要約 リンゴ害虫用複合交信攪乱剤の処理は、5月15日頃までに、10a当たり200本の割合で、目通りの高さの枝に取り付ける。複合交信攪乱剤を導入し、殺虫剤を効率的に併用することで殺虫剤を削減できることが確認さ...
要約 薬剤抵抗性ケナガカブリダニ(天敵)、BT剤、除虫菊剤等(天然物資材)、二番茶後の整せん枝(耕種的防除)を利用した総合防除体系により、現行の生産性を維持しながら、化学合成農薬による防除回数を慣行の...
静岡県におけるチャハマキのキチン合成阻害剤に対する抵抗性実態とその対策
要約 静岡県東部、牧之原、中遠、西部地区から採集したチャハマキは、キチン合成阻害剤に対する抵抗性が発達していた。それらのチャハマキに対しクロルピリホス乳剤、ビフェントリン水和剤、プロフェノホス乳剤、...
土壌くん蒸剤と接触型殺線虫剤の一貫施用によるジャガイモシストセンチュウそうか病の防除法
要約 暖地二期作バレイショ栽培地帯では,秋作前の土壌くん蒸剤と春作前の接触型殺線虫剤の一貫施用により,ジャガイモシストセンチュウとそうか病の発生を同時に制御できる。 背景・ねらい 暖地二期作バレイショ栽...
要約 性フェロモントラップを用いて生け捕りしたハスモンヨトウ雄成虫を供試して、本種の殺虫剤抵抗性の簡易検定法を開発した。 背景・ねらい 近年、野菜、花卉等を加害する広食性害虫のハスモンヨトウで、本種の...
要約 ウヅキコモリグモ、オオアトボシアオゴミムシおよびキボシアオゴミムシはコナガ幼虫の捕食量が多く、植物に登る性質があり、さらにキャベツほ場での密度も比較的高いことから、コナガに有用な捕食性天敵で...
要約 水稲のハイブリッド系統「新潟交2号」は、新潟県では中生に属する粳種で ある。長稈で倒伏抵抗性はやや弱いが、コシヒカリに匹敵する極良食味である。 背景・ねらい ハイブリッドライスの育成に当たっては...
要約 暖地向き桑新品種候補系統「九75-08」は、密植栽培や夏蚕、晩秋蚕及び晩々秋蚕期に収量が多い。また、枝条倒伏は少なく、密植栽培での機械収穫が容易である。葉は中型の4裂葉で、硬化が遅い。 背景・ねらい...
要約 水稲「上育418号」は北海道で中生の早に属し、良食味で耐冷性を具備した粳種である。本系統を「きらら397」の一部と「ゆきひかり」の一部に替えて作付けすることにより、寒地における産米の食味向上とより一...
要約 リョクトウ野生種の一系統TC1966に由来する殺虫性物質が3個のアミノ酸と1個のオキシ酸から成る環状ペプチドであることを解明した。本物質は、植物に初めて見出された殺虫効力を持つペプチド様物質である。 ...
要約 ダイズシストセンチュウ汚染土壌を詰めたセルトレイで大豆を栽培すると,多くの感受性個体では播種後6~7週間後にセル側面の根系に雌成虫が現れ,これら個体では土壌を取り除くことなく即座に抵抗性が検定でき...
薬剤抵抗性ケナガカブリダニの保全と合成ピレスロイド剤散布による茶害虫の効果的防除
要約 ケナガカブリダニの合成ピレスロイド剤抵抗性系統は、合成ピレスロイド剤散布後の茶園でのカンザワハダニのリサージェンスを防止する。この天敵の保全と合成ピレスロイド剤の併用により、殺ダニ剤散布量削減...
要約 冬期野外積雪下を想定した0℃湿度100%という条件下での生存期間を比較すると、予冷によって、北海道で越冬が確認されているガンマキンウワバ幼虫は、越冬が確認されていないタマナギンウワバよりも、生存期間...
要約 桑葉に約1週間で死に至る程度の紫外線を照射したところ、モラシンC、M、Nなど1~6種の抗菌性物質を生成した。これらの物質は病原菌の侵入時に誘導されるファイトアレキシンとも共通しており、桑が持つ病害抵...
要約 ウコンノメイガの被害は大豆の播種時期と大きな関係があり、播種時期を遅らせることによってその被害を軽減できる。また被害の程度は産卵数の多少に起因しており、産卵数の多少は外観的には葉緑素濃度(SPAD...
要約 ウコンノメイガの被害は大豆の播種時期と大きな関係があり、播種時期を遅らせることによってその被害を軽減できる。また被害の程度は産卵数の多少に起因しており、産卵数の多少は外観的には葉緑素濃度(SPAD...
要約 ケナガカブリダニの合成ピレスロイド剤抵抗性系統は、合成ピレスロイド剤(以下合ピレ剤と呼ぶ)散布後の茶園でのカンザワハダニのリサージェンス(異常多発生)を防止する。この天敵と合ピレ剤の併用により...
要約 コアオメクラガメは、キクの葉に吸汁痕を残したり、展葉障害を生じ、著しい品質低下をもたらす。本種は、頂部の未展開葉や展開後まもない若い葉だけを吸汁し、吸汁害の程度には品種間差が認められる。葉の生...
要約 青森、秋田、岩手各県のキャベツ畑においてコナガの寄生蜂の種類相を調査し、また盛岡市の東北農業試験場圃場内のキャベツ畑においてコナガの寄生蜂の発生消長を調べた。その結果、生物的防除に利用できる可...
要約 マルバカイドウ台苗木のつくり方として、長さ15~20cm、基部直径0.7cm以上のマルバカイドウ1年枝に品種の1年枝を通常どおり切り接ぎし、これを発泡スチロール箱に火山灰土壌を入れて挿し木すると、優良苗木...