要約 日本ナシ「新高」では、「新興」、「にっこり」、「鴨梨」等が受粉用品種として適する。全花そうの約半数の花芽の先端を3/4程度切除すると摘果時間が約1/2に短縮でき、受粉に羽毛回転式接触型の人工受粉機を...
要約 ヒリュウ台温州ミカン「大津四号」の1年生苗を、保水性の高い粒状培土により育苗すると、新梢が長くなって樹高も高くなり、早期に樹冠拡大が図れる。また、苗植え付け後に黒ポリフィルムでマルチ処理し、春...
要約 〔要約〕水耕液に接種した大腸菌は、根やウレタン培地等で長期間、生き残る。水耕栽培の装置、資材、種子等は次亜塩素酸ナトリウム処理や蒸気消毒で殺菌が可能だが、栽培期間中の殺菌は、困難なため、栽培開...
万願寺トウガラシのピートモス・活性炭培地による養液栽培における培養液濃度
要約 「万願寺トウガラシ」をピートモス1:杉の活性炭2の混合培地に株間45cmで定植し、園試処方0.5倍液を施用すると5~6月の収量が増加し、園試処方0.3倍液を施用すると7~11月の収量が増加する。 背景・ねらい ...
要約 養液栽培において、原水中の養分組成や重炭酸濃度に応じ、安価な単肥を用いた単肥配合支援システムを活用することで、各作物別に簡易に多量要素、微量要素の配合組成を調整できる。この結果、増収や肥料コス...
要約 イチゴの循環式NFT栽培において、山崎処方に比べカルシウム、マグネシウム、硫酸濃度を低くした養液処方により養液pHを6~7に維持できるため、マンガン欠乏の発生を抑制できる。このため、栽培期間中に養液...
要約 傾斜放牧草地内での表層0~5cmの土壌中全窒素、可給態リン酸、交換性カリウム含量は緩傾斜、特に尾根で高く、偏在する。これら土壌養分の偏在には、施肥、放牧牛による影響要因のうち排ふん個数が最も影...
要約 高糖系ウンシュウミカンの交互結実栽培において、生産樹への夏肥増施は果実品質と収量を向上させる。遊休樹への夏肥増施と秋肥早期施用は、収量安定に有効である。 背景・ねらい 高糖系ウンシュウミカンの...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 コシヒカリの条播直播栽培における基肥全量施肥は、基肥用LP30と穂肥用LPSS100の等量混合が適当であり、施肥窒素量は土壌中腐植含量と、最高分げつ期における目標茎数から求めた適正基肥量から判定できる。 ...
要約 整枝処理による収量への影響は小さく、1本整枝の収量は側枝部分の割合が、4本整枝は主枝部分の割合がそれぞれ高くなる。整枝作業は1本整枝50cmで最も省力的となり、収穫作業時間には整枝処理による影響は...
要約 促成ナスのロックウール栽培における本圃の給液EC(培養液の濃度)は、定植から栽培終了までEC1.0~1.3dS/m一定の管理とし、給液量は排液率を目安として定植後から排液率が10%程度になるよう管理することで...
アブラナ科野菜根こぶ病に対するおとり作物としてのエンバク(ヘイオーツ)の利用
要約 アブラナ科野菜根こぶ病菌によりエンバク(品種ヘイオーツ)は根毛感染するが根こぶは形成しない。エンバクによる根こぶ病菌密度低下が確認され、エンバクはおとり作物としても利用できる。 背景・ねらい 根...
雨よけ栽培小ネギの長期連作で養分が集積した土壌における施肥窒素の削減
要約 小ネギ栽培で長期連作により養分が集積した土壌では、施肥窒素を削減できる。作土に無機態窒素が35kg/10a以上集積している場合、初夏~初秋(6~11月)にかけては、無窒素で栽培しても標準施肥とほぼ同等の...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
要約 水田内に生息するスクミリンゴガイの越冬後の殻高成長量は、蓋に残された成長の境界を示す成長線を用いて推定できる。越年貝の成長速度は成貝サイズに達するまではほぼ一定であるが、以後はサイズに依存して...
要約 キャベツ等のセル成型苗の育苗時に、低コストな上方噴霧散水型の散水チューブを利用し、送水と止水を繰り返す間欠灌水を行うことにより、均一な灌水が可能となる。また、育苗箱の重量変化から蒸発散速度を推...
要約 水田土壌にリン酸が蓄積している実態にもとづき、水稲のリン酸吸収量と土壌中の可給態リン酸(トルオーグ法)水準に対応したリン酸施肥基準を策定し、可給態リン酸30mg/100g以上では無施用とした。 背景・ね...
水稲の打込み式湛水土中点播栽培における出芽・苗立ち向上のための初期管理技術
要約 水稲の打込み式湛水土中点播栽培では、播種当日に代かきを行い、打込み速度8~14m/sで播種することにより、出芽深度が確保できる。さらに播種後から出芽揃い期までの落水管理によって浮苗が防止され、苗立ち...
要約 バラ養液栽培における、鋳物廃砂リサイクル資材はロックウールと同様の養液管理で栽培が可能である。鋳物廃砂リサイクル資材は、単体よりもピートモスを混合した培地で収量、切り花品質が向上し、培地として...