国内の家畜に流行する非定型Salmonella Typhimuriumに遺伝的多様性が生じている
要約 国内の家畜において、特定の遺伝子型(9型)に属する非定型Salmonella Typhimuriumの分離が近年増加している。本菌では可動性遺伝因子の獲得・欠失によって変異を重ね、二つの系統グループが生じている。家畜...
要約 ネギ属遺伝資源を長期間安定的に保存できる技術である。ネギ属茎頂に処理液で脱水耐性を付与した後、風乾で脱水し-80°C冷凍庫で急速冷却すると、一年間保存後の再生率は液体窒素を用いた超低温保存品と大差...
要約 粗飼料多給下の黒毛和種子牛において、7.5ヵ月齢で離乳するとストレスレベルが低く、栄養の切り替えもスムーズなことから、3ヵ月齢離乳と比べ発育成績は向上する。 キーワード 黒毛和種子牛、粗飼料多給、発...
要約 農家用の小規模なバイオガス発生装置(BD)からのガスの発生量は、原料となる家畜の排せつ物の供給量の影響を受けるが、ホテイアオイなどの未利用バイオマスを補助的な原料として活用することで、BDの安定的な...
1日2回の制限哺乳は哺乳期の胚回収成績に影響せず空胎期間延長を軽減する
要約 1日2回の制限哺乳は黒毛和種分娩牛の分娩後60日以内の過剰排卵処置・胚回収成績に影響せず、自然哺乳個体と同等数の移植可能胚、凍結可能胚が採取できる。また、胚回収後の初回排卵までの日数が短縮され、分...
成長ホルモン・成長因子が鰓における免疫関連遺伝子・浸透圧調節遺伝子の発現におよぼす影響
要約 免疫系に促進的な作用を持つ成長ホルモン・成長因子の投与が、損傷した鰓に対してどのような影響を与えるかについて、人為的に鰓弁の一部を切り取る処置(バイオプシー)を実施した大西洋サケを用いて調べた...
東京湾周辺地域に生息する野鳥のサルモネラ保菌状況と分離株の性状
要約 東京湾周辺地域に生息する各種野鳥のサルモネラ保菌状況を調査した。52種、412羽の糞便検体からの分離率は5.6%(23羽)で全てSalmonella Typhimurium(ST)であった。また脚指240検体からの分離率は9.2%(...
要約 3カ月齢までのほ乳期の血液性状(赤血球数、白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値および23項目の生化学検査)において、体細胞クローン牛の後代牛と対照牛(人工授精由来)の間には差異なく推移してい...
要約 千葉県の登録品種であるベゴニア「コーラルファンタジー」(濃桃)の葉挿し繁殖株から花色の変異個体を確認し、花色・花型の優れた新品種「クリーミーファンタジー」(淡黄)と「アプリコットファンタジー」(浅...
要約 中山間地域における肉用牛繁殖経営を対象とする、里地放牧技術の診断票である。放牧馴致、家畜衛生と生産、放牧施設整備と安全対策、草地管理、畜産経営の革新、地域農業への貢献の6局面についてチェック...
要約 食入加害しているキクイムシ類に対し、越冬成虫の重点防除期である4下旬から5月中旬にマラソン・MEP乳剤200倍を散布すると、キクイムシ自ら薬液に接触して死亡する。この作用性を意識した丁寧な散布が...
要約 体細胞クローン種雄牛について、精液と血液の性状を29ヶ月調査した結果、各検査項目で、通常牛との顕著な差異や異常値は見いだせない。 キーワード 家畜繁殖、ウシ、体細胞クローン種雄牛、精液性状、血...
飼料イネサイレージと牧乾草の併用給与と肉用繁殖牛の子牛生産性
要約 飼料イネサイレージを肉用繁殖牛の妊娠期に良質な牧乾草と併用給与する場合、飼料イネサイレージを給与飼料中、乾物割合で約50%給与しても胎子発育や血液性状には問題はなく、分娩後の繁殖機能(発情回帰、...
要約 優良系統ブルーNo.23、ホワイトNo.5は、市販種子より低温要求量が少なく、促成栽培に向いている。市販種子より育苗期間を約2ヶ月以上短縮でき、11月中旬からの加温と電照により2月出荷が可能である。 キーワ...
飼料イネサイレージと牧乾草の併用給与と肉用繁殖牛の子牛生産性
要約 飼料イネサイレージを肉用繁殖牛の妊娠期に良質な牧乾草と併用給与する場合、飼料イネサイレージを給与飼料中、乾物割合で約50%給与しても胎子発育や血液性状には問題はなく、分娩後の繁殖機能(発情回帰、...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
携行型電牧を用いた省力的クリープフィーダーによる放牧子牛の発育改善
要約 安価で設置が容易な携行型電牧とマルチポールを利用したクリープフィーダーを用いることにより、放牧子牛は草質が低下する夏期においても、日増体量0.9kg以上の良好な値を示し、生時~離乳時(4か月齢)まで...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
要約 体細胞クローン牛は、一般牛と比べて出生直後の赤血球数は少ない傾向があり、生後1週間の平均赤血球容積と平均ヘモグロビン量は有意に高い。3ヶ月以上生存しているクローン牛においては、ほとんどの血液生...
携行型電牧を用いた省力的クリープフィーダーによる放牧子牛の発育改善
要約 安価で設置が容易な携行型電牧とマルチポールを利用したクリープフィーダーを用いることにより、放牧子牛は草質が低下する夏期においても、日増体量0.9kg以上の良好な値を示し、生時~離乳時(4か月齢)ま...