要約 リンゴ台木の育種において、挿し木発根性に対して主働的に寄与するQTLに連鎖するDNAマーカーMdo.chr17.5の遺伝子型を指標として、休眠枝挿しによる発...
キクタニギクの高温開花遅延において高温感受性が高いのは暗期後半である
要約 キクは高温で開花が遅延することが問題となっている。キクタニギクにおいて高温に対する感受性が高い時間帯は暗期後半である。高温による開花遅延はフロリゲン様遺伝子の発現抑制によるものである。 キーワ...
選抜育種した高水温耐性品種の養殖現場における既存品種との特性の差異
要約 千葉県ノリ養殖の年内生産量は、水温上昇等によって変動が大きく近年は減少傾向にある。これに対応するため、室内選抜育種によって高水温に耐性を有するノリ系統を作出した。この系統を秋芽生産期に既存品種...
要約
ゼフィラ・エレガンスは、1花茎から種子が放任で約300粒採種でき、発芽適温は15~25?Cで、発芽率は74~78%である。播種から2年目で発芽した株の約35%、3年目で約90%が切り花生...
要約
センリョウは、挿し木を湛水状態で行うプール挿しにすると、発根率が高く、発根本数やシュートの発生本数が多い良質な苗を作出できる。増殖率は、2年生枝を用いて茎挿しを行うと、...
要約 カキ「富有」の中間台木として「Ac-1」および「Y」を用いると、果実収量や果実品質に影響することなく樹高または総新梢長が減少し、わい化効果が認められる。 キーワード カキ、わい化栽培、中間台木、果...
グラウンドカバープランツとしてのイブキジャコウソウによる農地法面の植生管理
要約 イブキジャコウソウは、4月下旬以降の萌芽した枝を挿し穂に用いて容易に繁殖が可能であり、定植当年の秋及び翌年秋の被覆度はそれぞれ約60%、80%と被覆能力が高い。 キーワード グラウンドカバープランツ...
要約 イチゴの実生苗を用いた栽培において、育苗期にセルトレイに25~45度の傾斜を与えることや、葉柄基部を押さえて横に倒すことで、その後の花房の伸長を一定方向に制御できる。 キーワード イチゴ、実生苗、花...
要約 「春いぶき」、「吉備路」および「八ツ頭」では、慣行法である地下茎分割繁殖に比べて、根ざし繁殖により、増殖効率が高まる。根ざし繁殖で得られた苗は、地下茎分割繁殖に比べ、本ぽに定植するまでに50日程...
要約 ダリアの茎頂培養苗は、挿し芽時の発根と初期生育に優れる。1対の展開葉を付けた穂木の 128穴セルトレイへの挿し芽により、2~3週間で定植苗が得られ、培養苗1個体から当年内に100球以上の 種球が得られ...
要約 冬出しヒペリカム鉢物には品種「エクセレントフレアー」と「ピンキーフレアー」が適し、「エクセレントフレアー」では、前年の8月に挿し木繁殖した1年生苗を露地育苗し、1月下旬に定植すれば、夜間最低気温...
要約 ワサビの畑栽培におけるセル成型育苗法は、秋播きの場合128穴セルトレイを使用し、市販の葉菜類用育苗培地に緩効性肥料を1L当たり2.5~5.0g混入した培地を用い、約70日間育苗する。本育苗法は慣行育苗に...
要約 利用率が低下し雑草化した放牧地において、在来シバポット苗を1苗/4m2の密度で6月に移植すれば、放牧を継続しながら4年後にはシバ被度67~85%のシバ草地が出来上がる。 キーワード シバ草地、山間傾斜地、...
要約 優良系統ブルーNo.23、ホワイトNo.5は、市販種子より低温要求量が少なく、促成栽培に向いている。市販種子より育苗期間を約2ヶ月以上短縮でき、11月中旬からの加温と電照により2月出荷が可能である。 キーワ...
要約 播種前に種子重量の1~2%の水を加えてから水稲用育苗箱に詰めて積み重ねることで、簡便かつ大量に、大豆の出芽率ならびに出芽揃いを高めるための種子水分の調整ができる。 背景・ねらい 発芽勢を高めて出芽...
有用微生物を担持させたビール粕炭造粒品によるイチゴ萎黄病の防除
要約 非病原性フザリウム菌(MFG6菌)をビール粕の炭化物とゼオライトの混合造粒物(ビール粕炭造粒品)に処理し、イチゴの育苗培土に使用すると、萎黄病の防除ができる。ビール粕炭造粒品の育苗培土への全量使用...
要約 セルトレイ苗挿し木装置は、作業者が周回するカップ内に穂を投入するだけで、自動的に穂をセルトレイに植付ける装置である。開発した装置には、標準タイプのほか、穂の下葉をブラシの回転などにより取り除く...
要約 移植用シバ苗を早期育成する場合は、無加温ビニールハウス内の高床で3月末から育苗すると5月中旬に移植可能苗は37.5%に達し、5月下旬にはハウス内の高床、地面ともに40%台になる。露地育成では、3月中旬か...
要約 組織培養で得たタラノキ再生植物の不定根を用い、2,4-D 1~2mg/l添加MS培地でカルスを誘導する。ホルモンフリー培地で継代培養を行えば、多芽体・不定胚による大量増殖が可能で、ハイポネックス0.3g/l液肥施...
要約 遺伝子組換えにより作出したグリホサート耐性日本型イネ3系統を用い、環境安全性を評価するため、繁殖性、雑草性、生態系への影響を検討した結果、供試した組換えイネが環境に与える影響は、従来のイネとほ...