融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
要約 イタリアの稲作では平均的な43ha規模で費用合計が65円/kgである。大規模化以外に種子、肥料、農機具が日本国内より低価格なこと、高密度の直播栽培と管理法の省力化が低コスト化の要因である。また、現地で...
鉄コーティング水稲湛水直播栽培で使用する活性化種子の発芽生理特性
要約 鉄コーティング水稲湛水直播栽培で使用する活性化種子(水浸種後、乾燥処理した 種子)は、浸種後に短時間で種子内α-アミラーゼ活性と水溶性糖濃度が増加し、種子から 鞘葉へ糖供給が増加する。 キーワ...
発熱を遅延させる過酸化石灰を用いた水稲種子の密封式鉄コーティング
要約 水稲直播栽培用の密封式鉄コーティングの仕上げに用いる焼石膏を種子重の5%の過酸化石灰資材に換えることにより、開封後の発熱を遅延させることができる。このコーティング方法による鳥害防止効果、苗立ち、...
水稲鉄コーティング直播でのイネミズゾウムシによる苗立ち不良の発生
要約
水稲鉄コーティング種子の湛水直播栽培における苗立ち不良の一因は、イネミズゾウムシの食害によるものである。
キーワード 鉄コーティング、湛水直播、苗立ち...
水稲湛水土中直播栽培におけるピラゾレート粒剤の減量使用による雑草防除体系
要約 水稲湛水直播栽培において、落水出芽後の湛水時に、ピラゾレート粒剤を減量使用(1.5kg/10a)してノビエの発生を遅らせることで、一発処理除草剤の使用可能期間が拡大し、より十分な除草効果が得られる。 キ...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
要約 種籾をフェニトロチオン乳剤(MEP50%)100倍希釈液に浸漬して播種すると、キジバト、スズメに対し、既登録忌避剤のチウラムと同等程度の食害防止効果がある。 キーワード フェニトロチオン、水稲乾田直播、...
要約 近年の山形県内における水稲直播栽培は経営内で定着傾向にある。その要因として、播種方式の変化や技術確立により収量が移植栽培並に近づいたことがあるが、一方で、機械の導入により低コスト化が進まないな...
要約 水稲乾籾を不織布に封入・貼付した再生紙マルチ直播シートを人力敷設機で敷設する湛水直播栽培法。代かき後落水し適度な土壌表面硬度になった田面に、直播シートを敷設することで、安定した出芽、苗立ちが確...
愛知式不耕起播種機を用いた播種前浅耕処理による小麦栽培の安定化
要約 愛知式不耕起播種機による小麦栽培は、播種前に深さ約5cmの浅耕処理と浅耕時の基肥施用により生育・収量が安定する。また、通常の耕起栽培ほ場よりも、後作の大豆作業が降雨の影響を受けにくい。 背景・ねら...
要約 愛知式不耕起播種機を用いた直播栽培において、播種前に実施する夏季から冬季の代かき作業が不可能な地域では、耕起・鎮圧作業が有効である。鎮圧作業としてはカルチパッカーを用いると播種精度は、代かき田...
過酸化石灰粉衣籾の加温処理による湛水直播コシヒカリの出芽促進安定化技術
要約 過酸化石灰粉衣籾の30℃・24時間の加温処理はコシヒカリの水稲直播栽培における出芽及び初期生育の促進効果があり、最大の効果を得るためには、含水率20%程度の粉衣籾の加温処理と加温後速やかに播種を行う...
要約 愛知式不耕起播種機による直播栽培では、播種前の冬季代かきと作溝輪の改良(播種溝開口部を2cmに狭める)によって覆土が不十分な場合でも鳥害回避が可能となる。 背景・ねらい これまで、出芽期の鳥害は、...
要約 コシヒカリの愛知式不耕起播種機による直播栽培では、チウラム水和剤による種子粉衣(乾もみに0.5%湿粉衣)によって土壌中の種子の生存率が高まり、2月中旬から4月中旬まで播種期前進しても出芽・苗立ちが安...
要約 水稲乾田直播栽培(耕起乾田直播栽培、不耕起乾田直播栽培)の入水時期を5葉期より早め、出芽揃期とすることが可能である。 背景・ねらい 現行の乾田直播栽培は水利慣行等により水稲の5葉期頃の入水が一般的...
要約 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する敷設機を開発した。本機は歩行用管理機に装着し、ゴムスポンジ付鎮圧ローラ、車輪・足跡消し装置等を装備しており、代かき後自然落水し表面水がほぼなくなった...
要約 M字型潤土直播栽培体系は、大区画水田を対象とした乗用管理機によるワンマンオペレータを前提とする機械化一貫栽培体系で、投下労働時間は73.5h/haと省力的であり、かつ収量の安定した栽培体系である。 背...
要約 水稲湛水直播栽培におけるカモ類の食害に対しては落水処理が有効で、スズメの食害は確実に土中播種することと湛水処理が有効である。 背景・ねらい 水稲湛水直播栽培を実施した場合、鳥害により壊滅的被害を...
要約 水稲湛水直播栽培では、均一な播種・苗立ちが求められているが、動力散布機を使った散播方式では技術的に難しく、より安定した直播栽培技術を確立するため、株形成を可能にする点播機構を開発した。 背景・...