ハウスミカン園における高水圧剥皮機を用いた軽労働型土壌改良法
要約 ハウスミカンの土壌改良作業において、高水圧剥皮機の水圧を利用するとスコップを用いた人力による方法と比べて掘削作業の軽労働化が図られる。この方法で掘削した穴にピートモスを投入することで、土壌中層...
個別要素法を用いた土の破壊現象予測のための数値シミュレーション手法
要約 本手法は、作業機械による土の破壊挙動を再現できるシミュレーション手法である。不連続体解析手法である個別要素法を用いているため、振動式全層破砕機のシャンク振動によって生じる土層内の亀裂発生や進展...
近赤外分析法によるリグニンを指標とした家畜糞発酵堆肥の迅速な品質判定
要約 堆肥中に含まれるリグニン含量は、堆肥化過程において品質評価の指標となるBODと高い相関関係にあり,堆肥の品質評価の指標として有用な成分である。また、近赤外分析法によりリグニン含量は、高精度に分析...
要約 堆肥中に含まれるアンモニア態窒素含量など臭気成分は、堆肥の品質評価の指標となるBODと高い相関関係にあり、堆肥の品質評価の指標として有用な成分である。これらの臭気成分は近赤外分析法により高精度に...
要約 日本ナシ「新高」のみつ症は、8~9月の適度な潅水、9月の1か月間の遮光処理、交配後20日目の早期の小袋かけ、満開後10日目及び満開後100日目からの10日間隔、各5回のカルシウム剤散布、早期収穫と低温貯蔵の...
要約 日本ナシ「新高」のていあ部の亀裂は、摘果時に着果番位の高い果実または有てい果を選定すること、小袋を交配後20日目の早期にかけること、カルシウム剤を満開後10日目から10日間隔で5回散布することで軽減...
日本ナシ「新高」における土壌改良による土壌硬度の改善と細根量の増加
要約 日本ナシ「新高」において土壌硬度の高い園では土壌容量の約3割のピートモスを混ぜ合わせ埋め戻すことによって土壌硬度を改善し効果を維持するとともに細根量の増加を促すことができる。 キーワード 日本ナ...
要約 腐植ペレットを利用した尿処理システムの処理能力と処理水の悪臭防止効果や液肥としての可能性を調査。本システムは、一律排水基準は満たすものの上乗せ排水基準(COD、SS)を満たすのは難しく、液肥として...
農家の庭先でできる牛ふん・豚ふん堆肥中全カリ、全リン酸の簡易分析法
要約 牛ふん・豚ふん堆肥中の現物中全カリ・全リン酸含量は、希硫酸抽出後、小型反射式光度計(RQflex)を用いることにより簡易・迅速に推定できる。 キーワード 牛ふん堆肥、豚ふん堆肥、全カリ、全リン酸、小...
要約 再生循環資源である木炭を利用した脱臭システムを開発するため、脱臭剤の性能及び実証機を製作し試験を行った結果、木炭(無処理木炭)は、酸性ガスに高い吸着力を示し、酸添着木炭(木炭を酸性溶液で処理)...
機械深耕と堆肥の局所施用を組み合わせた日本なし「幸水」の樹勢回復技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」に対し、ホールディガーおよびコイル式深耕機を用いて深耕を行い、堆肥を土壌中層に局所施用することは、細根を大量に発生させ、果実の肥大効果が認められ、樹勢回復、多収生産...
要約 土壌の可給態りん酸、交換性石灰・苦土・カリの増減を、資材投入量と作物による吸収量から簡易に予測する推定式を作成し、視覚的に土壌の変化が捉えられるように土壌マップソフトに組み込んだ。 キーワード ...
要約 カキ(富有)において果頂部が浅黒く変色する障害「うすずみ果」は、主要根群域のpH低下に伴うMn過剰が原因であり、下層土の土壌pHの改良により発生が抑制される。 キーワード カキ(富有)、Mn過剰...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
ポリエチレンイミン系土壌改良資材施用による茶園の硝酸態窒素流亡抑制
要約 茶園の畝間にポリエチレンイミン系の土壌改良資材を施用することにより、硝酸態窒素の流亡を抑制することができる。 背景・ねらい 茶園からの硝酸態窒素の流亡は、環境負荷として問題となっている。そこで、...
機械深耕と堆肥の局所施用を組合せた日本なし「幸水」の細根増加技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」の細根量と果実収量との間には正の相関が認められる。細根量を増加させる対策として、ホールディガー、コイル式深耕機による中層への堆肥の局所施用は活性の高い新根を発生させ...
要約 水稲不耕起直播を立毛中の小麦条間に行う場合、シイグモイド溶出型100日タイプ及び同120日タイプ被覆尿素を4:6に配合した肥料を種もみと同条施用する全量基肥体系において、小麦の品質に影響することなく、...
要約 形散布機は十分に腐熟した家畜由来の堆肥・化学肥料・土壌改良資材および牧草種子の混合資材を、400~800㎏/hの能率で現場で成形(成形物を「シードキューブ」という)しながら傾斜草地に広域散布できる。 ...
要約 工場残廃材である樹皮の有効利用を図るため、樹皮に多量に含まれている縮合型タンニンの含有量、化学構造、ホルムアルデヒド吸着能、繊維素材への染色性を明らかにするとともに、抗菌繊維及び液状炭化物の調...
VA菌根菌の共生率を高める培土の条件と共生がキュウリの収量に及ぼす影響
要約 キュウリ台木‘スーパー雲竜’に対するVA菌根菌の共生率は、リン酸施肥量を減じて有効態リン酸を少なくするか、培土にパーライトやイソライトを混入すると高まる。また、VA菌根菌を共生させてもキュウリの...