要約 水稲の不耕起乾田直播栽培(以下、不耕起直播栽培)を継続すると、作土表層に有機物が集積する。不耕起栽培を耕起栽培に転換する時、作土に混和された有機物から窒素が発現し、慣行の窒素施肥量では水稲の生...
要約 そばの不耕起・狭畦栽培は、慣行栽培(耕起・中耕培土有)に比し倒伏がやや多いが成熟期の遅れもなく、同程度の収量を得ることが出来る。雑草は播種前の茎葉処理除草剤の散布で防除できる。基肥と窒素追肥に...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
要約 汎用水田の湛水に伴う土壌窒素の富化効果は、1~3gm-2程度あり、土壌処理では、わら表面施用>代かき処理>わら混入処理の順で効果が高く、いずれも転換畑で効果か大きい。また、窒素富化量と湛水培養窒素と...
要約 畑土壌表層に生息するササラダニ類は不耕起栽培では有翼類が優占し、耕起栽培では無翼類が優占する。一方、土壌と有機物の種類がササラダニ類の群集構造に与える影響は比較的小さい。 背景・ねらい 土壌管理...
要約 不耕起移植を6年継続した水田では土壌有機物が表層に集積するため,窒素発現量は代かき状態にすると,深さ0~5cmで高まり,水稲の窒素吸収速度は幼穂形成期までの期間で代かき継続水田より高くなる。この結果,...
要約 冬季代かき不耕起乾田直播栽培において、苗立数が50~300本/m2の範囲では、苗立数が多い場合には、1次有効分げつと1穂籾数の減少で、苗立数が少ない場合には、2次有効分げつと1穂籾数の増加により面積当たり...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲の不耕起乾田直播栽培における耐倒伏性の向上
要約 作溝播種する水稲不耕起乾田直播栽培は、移植栽培に比べて耐倒伏性が向上し、倒伏し易いコシヒカリ、ハツシモを直播栽培へ導入できる。その一因は総根重や表層部の分布割合が増えること及び土壌硬度が高くな...
要約 小麦の外観品質は出穂期前後30日間の降水量が多いと低下しやすい。不耕起栽培での降雨後の土壌水分は土壌深度による水分差が小さく、下層の高水分期間が短い。水稲跡の小麦作では不耕起栽培にすることで慣行...
要約 圃場に埋設したLP30から、麦類の栽培期間中に76~89%の窒素が溶出する。追肥相当の窒素量をLP30で代替えし、通常の基肥と同時に施用すれば、成熟期まで良好な肥効が継続するので、施肥の省力化に有望で...
シグモイドタイプ被覆尿素を用いた全量基肥による不耕起乾田直播の低投入型栽培法
要約 不耕起乾田直播において、シグモイドタイプ被覆尿素を全量基肥施肥することで、入水期までの溶脱による環境負荷が軽減でき、追肥の省力化が図れるうえ、「岐108号」では増肥をしなくても耕起・移植栽培と同...
要約 大豆の不耕起播種栽培において、かん水は多収技術として有効である。かん水時期は、開花期以前が収量向上に効果が高い。 背景・ねらい 大豆の高収を目指す方策として、農家が慣行で行っている夏季のかん水が...
水稲直播栽培における不耕起の連続が土壌の理化学性に及ぼす影響
背景・ねらい 耕起・代かきを行わない水稲の不耕起直播栽培では、地力や保水性等土壌の理化学性において、移植栽培とは異なり、それに対応した土壌管理が必要となる。細粒灰色低地土において、削耕方式の不耕起直...
要約 ハウスキュウリの早出し・遅出し連続栽培において、前作の早出し栽培終了後、茎葉のみを片づけ、不耕起でセル成型苗を早期に直接定植する事により、慣行栽培を上回る収量を確保できる。 背景・ねらい 夏秋キ...
要約 不耕起移植栽培において、ペースト肥料の側条施肥+肥効調節型肥料の苗箱施肥の組み合わせが、慣行移植栽培の施肥法に最も近い窒素吸収経過を示し、収量も優った。 背景・ねらい 水稲栽培をとりまく情勢は省...
要約 不耕起移植水田作土の孔隙率や窒素肥沃度を調査した結果、継続年数に伴い土壌孔隙率や窒素肥沃度が増加する傾向が見られた。作土表層の変化が大きく、作土深層や次層の変化は小さかった。 背景・ねらい 水稲...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機で播種した大豆と小麦の収量と根系
要約 農業研究センターで開発したディスク駆動式汎用型不耕起播種機により水田転換畑で大豆および小麦を不耕起栽培すると収量は耕起栽培と同等となる。不耕起栽培では大豆の根系は浅く、小麦の根量は少ない。 背...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機で播種した大豆と小麦の収量と根系
要約 農業研究センターで開発したディスク駆動式汎用型不耕起播種機により水田転換畑で大豆および小麦を不耕起栽培すると収量は耕起栽培と同等となる。不耕起栽培では大豆の根系は浅く、小麦の根量は少ない。 背...
要約 不耕期栽培の継続で、細粒グライ土では漏水過多になる心配はない。地下水位が低い中粗粒灰色低地土、灰褐系では減水深が非常に大きくなり、耕起移植田の2倍以上の用水が必要になる。その対策として防水シー...