要約 大豆の浅耕栽培では、窒素成分を含む化成肥料の基肥施用によって出芽率の低下、初期生育の抑制、根粒活性の低下などを招く危険性があり、子実収量・品質の向上という観点からも慣行の耕起栽培より基肥窒素を...
要約 冬作のカバークロップとしてヘアリーベッチ、夏作のカバークロップとしてエンサイを水田に周年にわたり栽培することで周年畑管理条件では2年間、夏期湛水管理条件では3年間雑草の発生、繁茂を抑制でき、...
夏季栽培ヒエと春秋季イタリアンライグラスを利用する水田放牧草地
要約 転作田等の草地化にあたって、耐湿性の強い栽培ヒエとイタリアンライグラスを季節により組み合わせることにより、3月下旬から11月末まで放牧可能な年間乾物生産量約1t/10a、延べ放牧頭数約1,000頭・日/...
要約 暗渠直上には、浸透の良好な場所と不良な場所がまとまりを持って分布している。この変動は主に暗渠もみ殻疎水材上端の深さの変動によってもたらされており、疎水材上端の深さが13cmから20cmに低下すると、暗...
要約 排水性の悪い重粘土地域では、畑転換が暗渠疎水材もみ殻の腐敗に及ぼす影響は小さい。腐敗に伴う渠溝の空洞化は、もみ殻の腐敗程度が高いほど、また渠溝幅が施工後に縮小していないほ場ほど著しく、最短で施...
要約 排水性の悪い重粘土地域では、畑転換が暗渠疎水材もみ殻の腐敗に及ぼす影響は小さい。腐敗に伴う渠溝の空洞化は、もみ殻の腐敗程度が高いほど、また渠溝幅が施工後に縮小していないほ場ほど著しく、最短で施...
要約 暗渠直上には,浸透の良好な場所と不良な場所がまとまりを持って分布している。この変動は主に暗渠もみ殻疎水材上端の深さの変動によってもたらされており、疎水材上端の深さが13cmから20cmに低下すると、暗...
防草シートと地被植物を組み合わせた省力的な水田における法面緑化技術
要約 防草シートと地被植物の組み合わせにより、省力的な法面緑化が可能となる。接地点から発根するヒメイワダレソウ等の地被植物の場合、遮根タイプより貫根タイプの防草シートが適している。 キーワード 法面緑...
要約 高湿条件では軟化ウドの生育および品質は優れる。また,同濃度のジベレリン処理では、低湿よりも高湿条件下で褐変が発生しやすくなるため、軟化温度だけでなく湿度条件に合わせGA処理濃度を変えることが高品...
TDR水分計によるウンシュウミカン樹の太枝体積含水率の年間変動
要約 ウンシュウミカン樹の亜主枝、主枝、主幹の体積含水率は、春から夏にかけて変わらないが、11月になると急に低下する。急傾斜地園に栽培した樹や傾斜地園に隔年交互結実栽培した生産年の樹では、主枝の体積含...
要約 フリーストール牛舎併設のパドック内で飼料給与をする場合は、給与直後の採食が落ち着 いた頃にパドック内の除ふんをすると、ふんが大量に残っている時間を短くすることができる。飼 料給与場所を牛舎内に変...
水田の間断灌漑水管理・慣行施肥管理は水稲栽培期間中のメタンと亜酸化窒素の発生を共に抑制する
要約 わが国の水田における間断灌漑水管理・慣行施肥管理は,これまでに知られていたメタン発生抑制効果があることに加え,トレードオフとしての亜酸化窒素発生も少ない技術である。 背景・ねらい 湛水状態の水田...
要約 養液栽培において、培地にパーライトを利用するときは、定植時に培地底面の3cm上、定植2週間後に培地底面まで水位を下げる水位管理をすると、ロックウールと同等の品質、収量を得ることができる。 キーワー...
要約 地力ムラが問題となる大区画圃場に対し、迅速土壌分析で作成した地力マップを空撮による生育量マップで補正して精密な施肥量マップを作成し、それに基づいた可変施肥を実施するシステムである。これにより収...
要約 近赤外光を用いたセンシング装置によりほ場内の腐植含量を計測し、得られた施肥マップに基づいて全量基肥肥料を可変施肥機で施用することで、収量ムラのない、省力かつ環境保全型の水稲直播栽培を確立した。...
要約 田畑輪換栽培において、小麦栽培の石灰窒素入り肥料利用、キャベツ栽培の作条施肥、収穫残さの早期鋤込み、キャベツ跡の暗渠排水水位制御などの改善技術を組み合わせることにより、作物の生産安定・品質向上...
要約 輪換畑の水稲跡小麦栽培に対する石灰窒素入り肥料の施用は、生産性の向上とともに、暗渠排水からの窒素流出負荷削減が図れることを現地実証した。また、後期追肥を組み合わせた施肥体系により、子実粗蛋白含...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
要約 水田内に生息するスクミリンゴガイの越冬後の殻高成長量は、蓋に残された成長の境界を示す成長線を用いて推定できる。越年貝の成長速度は成貝サイズに達するまではほぼ一定であるが、以後はサイズに依存して...
要約 水田土壌にリン酸が蓄積している実態にもとづき、水稲のリン酸吸収量と土壌中の可給態リン酸(トルオーグ法)水準に対応したリン酸施肥基準を策定し、可給態リン酸30mg/100g以上では無施用とした。 背景・ね...