要約 「北陸158号」は「ササニシキ」の胚乳突然変異の半糯遺伝子を持つ低アミロース系統で、特有の玄米の濁りがなく、炊飯米の食感がよく、アミログラフ特性も良好なことから、混米、おにぎり、米菓等の加工原料...
要約 「ふ系168号」は寒冷地北部で早生に属する粳種である。耐冷性、いもち病抵抗性が強く、良質で、この熟期としては良食味である。平成7年度より青森県で奨励品種に採用される予定である。 背景・ねらい 寒...
要約 窒素施用量が増すほど、また施用時期が遅いほど、水稲米粒中のスクロース含有率は低下し、全窒素(タンパク質)含有率は上昇した。しかし、全タンパク質中に占めるプロラミンの割合は窒素栄養条件によって...
要約 穂いもちの発病が多くなるに従い、米の食味は低下する。この食味の低下の原因として、本病の発病による登熟不良とこれによる米中の窒素含量の増加が考えられる。 背景・ねらい いもち病によるイネの被害...
要約 水稲「関東168号」は「コシヒカリ」のMNU処理突然変異によって育成された、低アミロース系統である。「コシヒカリ」並の早生に属し、アミロース含量・千粒重・収量以外の諸特性は「コシヒカリ」と同一であ...
要約 らっかせい「関東80号」は早生の多収系統である。莢、子実の品質は良好で、煎豆、ゆで豆ともに良食味の煎莢・ゆで豆兼用種である。 背景・ねらい 鹿児島県では価格の有利さから、ゆで豆用(生莢用)として早...
要約 水稲「関東166号」は、「関東141号」と「コシヒカリ」の交配により育成された、良食味系統である。出穂期はほぼ「日本晴」並の中生の晩に属する。「コシヒカリ」並に良食味で、「日本晴」より多収で縞葉枯...
要約 亜熱帯に位置する南西諸島では、高温のため夏期の野菜栽培が困難である。そこで、夏期の野菜生産品目の多様化をめざして、夏期収穫の可能な耐暑性サヤインゲン「石垣1号」を品種育成した。 背景・ねらい 南...
要約 北パキスタンで収集したイネ在来品種の多様性を明らかにした。北パキスタンにおけるイネの栽培品種は標高によって粒型やアイソザイムのパターンに地理的傾斜があり、山岳地域の生態的特性を反映した変異を...
米の浸漬温度・浸漬時間の調節による加工米飯の食味および食味保存性の向上
要約 おにぎりやテイクアウト食品等の加工米飯は冷めても粘りを失わない必要がある。冷めても美味しい加工米飯の製造条件を明らかにした。米の浸漬温度が低く(5℃)浸漬時間を長くする(120分)と炊き上がった...
要約 「ふ系167号」は寒冷地北部で極早生に属する粳種である。耐冷性が極強、良質で、この熟期としては良食味である。平成7年度より青森県、群馬県及び長野県で奨励品種に採用される予定である。 背景・ねらい ...
要約 水稲新品種「秋田51号」は、早生、短稈、強稈、良質の粳種である。秋田県におけるバランスの取れた品種構成による冷害の危険分散を図るため、平成6年度から奨励品種に採用。 背景・ねらい 秋田県では水稲品...
要約 大豆を大豆クリーナーで洗浄すると、溶出固形分の増加等みられるが、貯蔵12か月後において製造した納豆(湿式クリーナー処理大豆)、味噌(研磨式クリーナー処理大豆)では、処理による影響はほとんど認められな...
要約 「東北IL3,4,5,8」は水稲「ササニシキ」にいもち病真性抵抗性遺伝子Pi-k,Pi-km,Pi-z,Pi-ztを戻し交配により組み込んだ同質遺伝子系統である。これらは混合栽培することにより、いもち病の発生を抑制すること...
要約 「東北IL3,4,5,8号」は、異なるいもち病真性抵抗性遺伝子を導入した「ササニシキ」同質遺伝子系統群である。良食味米「ササニシキ」の減農薬栽培用品種として宮城県において一部「ササニシキ」に代えて奨励...
要約 水稲の国内遺伝資源の耐冷性集積の手法により、従来の極強を超す高度耐冷性系統の育成が可能である。集積した高度耐冷性は交配母本として実用品種の育種に利用できる。これら高度耐冷性の集積により耐冷性は...
要約 いもち病圃場抵抗性の強い品種は、圃場抵抗性の弱い品種に比べて数回の薬剤散布を行った効果に匹敵し、薬剤散布回数の削減が可能である。圃場抵抗性の強い品種の発病抑制効果は、いもち病多発生年ほど大きい...
要約 水稲(はえぬき・どまんなか)の発育指数(DVI)の経過に伴う理想生育パターンのゾーニングにより任意の観測日(発育指数)での簡易な生育診断が図られる。 背景・ねらい 平均気温と日長(可照時間)を加味した発育...
要約 10年間における農家の施肥量と有機物施用の実態をまとめた。窒素肥料は減少、リン酸は微増傾向にあった。加里は変化がなく、ケイ酸は施用圃場、施用量とも減少している。堆肥は施用圃場が減少しているが、継...
粗飼料多給型飼育による「プリンスビーフ」と「さわやかビーフ」生産技術
要約 日本短角種の雄牛と去勢牛に粗飼料を多給して、良質の赤肉を生産する技術を開発した。肥育方法は粗飼料をTDNベースで40%給与し、仕上げ目標は雄牛:20ヵ月、670~750kg、去勢牛:24ヵ月齢、600~680kgとす...