いもち病に強く耐倒伏性に優れる多収良食味水稲新品種候補系統「奥羽424号」
要約 「奥羽424号」は、寒冷地中部では"やや早"熟期に属する粳種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"かなり強"である。耐倒伏性は強く、多収で、良食味である。 キーワード イネ、多収、い...
ウンシュウミカンの親がキシュウミカンとクネンボであることをDNAマーカーで推定
要約 206種類のSNPマーカーを用いたカンキツ67品種系統のDNA鑑定により、ウンシュウミカンの種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボと推定される。
要約 「くらのぬし」は、温暖地東部において出穂期が"やや晩"、成熟期が"晩"に属する粳系統で、温暖地東部の主食用品種との作期分散が可能である。粗玄米収量が高く、葉いもちに強いため、飼料用米の低コスト安定...
「ミルキークイーン」の出穂期を遅くした同質遺伝子系統新品種「ミルキーオータム」
要約 「ミルキーオータム」は、「コシヒカリ」の低アミロース突然変異品種「ミルキークイーン」の遺伝的背景に、インド型品種由来の出穂性遺伝子Hd5を有する同質遺伝子系統である。育成地における熟期は...
複数病虫害抵抗性を持ち高温耐性が優れる水稲新品種候補系統「西海297号」
要約 「西海297号」は「ヒノヒカリ」と同熟期の"中生"に属するうるち種である。「ヒノヒカリ」より約15%多収で、高温登熟耐性に優れ、倒伏に強い。いもち...
早生で良食味、多収の暖地・温暖地向け水稲新品種候補系統「西海289号」
要約 「西海289号」は「キヌヒカリ」と同熟期の"かなり早"に属するうるち種である。「キヌヒカリ」より約10%多収である。玄米の外観品質が優れ、食味は良好である。関東以西での栽培に適する。 キーワード イネ、...
要約 ソバ新品種候補「九州7号」は春まき品種「春のいぶき」と比較し穂発芽しにくく、春まき適期および10日ほど遅まきの条件においても多収で、容積重が重い。夏まき栽培では、夏まき品種「さちいずみ」と比較し...
要約 「はねうまもち」は寒冷地優良品種「ファイバースノウ」の「もち性」突然変異系統であり、麦飯の食感が優れるほか、健康機能性成分β?-グルカン含量が原品種の1.4倍多い。栽培特性は「ファイバースノウ...
「はねうまもち」のもち性遺伝子を判別するDNAマーカーの開発
要約 「はねうまもち」は「ファイバースノウ」に突然変異処理を行って作出したもち性大麦系統である。DNAマーカー「dCAPS-waxy-Sac II」又は「dCAPS-waxy-Sal I」を使用することで、「はねうま...
ルチンを多く含むダッタンソバ「満天きらり」加工品の体脂肪率上昇抑制効果
要約 ダッタンソバ品種「満天きらり」は子実に多量のルチンを含み、本品をそば粉として使用した乾麺でもルチンが保持され、苦味はほとんど生じない。実施したヒト介入試験においては、「満天きらり」配合麺の摂取...
酸味が少なく外観良好なパッションフルーツ新品種「サニーシャイン」
要約 パッションフルーツの新品種「サニーシャイン」は、果皮につやがあり外観が良好な上、高温期でも着色不良果の発生が少ない。また、収穫直後でも果実...
要約 「さくひめ」は早生で果実肥大に優れ食味良好なモモ新品種である。本系統の休眠覚醒するために必要な7.2°C以下の低温要求時間は約560時間であり...
要約 長崎県と共同育成した六条裸麦新品種「長崎御島」は、「御島裸」と比較して、出穂期で7日、成熟期で5日程度の早生で、短稈で倒伏に強く成熟期の稈の...
縞葉枯病抵抗性で良質良食味の水稲新品種候補系統「中国209号」
要約 「中国209号」は、温暖地西部では"やや早"熟期の粳系統である。「朝の光」よりも高温登熟性に優れ、良食味・多収であり、縞葉枯病に抵抗性である。群馬県の二毛作地帯を中心に主食用品種として作付けされる...
要約 「ほしみのり」は温暖地東部における熟期が早生のうるち米品種である。「コシヒカリ」並の良食味で、収量および玄米品質は「コシヒカリ」より優る。縞葉枯病抵抗性を有し、稲麦二毛作地帯等で普及が期待され...
サツマイモのマルトース生成におけるβ-アミラーゼ活性とでん粉糊化温度の影響
要約 蒸したサツマイモのマルトース生成量は塊根のβ-アミラーゼ活性とともに増加するが、活性が一定値を超えると増加が抑制される。一方、マルトース生成量とでん粉糊化開始温度との間には負の相関(r=-0.53)...
要約 「つきあかり」は、極めて食味が優れる水稲粳品種である。収量性に優れ、炊飯米の外観が良いため、弁当等の用途への利用が期待される。寒冷地南部では早生に分類され、中生の主力品種「コシヒカリ」との作期...
要約 「ふわりもち」は、収量性が高く、耐倒伏性や耐病性に優れ、耐倒伏性が"やや強"のイネ品種である。餅の硬化性が低く、和菓子への加工適性が高い。寒冷地南部では晩生に分類され、主力品種「コシヒカリ」との...
短稈遺伝子sd1のアリルにより、イネ玄米のタンパク質含量がコントロールできる
要約 玄米のタンパク質含量のQTLが第1染色体に有り、インディカ型劣性で高タンパク質含量を示す。この原因遺伝子は短稈遺伝子sd1であり、低脚烏尖およびCalrose 76由来のsd1では高タンパク質含...
大果で裂果が少なく、種なし栽培可能なカキ新品種「太雅」(たいが)
要約 カキ新品種「太雅」は、大果で良食味な早生の完全甘ガキである。雌花の着生が多く、果頂裂果やへたすきといった裂果がほとんど生じない。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...