臭化物イオンの浸透特性と窒素収支に基づいた浸透水窒素濃度推定モデル
要約 モノリスライシメータを用いて得られる土壌の臭化物イオン浸透特性と作付毎に求める余剰窒素量から、浸透水窒素濃度の経時変動が推定できる。 キーワード 硝酸性窒素、溶脱、伝達関数モデル、モノリスライ...
ナスの露地栽培での被覆尿素を用いた全量基肥施肥栽培と条施肥法
要約 ナスの露地栽培において、全量基肥としてCDU配合肥料を表層施肥し、肥効の異なる被覆尿素を組み合わせた被覆配合肥料を条施肥すると、肥効が向上し、3割減肥しても標準施肥量の表層施肥した場合と同等の収量...
要約 プランターを用いた少量土壌培地耕でカーネーションを採花始めから4月まで短茎で収穫する場合、施肥量を減らしたEC0.5dS/m養液でも24cm幅プランターでは高い収量を得られる。この栽培方法は隔離ベンチを持...
要約 ピーマンの雨よけ栽培において、被覆硝酸石灰140日タイプを含む被覆配合肥料を用いた全量基肥栽培において、被覆配合肥料を施肥幅30cmで条施肥すると肥効が向上し、3~5割の減肥が可能である。 キーワード ...
取組体制の違いによる特別栽培米の栽培当初の問題点と取組後の満足度
要約 個人は、特別栽培米を栽培し始めた当初には問題点も多いが、継続して栽培することで満足度も高くなる。また、組織は個人と比較して特別栽培米に取り組みやすいものの、継続後の満足度を高めるためには「PR活...
堆肥・緑肥同時すき込み時の窒素溶脱抑制効果と緑肥の窒素無機化パターン
要約 岡山県南部野菜畑の夏期裸地期間中に栽培した緑肥(ソルガム)を牛糞豚糞鶏糞おがくず堆肥と同時にすき込むと、堆肥中の無機態窒素が緑肥にとり込まれて溶脱が抑えられる。また、C/N比が40程度の緑肥をすき...
要約 ミズナ周年施設栽培における栄養障害発生ほ場では、窒素施肥量を5kg/10a・作に減肥する。また、栄養障害を回避するため、窒素施肥量を慣行の47~67%(7~10kg/10a・作)に削減するか、夏季に緑肥を導入し、...
要約 クリ園の草生栽培として、ナギナタガヤは生育最盛期(3~5月)の草丈が低いため園内の作業性に影響がなく、抑草期間が長いため除草労力の軽減ができる。また、毎年播種の必要がないため播種も省力化できる。...
水稲移植前落水時の湛水深を60mm以下にすると水質汚濁負荷が半減する
要約 大区画圃場において水稲移植前湛水時の強風による波は田面土壌を巻き上げて、移植前落水による水質汚濁負荷を大きくする。落水直前の湛水深を60mm以下にすると、水質汚濁物質濃度を抑制し、落水深(排水量)も...
要約 有機質液肥であるCSLを利用した有機養液土耕法は、既存の養液土耕システムを利用してトマト促成長期栽培に適用できる。本栽培法は長期間の栽培でも肥料成分が土壌中に蓄積しない環境負荷軽減型の栽培法で...
有機質、化学肥料の長期連用がニホンナシの収量・品質および窒素安定同位体自然存在比(δ15N値)に与える影響
要約 有機質肥料(なたね油かす)を15年間長期連用したニホンナシ「幸水」園では、果実の収量・品質は有機質肥料区と化学肥料区とで差が認められない。果実の窒素安定同位体自然存在比(δ15N値)は、...
移植前湛水深を抑制するとECが高まり懸濁された土壌粒子が沈降しやすくなる
要約 水稲移植前の湛水深を小さくすると、電気伝導率(EC)が高くなり、土壌粒子の沈降を促進して、排水中の水質汚濁物質濃度が低下する。 キーワード 水田、水質、EC、全窒素、懸濁物質、水質汚濁物質 背景・ねら...
移植前湛水深を抑制するとECが高まり懸濁された土壌粒子が沈降しやすくなる
要約 水稲移植前の湛水深を小さくすると、電気伝導率(EC)が高くなり、土壌粒子の沈降を促進して、排水中の水質汚濁物質濃度が低下する。 キーワード 大区画水田、水質、EC、 全窒素、懸濁物質、水質汚濁物質 背景...
要約 茶葉抽出滓類はいずれも硝酸態窒素を取り込み、その量は炭素1g当たり10~12mgとほぼ一定である。窒素含量が多くC/N比が低い煎茶滓等は、ウーロン茶滓に比べて茶滓由来の窒素無機化量が多いため土壌中無機態...
キャベツの有機質肥料栽培のための畝立て同時畝内作条局所施肥機
要約 15kWクラスのトラクタに装着でき、畝立てと同時に畝内に4条作溝局所施肥ができる作業機である。作業能率は1.2時間/10aで、有機質肥料を用いた初冬どりキャベツ作に適応できる。 キーワード キャベツ、畝内...
ウメ園から生ずるせん定枝チップおよびチップ堆肥の表面散布条件下での分解
要約 ウメ、サンゴジュのせん定枝チップおよびウメチップ堆肥を表面散布すると、7か月後の乾物残存率は60%、57%および90%となる。ウメおよびサンゴジュチップでは約40%が分解され、ウメチップ堆肥では10%が...
要約 本システムは、ホストコンピュータと県内関係者をWebで連結することにより、土壌および堆肥情報を共有でき行政機関でも活用できる。また、Web上で利用者が土壌診断を行い、堆肥を利用した場合の三要素施用量...
要約 化学肥料の削減に向けて家畜ふん堆肥の施用量と施肥窒素の減肥率を考慮した堆肥の有効利用推進が必要である。堆肥の成分含有量と肥効率を計算に入れて施肥設計を行う簡便な施肥計算ソフトウェア「施肥太郎1...
要約 茶園でよく用いられる有機質肥料(菜種油粕、大豆粕、肉骨粉、魚粉)の黒ボク土茶園における可分解性窒素量は全窒素含量の59~89%で、地温摂氏25度では可分解性窒素量の90%が8~12日で無機化する。無機化速...
要約 根域を制限してミニトマトを栽培することにより、有機質肥料調製法の影響を判定できる。有機質肥料の連用、特に有機質肥料を好気発酵させて施用した場合には、化学肥料施用の場合と比較して、収量が高まる。...