要約 作溝ディスク付き代かきロータリと打込み点播機を装着した乗用管理機を用い、代かき後2~3日目に播種を行うと、車輪跡を利用した溝成形により播種後の落水が促進され、苗立ちが向上する。また、現行のトラク...
被覆尿素を利用した苗箱施肥法による「コシヒカリ」の穂肥の省力化
要約 溶出特性の異なる2種類の被覆尿素を混合し、育苗箱に層状に施用することによって、本田への穂肥を省略し、安定生産できる「コシヒカリ」の苗箱施肥法を確立した。 キーワード コシヒカリ、被覆尿素、苗箱施...
代かき同時播種機を用いたコシヒカリの湛水土中点播による安定栽培技術
要約 適正播種深度を確保するのには、ゴルフボールの露出高5~20mm程度の播代硬度とし、ひたひた水状態で30×20cmに播種する。基肥窒素量は慣行施肥が移植の40%減肥、全量基肥ではLP40とLPS120のブレンド肥料で...
水稲の湛水直播栽培における酸化鉄粉の種子被覆資材としての利用
要約 酸化鉄粉はCMCを3%混合することで過酸化石灰剤と同手法で種子被覆でき、安価な種子被覆資材として無人ヘリ等で5月上旬以降に播種する水稲の湛水散播栽培に利用できる。播種は被覆種子の含水率が15%程...
キャベツ後作の湛水土中点播直播栽培における「ヒノヒカリ」の水管理と施肥法
要約 キャベツ後作において基肥量を減じた「ヒノヒカリ」の打込み式湛水土中点播直播栽培では、強度の中干しや2回目の穂肥を省略することにより、過繁茂とならず倒伏が軽減される。また、玄米タンパク質含有率の...
打込点播機の高密度千鳥状播種による「はえぬき」直播栽培の高位安定技術
要約 打込点播播種機を播種密度28.3株/㎡に高めて千鳥状に播種できるよう改良したことで、従来の市販機より出芽苗立ちおよび初期生育が安定し、この播種機利用による積雪寒冷地の湛水点播直播栽培では移植栽培並...
寒冷地北部における水稲代かき同時土中点播直播の点播間隔と播種作業速度
要約 代かき同時土中点播直播で55㎏/a以上の収量を目標とした場合の点播間隔は15㎝以下で、播種作業速度の上限は0.4m/sである。機械の改良や栽培技術の改善により1株苗立ち数が多くなれば、収量と播種作業速度の...
要約 緑肥等の施用を避け、田面の均平化を図り、鉄毒性を回避することにより、代かき直後の泥水中に催芽種子を酸素供給剤でコーティングせずに散播、無落水で安定な苗立ちを得ることができる。 背景・ねらい 湛水...
要約 短強稈で倒伏抵抗性が大きい「ゆめおうみ」は、日平均気温が15℃を下回る4月下旬に播種する湛水土中直播栽培にも適応できる。苗立数はm2 当たり60~110本、 穂数はm2 当たり400~450本の範囲で、収量は10a...
シラス水田のイタリアンライグラス跡水稲湛水土中点播直播栽培の出芽・苗立確保
要約 シラス水田のイタリアンライグラス跡の水稲点播直播栽培は、イタリアンライグラス収穫から播種までの間隔が一週間以上あれば、播種後の落水管理で出芽が確保できる。その後、湛水しても苗立率は高く、安定し...
暖地水稲の湛水土中点播栽培における播種後落水管理に適する基肥窒素肥料
要約 暖地水稲の湛水土中点播栽培における速効性窒素の基肥施用では播種後落水管理により、初期生育の増大および土壌中アンモニウム態窒素含有量の低下が生じ、総籾数が減少する。緩効性肥料の基肥施用は水管理の...
要約 スクミリンゴガイによる稲の被害量は、単位面積当りの貝の総重量に比例する。この関係を用いて浸水時における稲の被害量の予測が可能である。 背景・ねらい 播種後に落水管理を行う近年の湛水直播において、...
要約 大区画水田において、愛知式不耕起播種機を用い、冬季代かき不耕起乾田直播を基幹とした省力水稲作業技術体系を検証した結果、ほ場作業時間は16.4時間/haとなり、成熟期の異なる品種の組み合わせにより個別...
根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培の育苗期間と灌水法
要約 根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培で、連続ペーパーポットCP303による育苗期間は40日程度、また、土壌水分センサー付き自動灌水装置による水管理は定植から軟白開始までpF1.8程度が適当...
要約 コマツナの点播栽培は、従来の条播に比べて収穫作業性の向上に有効である。栽植条件は、生育・品質及び作業性から1株3本立ちとし、条間及び株間は10cmが適当である。また、播種数日前に播種床へかん水を行う...
湛水土中直播栽培での播種直後からの落水管理による水稲の出芽・苗立ちの向上要因
要約 湛水土中直播栽培における播種直後からの落水管理では、湛水管理に比べて表層土壌での土壌通気性が向上する。また落水管理したときの鞘葉の伸長停止は湛水管理に比べて早く、出芽開始から苗立ちまでの過程が...
要約 水稲「キヌヒカリ」の無代かき直播においては、播種前に耕耘を行い、乾土状態で酸素供給剤粉衣種子を散播する。播種後1日間湛水することで土塊が崩壊し、種子が覆土され、その後落水を8日間行うことで苗立が...
要約 放射温度測定により求めた潅水前の水稲苗の表面温度などから算出される苗水分ストレス指数(SWSI)により、移植時の苗質(苗丈,茎葉重)が推定できる。健苗育成のための苗水分ストレス指数の平均値は、...
要約 水稲の湛水直播栽培におけるカルガモによる被害は、播種様式や播種後水管理等の耕種的対策を組み合わせることにより、無被害圃場の5~10%程度の減収に軽減できる。 背景・ねらい 水稲の湛水直播栽培では、播...
東北地域の水稲湛水直播における直播後落水管理の効果と適用条件
要約 湛水直播の播種後落水管理は、出芽促進剤利用、播種深度3~10mm、播種後積算気温が90度C以上となるまでの継続を条件とし、播種後20日間の平均気温13.5度C以上の条件で苗立ち安定化に有効である。但し、後発...