水田の休耕・耕作放棄が生物多様性に与える影響は生物群や環境要因によって異なる
要約 水田の休耕・耕作放棄は、乾田、谷津田・棚田や降水量の少ない地域では生物多様性を減少させやすく、逆に湿田、低地や降水量の多い地域では生物多様性を増加させやすい。生物群によっても差があり、両生類・...
イネ縞葉枯病の総合防除技術および防除体系の構築を支援するマニュアル
要約 イネ縞葉枯病を効果的に防除するためには、媒介虫を対象とした薬剤防除、抵抗性品種の利用、圃場管理を産地の特徴に応じて組み合わせることが重要である。技術を取りまとめたイネ縞葉枯病の総合防除マニュア...
要約 イネ縞葉枯病多発地域では、収穫後のひこばえにおいて発病株率およびヒメトビウンカの保毒虫率が急激に上昇する。イネ収穫後は必ず水田を耕起して、保毒虫率の高い個体群の越冬を防ぐ。 キーワード イネ縞葉...
アーバスキュラー菌根菌宿主跡のダイズ栽培ではリン酸施肥を3割削減できる
要約 北海道でダイズを栽培する場合、アーバスキュラー菌根菌の宿主植物栽培跡地ではリン酸施肥を現行基準から3割削減可能である。この技術はダイズ収量水準が標準レベルの場合に適用できる。 キーワード アーバ...
水田輪作ダイズ圃場の発生前歴に基づくGISを用いた雑草発生危険度予測
要約 GIS(地理情報システム)を用いた雑草発生程度と発生草種の前歴情報の集積とそれに基づいた雑草発生危険度の予測は、大規模水田輪作地帯のダイズ作圃場における雑草防除対策の策定に有効である。 キーワード ...
ガスフラックスのモニタリングにもとづくイネ単作田の年間炭素収支とその年次間変動
要約 ガスフラックスのモニタリングの結果にもとづいて、イネ単作田の炭素収支を定量化し、年間収支は8年間平均でほぼ均衡しており、有機質資材の投入にくわえて、作付期間の正味の炭素吸収量が年次間変動の主な...
要約 大豆用コンバインにGPS、流量センサ、排出量センサおよび計測制御装置を搭載し、収穫しながら収量を計測する。圃場内の収量分布を約10%の誤差で計測できる。 キーワード 大豆用コンバイン、収量、GPS、圃...
要約 多数の圃場を管理する生産法人や営農集団等において、空中写真画像や地形図画像の前面にESRIシェイプ形式の圃場図を重ね表示し、圃場単位の作付け・作業計画作成や栽培作業進捗・履歴管理などの情報管理を、...
要約 農村地域で小規模に散在する休耕地を、圃場条件の変化をモニタリングしながら、近接する小学校の総合学習における農作業体験圃場として活用することは、休耕地管理の一手段として有効である。 キーワード ...
ダイズ作後に残される粗大残渣が後作コムギの窒素吸収に及ぼす影響
要約 ダイズ作後は跡地土壌の可給態窒素の増加のために後作コムギの窒素供給量が増加する。ダイズ作後に残される粗大残渣から春先に窒素が放出されるが、後作コムギの窒素吸収に及ぼす影響はダイズ作後の跡地土壌...
要約 現地聞き取りとアンケート調査、及び土壌物理性調査によると、放牧によって土壌硬化が生じた場合は荒起こし回数の1回増、また、畦畔の漏水防止や水稲根腐れ防止対策を行うと、復田が可能である。
棚田ライシメータを用いた傾斜地水田の地表および地下の洪水流出モデル
要約 棚田ライシメータでの地表・地下の洪水流出観測結果から、地下流出は降雨に反応した早い流出と定常的な遅い流出があることを明らかにし、この特性を再現するため、従来モデルに、畦畔の地下浸透孔および地下...
棚田ライシメータを用いた傾斜地水田の地表および地下の洪水流出モデル
要約 棚田ライシメータでの地表・地下の洪水流出観測結果から、地下流出は降雨に反応した早い流出と定常的な遅い流出があることを明らかにし、この特性を再現するため、従来モデルに、畦畔の地下浸透孔および地下...
要約 圃場一筆毎の情報を白地図と連動させ色付け表示することで、大規模経営体が管理する圃場毎の特徴や生産性、日々の作業実施状況を容易に把握することができ、作付けや作業計画等の意思決定支援が可能となる。...
要約 水田作の大規模な経営体が日常業務で使用する生産管理システムは、圃場図を操作しながら、作業と資材など生産管理のデータをデータベースに保存する。また過去の管理データを参照したり、集計したりして作業...
要約 昭和54年から平成10年にかけて、愛媛県下の農耕地は、有機物・土壌改良材の施用割合が減少しており、土壌硬度は高くなる傾向にある。また、柑橘圃場では、酸性化が見られる。 背景・ねらい
昭和34年度...
寒地水田におけるメタンガス(CH4)放出抑制のための圃場管理技術
要約 水田からのメタンガス放出は、稲わら秋混和および肥料・微生物資材併用で抑制され、さらに間断灌漑を組み合わせることで顕著に抑制される。また、無代かきや酸化鉄施用により土壌還元の緩和も、メタンガス放...
要約 平成5年の水稲冷害において,気象・品種・栽培条件がほぼ同一な圃場間に見られた被害程度の局地的変動は,透水性が過小・過大な土壌で被害が大きく,作土が深いと軽減されるなど土壌要因とも関連していた...
要約 乗用田植機の植付け部を取り外し、動力噴霧機・動力散粉機・作溝機を装着した、汎用性のある乗用管理作業機を開発した。本機により、大区画圃場の各種管理作業は、乗用で効率的に行うことが出来る。 背景・...