環境保全型稲作技術の面的な取り組みによる流出負荷低減効果の定量的評価
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用削減と適正な水管理を組み合わせた環境保全型稲作技術の面的な取り組みにより、慣行栽培と同程度の収量・品質を確保しつつ、水稲作付期に安定した流出負荷低減効果が得られ、年...
自動灌水装置を用いた水分制御による半促成栽培トマトの高糖度化
要約 カーネーションの2年切り栽培において、1年間栽培した株を1回で切り返すのではなく、 2回に分けて草丈を段階的に低く切り返す、あるいは側枝を半分ずつ2回に分けて切り返すことにより、 高温時でも生存...
砂質土壌でのピーマン栽培における溶脱窒素量低減のためのかん水施肥法
要約 砂質土壌における施設ピーマン栽培において、点滴かん水チューブによるかん水同時施肥や肥効調節型肥料の利用により、収量を維持しながら施肥窒素量と溶脱窒素量を低減することができる。 キーワード 施肥、...
要約 出穂2週間後の穂のカドミウム濃度(X)を測定し、関係式Y=1.22×Xによって玄米のカドミウム濃度を予測する。これにより、収穫後に分析のための出庫保留することなく、汚染米の流通リスクを軽減できる。 ...
一番茶生育期における異なる水管理条件が樹冠面温度に及ぼす影響
要約 一番茶生育期において、降雨がないとかん水量が少ないほど日中の樹冠面温度は上昇する。土壌pFに差が生じない程度の少量のかん水でも樹冠面温度は低下し、水ストレスは軽減される。 キーワード チャ、樹冠面...
イネ科雑草アシカキの畦畔から水田内への侵入は水稲除草剤で抑制できる
要約 イネ科多年生雑草アシカキの発生源は畦畔の越冬株であり、移植水稲では畦畔から侵入する匍匐茎が問題となる。ベンゾビシクロン、ピラクロニルを含む水稲用除草剤を水田内に散布することにより水田内へ侵入す...
要約 農業水利施設のような地域資源の共同管理水準は、地域活性化や住民間の人的ネットワークのような共通要因により高められ、その効果は、都市・平地農村より中山間地域の方が高い。 キーワード 人的ネットワ...
要約 水稲の通常期における田面水位及び乾田直播の発芽・苗立ち時、転換畑の地下灌漑時の地下水位などをあらかじめ設定した水位に自動調節する水位管理器。簡単かつ低コストで水管理の省力化・適正化を実現でき...
要約 水稲の葉の分化は水温に依存する。あきたこまちでは7葉期以降、日長感応が始まり、それ以前の期間の長短は水温で決まる。7葉期以降、短日では日長感応が優先し気温影響は抑制される。長日では気温感応が顕...
飼料用、バイオ燃料用としての利用が期待できる水稲新品種候補「北海飼308号」
要約 「北海飼308号」は北海道での出穂期が“中生の早”に属する極多収系統である。全重収量および玄米収量が高く、稲発酵粗飼料、飼料米、バイオエタノール原料としての利用が期待できる。 キーワード...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
要約 GISを活用して利水機能に加え,水質保全機能,魚類生態保全機能,及び親水機能等の多面的機能を連係して評価する手順により,各機能のバランスや,水路システムのどの区間で多面的機能に配慮するかといっ...
牛ふん堆肥を用いたアールスメロン栽培において土壌養分を集積させない養分管理のための圃場カルテ
要約 作付前土壌および牛ふん堆肥の加里含量から土壌診断基準値以下になるように堆肥施用量を決定し、堆肥、土壌の可給態窒素および無機態窒素から施肥窒素量を求める圃場カルテを用いる施肥は、同一圃場で牛ふん...
グラニエ法によるウンシュウミカンの樹液流速度を利用した水分ストレス診断法
要約 ウンシュウミカンにおいて、グラニエ法によって測定した樹液流速度の相対値は、葉の最大水ポテンシャルと相関があり、樹体の水分ストレス診断に利用することができる。 背景・ねらい ウンシュウミカンの樹体...
キーワード 給食残さ、発酵乾燥物、肥育豚 背景・ねらい 我が国の養豚経営において、飼料穀物についてはそのほとんどを輸入に依存している。その中にあって、調理加工残さ、賞味期限切れに近い食品等の多くが廃棄...
要約 田畑共通雑草アゼガヤは2葉期までに湛水された場合、生育が極端に抑制される。3葉期以降は水没しても旺盛な生育を示す場合が多い。シハロホップブチル粒剤は草丈15cm程度まで、シハロホップブチル乳剤は草丈...
要約 カドミウムの高集積植物であるアブラナ科植物「ハクサンハタザオ」をカドミウム含有土壌地で栽培し、土壌中のカドミウムを植物体中に高濃度で吸収することにより、汚染土壌を効率的に浄化する。 キーワー...
要約 瀬淵工法は排水路内に瀬淵構造を形成する機能を持つ。生物の生息にとって多様な環境を提供する瀬淵構造は、年に3~4回発生する出水ごとに形成、発達、変形を繰り返すが、工法の機能を通じてその構造は維...
流水で摩耗を受ける農業水利施設のセメント系材料の耐久性評価手法
要約 流水による摩耗劣化が生じる農業水利施設の部位に用いられるセメント系材料の試験体に対して、高圧の水噴流を衝突させて摩耗を促進し、摩耗表面形状の変位を測定することで、材料の耐摩耗性や摩耗表面形状...
要約 赤黄色土壌における春季の1日あたりの成木茶園の消費水量は最大で3.5mmと推定され、降雨がない場合は7~11日程度でかん水基準に到達する。7日間隔で25L/m2をかん水することで土壌pF2.3以下になり、一番茶は...