小麦「チクゴイズミ」の早播栽培における出穂期の葉色と施肥判断
キーワード 早播栽培、出穂期、葉緑素計値、タンパク質含有率 背景・ねらい 熊本県の小麦「チクゴイズミ」は、標準播種(11月下旬)より早い11月中旬に播種すると、成熟期が早まり梅雨前の5月内に収穫できるが、早...
製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「きたほなみ」
要約 秋まき小麦「きたほなみ」はやや早生で、「ホクシン」と比較して製粉性、めん色が優れ、多収である。穂発芽性、赤かび病抵抗性、赤さび病抵抗性、コムギ縞萎縮病抵抗性が「ホクシン」より優れる。 キーワー...
穂発芽しにくい早生の中華めん用硬質小麦新品種「ハナマンテン」
要約 「ハナマンテン」は、硬質小麦で、穂発芽性が難の早生である。高分子量グルテニンサブユニット5+10(Glu-D1d)及び低分子量グルテニンサブユニットg(Glu-B3g)を持ち、グルテンが強靱でゆでのびし難く中華めん...
要約 滋賀県における「ふくさやか」の播種適期は10月下旬から11月中旬で、11月上旬播種が最も高く安定した収量が確保できる。最適な播種量は、全面全層播で10kg/10a程度である。基肥窒素を2kg/10a減量、3月上旬追...
福島県中通り、浜通りにおける小麦「ゆきちから」の子実タンパク質含量の制御
要約 「ゆきちから」の子実タンパク質含量は、出穂期の止葉葉色だけでは予測が難しく4月上旬の茎数から予測ができる。子実タンパク質含量が11.5%より低下すると予測されるとき、出穂期追肥量を増加することで子実...
要約 水稲の乾田直播、小麦、大豆の播種作業に適用できる汎用ロータリシーダは砕土、施肥、播種を1工程で行い、作業幅の拡大と工程の省略により作業時間を短縮できる。開発機の導入により慣行体系に比べて限界規...
十勝地域における条間12cm帯状条播による秋まき小麦「ホクシン」の安定多収栽培技術
要約 十勝地域の乾性土壌において、条間12cm帯状条播により、秋まき小麦ホクシンの収量は、30cm条播よりも約10%増を見込むことができ、品質は維持される。10%の増収によりハローなしの条間12cm帯状条播機では、作...
製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「北見81号」
要約 秋まき小麦「北見81号」はやや早生で、「ホクシン」と比較して製粉性、めん色が優れ、多収である。穂発芽性、赤かび病抵抗性、赤さび病抵抗性、コムギ縞萎縮病抵抗性が「ホクシン」より優れる。 キーワード ...
要約 「ゆきちから」の澱粉粘度は成熟期後の降雨により「ナンブコムギ」よりも早く低下することから、成熟期後は雨に当てないようできるだけ早く収穫する必要がある。 キーワード コムギ、ゆきちから、澱粉粘度、...
要約 小麦「ゆきちから」を用い、基肥に肥効調節型肥料を利用し、麦踏みで生育を制御することにより、従来の播種適期より10日早い9月中旬播種が可能となり、収量及び子実のタンパク質含量とも安定して高い栽培が...
早播に適した小麦に対する子実タンパク質増加のための被覆尿素の施用法
要約 灰色低地土で早播に適した小麦「イワイノダイチ」に対し、溶出期間が30日のリニア型とシグモイド型の被覆尿素を速効性肥料と組み合わせて全量基肥施用すると、収量は慣行と同等以上となり、子実タンパク質は...
麦作雑草カラスノエンドウの出芽の特徴と除草剤による効果的防除法
要約 カラスノエンドウは小麦播種後1ヶ月間で累積出芽本数の約50%しか出芽せず、それ以降も緩慢に出芽し続けるが、播種直後に土壌処理除草剤のジフルフェニカン・トリフルラリン剤あるいはペンディメタリン剤、2...
要約 小麦原麦灰分は播種時期が早い場合や倒伏程度が大きい場合に高くなる。播種時期が適期播の場合、灰分は千粒重や容積重が重いほど低くなる。 背景・ねらい 平成17年産小麦から品質分析値に基づいた新しいラン...
要約 醤油醸造用に向けた硬質小麦「ニシノカオリ」、「ミナミノカオリ」において安定した収量及びタンパク質含有率13%以上を達成するためには、水稲跡・大豆跡ともに窒素施肥量は、基肥5kg/10a、分げつ肥2kg/10a...
要約 硬質小麦「ミナミノカオリ」において、収量性が優れ、生地の物性が良好で、製パン適性が優れる播種時期は11月20日頃である。 キーワード 生地の物性、グルテン、製パン適性、播種時期、ミナミノカオリ 背景...
要約 飼料イネが現行の生産費用を償い米麦2毛作経営に導入されるには、助成金が2万円に低下した場合、59.4円/乾物1kgの価格もしくは1,281kg/10aの乾物収量の実現が必要である。助成金がない場合では現行の生産...
要約 早生・短強稈・多収で、大麦縞萎縮病に極強で、精麦白度が優れ、炊飯後の褐変程度が低い六条大麦「シルキースノウ」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 六条オオムギ、大麦縞萎縮病抵抗性、精麦...
要約 早播による凍霜害及び入梅後収穫による品質低下を生じ易い「農林61号」を補完する早熟品種として、多収で栽培特性や製粉・製麺性が優れる「イワイノダイチ」を奨励品種に採用する。 キーワード コムギ、早熟...
小麦「農林61号」の粗蛋白質含有量を適正化するための追肥要否判定法
要約 小麦「農林61号」の子実粗蛋白質含有量は7葉期の土壌硝酸態窒素含有量の簡易測定値と播種から7葉期までの降水量の積により、または穂揃い期の止め葉の葉色値により予測可能であり、それぞれの時期において追...
要約 小麦「ふくほのか」は成熟期が「シロガネコムギ」と同程度の早生種で、赤さび病と穂発芽に強く、多収である。製粉歩留とミリングスコアが高く、製粉性が優れる。小麦粉のアミロース含有率がやや低く、ゆでめ...