重粘土FOEAS圃場でのネギ・ブロッコリー栽培における水位制御の効果
要約 重粘土FOEAS圃場では、地下水位を定常的に畝面下-30cm程度に設定する制御によるネギ・ブロッコリーの生育促進効果は小さいが、夏季の土壌乾燥時の定植直後など、一時的に地表付近まで給水することによる生育...
定植前のネギ苗へのリン酸カリ溶液施用はネギの増収とリン酸減肥を可能にする
要約 ネギ苗をリン酸濃度1.15%に調製したリン酸カリ溶液に定植前に浸漬することによって、初期生育が顕著に促進され、収量が有意に増加する。それによって、圃場へのリン酸施用量を50%以上削減しても、慣行と同等...
要約 家畜ふんたい肥を活用するための施肥設計システム「たい肥ナビ!」を開発した。「たい肥ナビ!」を使うと、たい肥の適正施用量、および、低減した化学肥料施用量を簡易に短時間で算定できる。また、地域におけ...
要約 施設栽培の青ネギ、イチゴ等では堆肥を施用する農家が多い。また、硝酸態窒素含量や可給態リン酸含量は施設野菜の改善目標値の上限を上回り、次層においても多量の塩類集積がみられることから施肥量を適宜減...
要約 露地野菜栽培において日常行われる個々の農作業が環境へ及ぼす窒素負荷の程度によってランク分けし、それを基に作成した点検表は、各野菜栽培における農作業管理別の窒素負荷を評価するために有効である。 ...
要約 都産生ごみ堆肥は、窒素含有率が3%前後と高いが、施肥量を調節することによって、慣行の家畜糞堆肥と同様に利用できる。施用量は、10a当たり果菜類で2t、葉茎菜類で1~2t、根菜類で1t程度であれば、...
深型チェーンポット利用による夏秋どり九条ネギの在ほ期間の短縮
要約 九条ネギのハウス夏秋どり移植栽培において、深型チェーンポットを利用して育苗期間を約2週間延長することにより本ぽ期間を約10日短縮することが可能となる。 キーワード ネギ、深型チェーンポット、育苗期...
要約 複数の作物がモザイク状に分散する野菜地帯において、複合性フェロモン剤を用いた交信攪乱法の適用は、多種の野菜類を加害するハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガの防除が可能である...
要約 野菜農家のうち、ナス、トマト、ネギ、レタスは、堆肥を使用している割合が70~90%であるが、イチゴ、キャベツでは45、24%と低い。投入時期は8、9、10月に集中している。また、成分が表示された安価な完熟堆...
要約 根深ネギの春まき冬どり作型において、連続ペーパーポットCP303を利用した稚苗移植栽培は、育苗期間は40日、畦幅は100cm、植え溝の深さは10~15㎝程度が適当である。 背景・ねらい 近年、根深ネギ産地では、...
北海道における被覆緩効性肥料の窒素溶出特性と露地・施設野菜栽培への利用
要約 被覆緩効性肥料の80%窒素溶出日数は土壌、水分条件に影響されず、40日タイプでは春~初夏の利用で約70日、夏40日未満~50日であり、70日タイプでは初夏約90日である。全量基肥作条施用により、スイ-トコ-...
セル成型苗利用機械移植による秋冬ねぎの肥効調節型肥料を用いた全量基肥溝施肥法
要約 セル成型苗利用機械移植による秋冬ねぎは、肥効調節型肥料の全量基肥溝施肥で窒素施肥量を減らしても慣行施肥栽培と同等以上の収量が得られ、施肥窒素の利用率が10~40%向上するため、窒素施肥量も現行の40...
施設軟弱野菜栽培における有機(ぼかし)肥料の連用が土壌、野菜の収量に及ぼす影響
要約 ホウレンソウ等施設軟弱野菜栽培では、ぼかし肥料の連用で10作程度までの収量は化学肥料連用に優るが、その後劣ることもある。ぼかし肥料の効果は春夏期に高く冬期に低い。ぼかし肥料の連用により土壌の生物...
背景・ねらい 千葉県内の野菜畑土壌の可給態リン酸含量(土壌100gあたりトルオーグP2O5)は平均で50mgであったが、褐色低地土の平均は79mgで、30%もの地点が100mgを超えていた。作物の安定生産および無駄な施肥を...