要約 国内の主要ダイズ品種のうち、「おおすず」、「タチユタカ」、「ナカセンナリ」、「ギンレイ」等はダイズうどんこ病(Oidium sp.)に対し罹病性である。ダイズ品種の本病に対する抵抗性は優性の主働遺伝子によ...
要約 チューリップ条斑病に対する抵抗性には品種間に大きな差異が認められ、国内主要品種225品種のうち22品種が極強と判定される。抵抗性極強品種は伝染源になりにくいため、圃場の汚染程度を高めず、本病の被害...
要約 ダイズわい化病に対して既存品種より極めて高い抵抗性を示す遺伝資源「WILIS」を選定し、これを母本に高度抵抗性の育種素材「植系32号」を選抜した。 キーワード ダイズわい化病、高度抵抗性、遺伝資源、育...
要約 テンサイ黒根病の被害は内部腐敗の進んだ株で大きく、感染時期が早いほど内部腐敗を生じる。フルアジナム水和剤の100倍液の苗床土壌潅注は省力的で有効である。品種、薬剤、石灰資材の組み合わせた防除対策...
要約 モモ「清水白桃」に放射線を照射して育成した黒斑病抵抗性品種「清水白桃RS」 の結実率が「清水白桃」と比べて低いのは、「清水白桃RS」の雄性器、雌性器が異常な不完全花が多いためである。 キーワー...
トマトの複葉を用いた増菌法による汚染土壌からの青枯病菌の検出法
要約 青枯病菌汚染土壌の10倍希釈液にトマトの複葉を24時間浸漬した後、トマトの葉柄部分から青枯病菌を選択培地で分離することにより、従来の希釈平板法と比較して土壌の希釈倍率において約100倍程度に検出精度...
要約 ダイズ茎疫病のレース特異的抵抗性を高精度、効率的に評価できる接種検定法を開発し、それを用いてマーカーの探索、抵抗性の育種素材の探索と作出をおこなった。 キーワード ダイズ、ダイズ茎疫病抵抗性、培...
要約 群馬県内のキク半身萎凋病菌は、ナス系菌株である。小ギクは、本病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。品種‘はじめ’‘いとこ’‘玉手箱’‘小雨’‘翁丸’の抵抗性は強い。 キーワード キク半身萎凋病、系統、...
水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性に関与する新遺伝子Pi35(t)
要約 水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性には作用力の強い1個の新遺伝子Pi35(t)が関与している。本遺伝子は第1染色体上のDNAマーカーRM1216近傍(3.5cM)に座乗している。 キーワード 水稲、「北海188号」、...
要約 チューリップ条斑病に対する抵抗性には品種間に大きな差異が認められ、国内主要品種225品種のうち22品種が極強と判定される。抵抗性極強品種は伝染源になりにくいため、圃場の汚染程度を高めず、本病の被害...
イネいもち病圃場抵抗性遺伝子には、いもち病菌の非病原性遺伝子とのあいだに「遺伝子対遺伝子関係」が成り立つものがある
要約 イネ系統「中部32号」のいもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34と、本系統を強く侵害しないいもち病菌Y93-245c-2の病原性に関与する遺伝子(非病原性遺伝子)の間には「遺伝子対遺伝子関係」が成り立つ。 キー...
要約 夏秋どりイチゴ産地では,四季成り性イチゴを導入することで,空白であった8~9月出荷を可能にし,長期出荷による高収益が期待できる。産地では,萎黄病の多発が課題であり,抵抗性品種の導入と,種苗費の低...
要約 試験用小型脱穀機を用い、扱き胴回転数1000rpm、脱穀時間5秒を1回として3~4回と脱穀回数を変えることで2回の脱穀では判別できない剥皮粒耐性品種の選抜が可能である。また、穀皮の貼付きの良い品種では剥皮...
収穫適期幅が長く安定多収なサトウキビ新品種候補系統「NiTn20(KF92T-519)」
要約 サトウキビ「NiTn20(KF92T-519)」は、発芽、萌芽、茎伸長が良く、春植え、株出しともに多収である。早期高糖で12月収穫にも適し、黒穂病抵抗性を具える。既存品種では収量が低い地域や黒穂病汚染地域に普及...
要約 PCRプライマー(RxSP-S3、RxSP-A2)を用いたPCRによりジャガイモXウイルス抵抗性が判別できる。 キーワード ジャガイモ、ジャガイモXウイルス、抵抗性検定、PCRマーカー 背景・ねらい ジャガイモXウイルス(...
ヤマイモキチナーゼ遺伝子導入によるキクの白さび病抵抗性の増強
要約 キク「秀芳の力」にヤマイモキチナーゼ遺伝子を導入した形質転換体の中から、ヤマイモキチナーゼの発現量が高く、白さび病に強い抵抗性を示す系統を選抜した。 キーワード キク、ヤマイモキチナーゼ、形質転...
ジャガイモシストセンチュウに対する暖地二期作用抵抗性品種の圃場密度低減効果
要約 ジャガイモシストセンチュウに対する暖地二期作用抵抗性品種「普賢丸」および「アイユタカ」の作付けは、本種の圃場密度を平均で約70%低減させる。 キーワード ジャガイモ、暖地二期作、ジャガイモシストセ...
トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)の感染性クローンを利用した接種法
要約 トマトの抵抗性検定などで利用可能な容易かつ確実な接種法として、トマト黄化葉巻ウイルスの感染性クローンを用いた接種法を開発した。 キーワード トマト黄化葉巻病、TYLCV、感染性クローン 背景・ねらい ...
要約 フタテンチビヨコバイは、イネの芽出し苗を用いて累代飼育が可能である。累代飼育虫を用いて、播種後6日目のトウモロコシ幼苗に成虫を放飼して草丈伸長量とワラビー萎縮症の病徴スコアを測定することによっ...
早生・白肉でサラダ適性のあるばれいしょ新品種「ゆきつぶら(北育1号)」
要約 ばれいしょ「ゆきつぶら(北育1号)」は、早生・白肉の生食用系統である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ。収量性は「男爵薯」よりも高い。内部異常が少なく、調理品質に優れておりサラダ等の業務...