタリアンライグラスの極早生品種「さちあおば」を追播することで冬期の収量を確保できる。気温が摂氏20度以下に下がる12月上旬以降にギニアグラスを刈取り、イタリアン...
要約 飼料作物から新規に分離したヘテロ発酵型乳酸菌TM1株またはTM2株をトウモロコシや予乾イタリアンライグラスのサイレージ調製時に添加すると、酢酸含量が増加してサイロ開封後の好気的変敗を抑制できる...
飼料イネサイレージと牧乾草の併用給与と肉用繁殖牛の子牛生産性
要約 飼料イネサイレージを肉用繁殖牛の妊娠期に良質な牧乾草と併用給与する場合、飼料イネサイレージを給与飼料中、乾物割合で約50%給与しても胎子発育や血液性状には問題はなく、分娩後の繁殖機能(発情回帰、...
エンドファイトの人工感染によるイタリアンライグラスの耐虫性の向上
要約 イタリアンライグラスへの有用エンドファイト(Neotyphodium uncinatum)の人工感染により、アカヒゲホソミドリカスミカメ孵化幼虫の選好性および生存率が低下する。この現象は葉および穂で認められる。 キ...
地下水への窒素溶脱から見た乳牛ふん施用における堆肥化の必要性
要約 副資材を用いず調製した乳牛ふんの完熟堆肥を飼料作物に施用した場合、生ふん施用に比べ作物の生育はやや劣るものの地下浸透水への窒素溶脱は小さく、環境に配慮した家畜ふんの施用のためには堆肥化が不可欠...
追播ギニアグラスの生育を向上させる前作イタリアンライグラス品種選定
要約 冬季イタリアンライグラス(IR)草地へ放牧を継続しつつ追播造成する夏季ギニアグラス草地の収量は、リノベータ(簡易草地更新機)法では極早生IR品種ミナミアオバおよび早生IR品種ワセユタカ、蹄耕法では極早生...
飼料イネサイレージと牧乾草の併用給与と肉用繁殖牛の子牛生産性
要約 飼料イネサイレージを肉用繁殖牛の妊娠期に良質な牧乾草と併用給与する場合、飼料イネサイレージを給与飼料中、乾物割合で約50%給与しても胎子発育や血液性状には問題はなく、分娩後の繁殖機能(発情回帰、...
完熟堆肥を連年施用した飼料畑下層における硝酸態窒素濃度の推移
要約 4年間、飼料畑に毎年完熟堆肥を原物重量で8t/10a施用し続け、硝酸態窒素の地下浸透状況を継続調査したところ、80cm深の土壌溶液は比較的低濃度で推移するが、硝酸態窒素は作土層下方まで浸透する。 キーワ...
要約 農家で製作可能な安価で簡易な予乾型ロールベーラ用乳酸菌添加装置を開発した。これにより、高品質な飼料イネサイレージ等の調製が可能である。 キーワード 飼料イネ、乳酸菌、添加装置、予乾体系、ロールベ...
要約 黒毛和種去勢牛24ヶ月齢肥育の肥育前期(8~13ヶ月齢)における稲発酵粗飼料の給与は、粗飼料の採食量を高める。また、乾草給与時と比較しても血中ビタミンA濃度及び増体に差はないため、乾草の代替として利...
要約 トールフェスクとライグラスの属間雑種である導入品種「Felina」は、オーチャードグラスに比較して収量性、越夏性及び葉腐病抵抗性が同程度か優れ、温暖地におけるフェストロリウムの育種素材として有望であ...
葉緑素計を用いたイタリアンライグラスの硝酸態窒素濃度の簡易診断
要約 出穂期のイタリアンライグラスの止葉における葉緑素計の指示値(SPAD値)を用いて、飼料作物中の硝酸態窒素濃度の基準値0.2%を上回るか否かを立毛状態で判定できる。SPAD値が47を超える場合は硝酸態窒素濃度...
要約 稲発酵粗飼料の刈取適期は人工乾物消化率の高い黄熟期である。また、稲発酵粗飼料の可消化粗蛋白質はDCP=1.2×CP含量-4.3、可消化養分総量はTDN=1.1×OCC含量+2.0×Oa含量+0.9×Ob含量-44.2の推定式により求める...
葉緑素計を用いたイタリアンライグラスの硝酸態窒素濃度の簡易診断
要約 出穂期のイタリアンライグラスの止葉における葉緑素計の指示値(SPAD値)を用いて、飼料作物中の硝酸態窒素濃度の基準値0.2%を上回るか否かを立毛状態で判定できる。SPAD値が47を超える場合は硝酸態窒素濃度...
要約 品種フェリーナは東北地域の草地の基幹草種であるオーチャードグラスと比較して、耐寒性と雪腐病耐性は同等であり、耐湿性と収量性は高い。品種パウリタと品種エバーグリーンはオーチャードグラス並の収量で...
要約 トールフェスク「MST1」は、花粉を飛散させないため花粉症を引き起こさない品種として、「道路法面保護・緑化」・「公園緑地」などでの利用が期待される。 キーワード トールフェスク、花粉、花粉症、道...
イネキチナーゼ遺伝子を導入したイタリアンライグラス形質転換体の作出
要約 パーティクルガン法によりイネキチナーゼ遺伝子をイタリアンライグラスに導入し、冠さび病に対する抵抗性が増大した組換え体を得る。 キーワード イネ科牧草、イタリアンライグラス、遺伝子導入、発現解析 ...
低カリウム飼料資源を活用した乳牛からのカリウム排泄量の低減化
要約 カリウム含量の少ないコーンサイレージとビール粕を利用してカリウム含量を低下させた飼料を泌乳牛に給与することで、生産性を損なうことなくカリウム排泄量を低減することができる。 キーワード カリウム、...
要約 寒冷地で冬季に雪に覆われる期間が60日程度ではヒタチヒカリとアキアオバが、80日程度ではナガハヒカリが安定多収で、既存普及品種よりも20%程度増収が図れる。 キーワード イタリアンライグラス、飼料作物...