根こぶ病に強い暖地および温暖地向けナタネ品種「CRななしきぶ」
要約 「CRななしきぶ」は暖地および温暖地向けの無エルシン酸品種であり、栽培特性は「ななしきぶ」とほぼ同じである。ハクサイから導入した根こぶ病抵抗性を備えており、根こぶ病発生圃場において強い抵抗性を発...
日本のムギ類に感染するPolymyxa graminisの系統と感染ウイルス種
要約 日本のコムギとオオムギの根に感染しているPolymyxa graminisのrDNA-ITS配列は、Ia、Ib、IIa系統(リボタイプ)に類別される。日本のコムギからは主にリボタイプIbのP. graminisが検出され...
要約 高接ぎ木法は、地際から7-10cm程度の高位置で接いだ苗を利用したナス青枯病抑制手法で、慣行接ぎ木よりも発病株率が低下する。高接ぎ木と慣行接ぎ木と収量、品質等に違いはみられない。 キーワード ナス、高...
要約 多段接ぎ木法は、台木にナス半身萎凋病、トマト褐色根腐病強度抵抗性及び中度の青枯病抵抗性を持つ品種、中間台木に青枯病強度抵抗性品種を接いだ苗を利用した複合土壌病害防除技術である。慣行接ぎ木と生育...
関東・信越及び周辺地域の水田転換畑におけるダイズシストセンチュウ発生状況
要約 関東・信越及び周辺地域のダイズ栽培水田転換畑計78地点を調査した結果、千葉、岐阜以外の各県でダイズシストセンチュウの存在が確認でき、特に長野、新潟及び従来は発生が知られていなかった富山県での発...
関東・信越及び周辺地域の水田転換畑におけるダイズシストセンチュウ発生状況
要約 関東・信越及び周辺地域のダイズ栽培水田転換畑計78地点を調査した結果、千葉、岐阜以外の各県でダイズシストセンチュウの存在が確認でき、特に長野、新潟及び従来は発生が知られていなかった富山県での発生...
要約 テンサイ黒根病の被害は内部腐敗の進んだ株で大きく、感染時期が早いほど内部腐敗を生じる。フルアジナム水和剤の100倍液の苗床土壌潅注は省力的で有効である。品種、薬剤、石灰資材の組み合わせた防除対策...
要約 群馬県内のキク半身萎凋病菌は、ナス系菌株である。小ギクは、本病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。品種‘はじめ’‘いとこ’‘玉手箱’‘小雨’‘翁丸’の抵抗性は強い。 キーワード キク半身萎凋病、系統、...
レタス根腐病レース2発生畑土壌からの病原菌レース2簡易検出法
要約 自然土壌中の多種多様な微生物の中からFusarium oxysporumのみを選択的に分離する一次分離と、一次分離されたF. oxysporumからレタス根腐病菌レース2が有する特異的な栄養(ビオチン)要求性を特定する2段階の...
そうか病に強い抵抗性を持つ、生食用ばれいしょ新品種「スノーマーチ」
要約 ばれいしょ「スノーマーチ」は、中生の生食用系統である。そうか病抵抗性は"強"で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ。収量性は「男爵薯」よりも高い。また塊茎の目が浅く形がよい。煮崩れが少なく調...
そうか病抵抗性が“強”の生食用ばれいしょ新品種候補系統「北育7号」
要約 ばれいしょ「北育7号」は、中生の生食用系統である。そうか病抵抗性は“強”で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ。収量性は「男爵薯」よりも高い。また塊茎の目が浅く形がよい。煮崩れが...
要約 アズキ茎疫病菌レースの地理的分布を明らかにする。本病の薬剤による防除は、 開花期間前半(8月上旬)までの発病を抑えるための予防的な茎葉散布が重要である。ま た、培土処理は、排水の悪い圃場で有効であ...
要約 種子島のサトウキビを中心とした作物栽培圃場での主要な植物寄生性線虫類の発生は、ネコブセンチュウ類が最も多く、次いでラセンセンチュウ類、ニセフクロセンチュウ、ネグサレセンチュウ類が多い。 キーワ...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
要約 キャベツバーティシリウム萎凋病の病原菌は、Verticillium longisporumおよびV. dahliaeである。V. dahliaeはナス系、トマト系、ピーマン系、エダマメ系の4系統に判別される。 背景・ねらい 群馬県内のキャ...
要約 市販F1品種にはキャベツバーティシリウム萎凋病に対し、激発圃場でも被害を回避できる強い抵抗性を有する品種が存在する。固定品種の抵抗性検定結果との比較により、今後の抵抗性育種の可能性が示唆された。...
有機物連年施用によるダイズシストセンチュウ密度の低下と菌寄生卵率の上昇
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低いことを確認した。また、その要因として、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高くなっていること...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
要約 「東山162号」は白目大粒の良質で、ダイズモザイクウイルス病抵抗性品種である。成熟期は、「ナカセンナリ」並の中晩生種に属する。耐倒伏性に優れ、子実収量は「ナカセンナリ」及び「タマホマレ」を上回...