不耕起播種機を用いて生産コストを40%削減する水稲-麦類-大豆水田輪作体系
要約 不耕起播種機を用いた経営規模60ha程度の大規模営農において、水稲乾田直播、麦類および大豆の組み合わせによる輪作体系では、気象条件による収量の変動はあるものの慣行体系に比べて労働時間を最大で70%短...
グルテンの質が強靱で難穂発芽性の硬質小麦新品種「銀河のちから」
要約 小麦「銀河のちから」はグルテンの質が強靱で、「ゆきちから」と比べて製パン適性が優れ、中華めん適性は色相がやや劣るが食感は同程度に優れる。播性はⅣで縞萎縮病に強く、穂発芽性は「難」で、寒冷地の気...
要約 小麦「ゆきはるか」は「キタカミコムギ」より、エキステンソグラムにおける生地の力の程度が弱く、スポンジケーキの比容積と官能評価点に優れ、製菓適性が高い薄力小麦品種である。穂発芽性がやや難で収量性...
衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは主要秋播き品種への適用が可能
要約 小麦の穂含水率と圃場試験より得られた正規化植生指数の間には、品種に関わらず正の一次相関があり、衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは現行の主要秋播き品種へ適用が可能である。 キーワード 小麦、...
ロータリシーダを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できる作溝・畦成形ユニット
要約 市販のロータリを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できるユニットである。市販されている2機種に対応できる。受注生産で市販化され、以前に提案したモデルに比べて播種機構成がコンパクトになり種子・肥料の補...
要約 小型コンテナで大豆と麦類を混作して栽培すると、麦類の根は生育初期に大豆株位置側まで伸長し、大豆の根の発達を抑制する。麦類のうち、大麦は小麦に比べてより強く大豆の根を抑制し、大豆地上部の生育も抑...
要約 前作物収穫後不耕起圃場において、浅いチゼル耕と同時に肥料・種子を落下散布することにより、高能率な作目切替作業が1行程でできる。小麦・ソバの他、大豆・ナタネにも適用可能である。ロータリ耕方式と比...
要約 麦類をリビングマルチに用いる大豆栽培の播種には、普通畑圃場では平畝型、転換畑圃場では畝立て型の麦類・大豆同時播種機を用いる。麦類の抑草効果は播種後50日頃で乾物重150g/㎡以上確保した場合に認めら...
要約 「なつあおば」は極早生の多収系統で、熟期の異なる稲発酵粗飼料用品種との作期分散による収穫期拡大により、刈り遅れによるサイレージ品質の低下を防ぐことができる。 キーワード イネ、飼料イネ、極早生、...
要約 宮城県におけるシラネコムギ全量基肥栽培に適する肥効調節型肥料はシグモイド型40日溶出タイプであり、慣行追肥の窒素成分合計量にあたる1.0kg/aを慣行の基肥と同時に施用することで、追肥作業を行うことな...
要約 「東山42号」は製パン性が優れる中生の硬質小麦で、縞萎縮病・赤さび病に強く、耐穂発芽性が優れる。平成20年度栃木県で認定品種に採用された。 キーワード コムギ、硬質、製パン性、耐病性、穂発芽性、半数...
麦類を用いたリビングマルチ大豆栽培の抑草メカニズムと麦類の生育の目安量
要約 麦類を用いたリビングマルチ大豆栽培では、大豆の草冠完成前に、麦類が乾物重で大豆の3倍程度に生育して被蔭力を高め、雑草の生育を抑制する。十分な抑草効果が得られる麦類の生育量の目安は、播種後50日時...
鎮圧ローラを装着した小明渠浅耕播種機による乾燥条件での大豆苗立ち安定
要約 小明渠浅耕播種機に播種前全面鎮圧ローラを装着することで梅雨明け後の乾燥過程でも苗立ちが安定し、晩播での収量確保につながる。 キーワード 小明渠浅耕播種、播種前鎮圧、鎮圧ローラ、苗立ち安定 背景・...
要約 大豆の中耕・培土機を活用した麦の土入れ作業では、耕深は3~5cm、ロータリを正転として作業すると飛散土壌量は3kg強と、多少のほ場高低が認められても平均的土入れ作業が可能である。また、中耕土入れ作...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機の株間除草用レーキ装着による水稲あと小麦苗立ちの向上
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機の覆土ディスクの代わりに株間除草用レーキを装着すると、土壌が緻密な移植水稲あと栽培でも覆土が良好に行われるため、小麦の苗立率が向上する。 キーワード 不耕起栽培、...
水田転換畑におけるレーキ付正転ロータリによる大麦耕うん播種一工程作業技術
要約 2.2m幅の代かきハローに肥料ホッパ200Lと種子ホッパ40L、強度改良した鎮圧ローラなどを装着した、播種幅15cmで、畝間45cmの麦整地播普通栽培用の4条ハローシーダである。埼玉県北部地域の小麦ドリル播き栽...
要約 2.2m幅の代かきハローに肥料ホッパ200Lと種子ホッパ40L、強度改良した鎮圧ローラなどを装着した、播種幅15cmで、畝間45cmの麦整地播普通栽培用の4条ハローシーダである。埼玉県北部地域の小麦ドリル播き栽...
ダイズシストセンチュウ防除技術としての輪作およびアカクローバ間作の再評価
要約 非寄主作物栽培下でダイズシストセンチュウ密度は、年間約60%減少する。秋小麦にアカクローバを間作した場合の線虫密度低下率は、1年間で約70%であり、非寄主作物の輪作よりも優れるが、その差は小さい。...
秋播性を有する早生で収量の多い通常アミロース含量小麦新品種候補「利根3号」
要約 「利根3号」は、秋播性程度Ⅳの早生、短稈で倒伏に強く多収であり、赤かび病には“中”で、うどんこ病、赤さび病及び小麦縞萎縮病には“強”でありる。農林61号より製粉歩留及びミリングスコアが高く製粉性に優...
二毛作地帯での複数品種組み合わせと作業請負組織による飼料イネ適期収穫
要約 稲麦二毛作地帯で早晩性の異なる飼料イネ複数品種の計画的な作付けは適期収穫を拡大し、刈り遅れを回避できる。収穫調製を担うコントラクター2組織により、後作小麦播種適期前に約40haの適期収穫が可能とな...