界面活性剤と硫酸第一鉄処理によるスギ樹皮培地栽培シクラメンの生育改善
要約 定植培地をスギ樹皮単用としたシクラメン鉢物栽培において、界面活性剤および硫酸第一鉄を培地に処理すると生育が改善される。 キーワード スギ樹皮培地、シクラメン、界面活性剤、硫酸第一鉄、生育改善 背...
夏季の花壇苗生産における気化冷却を活用した培地昇温抑制による生育改善
要約 固化培地を用いることでポリポットによる被覆を行わず、培地に向けて送風することで培地水分の蒸発が促進され、気化冷却効果により培地の高温化を抑制できる。この方法によりパンジーおよびミニシクラメンで...
播種期、加温及び電照による鉢物トルコギキョウの5月上旬出荷技術
要約 鉢物トルコギキョウ品種「サファイアブルー」は、10月上旬に播種し、最低夜温15℃となるように加温し、4.5号鉢に鉢上げ直後から午後10時までの電照処理(日長延長)を行うことで、5月上旬に開花させ、高品質...
要約 閉鎖型育苗施設を用いてシクラメン種子を播種するとガラス温室の育苗施設に比べて80%発芽率は7日早くなる。また、セル育苗終了時の葉数、生体重は増大し、定植後のシクラメンの開花始めはガラス温室の育苗...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...
出荷時シクラメンの光合成能力は葉部TOC全量を測定することで推定できる
要約 底面給水中の施肥窒素濃度は、開花期までは葉数の増加に影響を与えるが、開花期以降は株の光合成量に大きな影響を与え、施肥窒素濃度が高いほど株の光合成量が高まる。この時、株の光合成能は葉部TOC全量を...
シクラメンの日持ち性は出荷前1ヶ月の施肥窒素量を上げると高まる
キーワード シクラメン、日持ち性、施肥窒素量、TOC、光合成 背景・ねらい シクラメンは12月から春先まで開花期の長い鉢花として冬季鉢花の代表的な花きであるが、生産量の増大と購入後の日持ち性の問題から市場...
要約 シクラメン乾燥種子に対して、播種前にジベレリン溶液に浸漬処理後、風乾してから播種することにより、発芽促進効果がみられ、発芽が早まる。処理濃度は50ppm、浸漬時間は5分間程度でよい。発芽揃いが早まる...
要約 鉢花生産において、生分解性ポットを育苗に用いて直鉢替え栽培を行うことで、省力化が可能である。ポットは底面にカド穴4個を加え5穴とし、育苗期間によりデンプンの混合率を変えることで、慣行栽培と同等...
要約 贈答用に適する購入時の外観が継続するシクラメンと、家庭用に適する花立ちが長く続くシクラメンでは、用土の種類や出荷前の温度管理、夏期遮光率などの栽培方法が異なる。このため、消費者に日持ちが良いと...
要約 シクラメンの観賞日数の長さに影響を与える要因は、家庭で一般的な管理を行うのであれば生産者の違いによる影響が大きい。また、家庭では水管理などの手入れに関する管理要因よりも光や温度に関する置き場所...
キーワード シクラメン、肥効調節型肥料、マット底面給水 背景・ねらい シクラメン栽培では液肥を主体とした施肥法が普及しているが、より省力化を図るためマット底面給水栽培における肥効調節型肥料を用いた施肥...
複二倍体シクラメン(Cyclamen persicum×C. purpurascens)の作出と種子稔性
要約 二倍体園芸品種(C. persicum 2n=2x=48)と二倍体野生種(C. purpurascens 2n=2x=34)の種間交雑により不稔の雑種(2n=41)が得られる。雑種の減数分裂で非還元小胞子が形成され、雑種の葯培養により非還元小胞子...
キーワード ヤマアジサイ、小鉢生産、品種、育苗、栽培夜温、緩効性肥料 背景・ねらい 福岡県における平成16年の鉢物類の生産面積は101ha、生産額は65.6億円である。しかし、単価の低下が続いており、新品目や新...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に 調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シ...
背景・ねらい シクラメンでは、簡易栄養診断を活用した施肥管理技術が普及してきたが、より省力化を図るため、肥効調節型肥料を用いた施肥管理技術を確立する。そのため、基礎データとして、生育ステージ別養分吸...
要約 5号鉢シクラメンの画像をもとに、特定市場の評価に基づいた出荷選定のための評価モデルを作成した。モデルは11段階の株姿を縦方向、その各段階毎に8段階の花形質を横方向に評価したクロス画像で、贈答用、標...
要約 生産者が用いるシクラメン仕上げ鉢用の培養土に使用される原料及び混合比は赤土40~50%、腐葉土及び堆肥20~30%、残りはパーライト、ピートモス等である。1970年代と比較すると、基肥量は減り、培養土は軽...
花き類INSVはミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマが媒介する
要約 国内におけるインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の媒介種はミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマである。特にミカンキイロアザミウマの媒介能力は雌雄とも個体群の違いに関...
要約 AHPの計算法を用い、鉢物取引の多い異なる地域の卸売市場間でのシクラメンの品質評価差異を分析した。中京の市場では外観品質の重要度が0.519と高い。一方、関西の市場は外観品質が0.382に対し、日持ち性...