要約 「励広台1号」は、イチジクとイヌビワの種間雑種であり、イチジク株枯病に真性抵抗性である。休眠枝や緑枝挿し木によって容易に繁殖でき、「桝井ドーフィン」および「蓬莱柿」との接ぎ木親和性は高い。 キー...
要約 外来遺伝子をゲノム編集の標的として利用することで、CRISPR/Cas9によるキクのゲノム編集技術が可能となる。栄養繁殖性の高次倍数性の園芸植物におい...
要約 生物研が参加する国際ブタゲノム解読コンソーシアムは、ブタゲノムの約90%の塩基配列の高精度解読を行った。また約15,000個のブタ遺伝子の配列解読を行い、約25,000個のブタゲノム上の遺伝子の存在を明らか...
選抜育種した高水温耐性品種の養殖現場における既存品種との特性の差異
要約 千葉県ノリ養殖の年内生産量は、水温上昇等によって変動が大きく近年は減少傾向にある。これに対応するため、室内選抜育種によって高水温に耐性を有するノリ系統を作出した。この系統を秋芽生産期に既存品種...
要約 パパイヤの新品種「石垣ワンダラス」は、「ワンダーブライト」の自然交雑実生から選抜した両性系統である。半わい性の生育特性を持ち、大果で糖度が高く食味がよい。 キーワード パパイヤ、半わい性、大果、...
大果で北海道向きのブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」
要約 ブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」は、「コビル」と「ウェイマウス」の交雑品種である。「CW1」は8月上中旬、「CW7」は8月中下旬が収穫期で、いずれも大果で、圃場での耐寒性がやや強または中で、北海...
南西諸島向け永年採草用牧草極晩生ギニアグラス新品種「うーまく」
要約 ギニアグラス新品種「うーまく」は収量性、再生性および永続性に優れる。利用2年目および3年目の乾物収量は「ナツユタカ」比137および139である。また、利用期間中に出穂しないことから、品質が安定し、消化...
TDN含量の高い寒地・寒冷地向きサイレージ用トウモロコシ新品種「北交65号」
要約 「北交65号」は北海道では“晩生の早”、東北地域では“早生”に属し、同熟期の標準品種と比較して、乾物中のTDN含量が2~2.5ポイント高い。TDN収量は北海道では同等で、東北地方ではやや高く、初期生育、耐倒伏...
畑地型酪農経営におけるメドウフェスクを用いた集約放牧の導入効果
要約 経産牛60頭規模の畑地型酪農経営では、メドウフェスクを用いた集約放牧の導入により、従事者1人当たり労働時間の237時間短縮、農業所得の2,134千円増加が実現できる。飼料自給率は7.5ポイント上昇でき、配...
要約 ギニアグラス新品種「パイカジ」は、南西諸島で最も普及している「ガットン」より収量および消化率が向上しており、収量は多収品種「ナツユタカ」並である。南西諸島の永年草地での採草利用に適している。 ...
要約 千葉県の登録品種であるベゴニア「コーラルファンタジー」(濃桃)の葉挿し繁殖株から花色の変異個体を確認し、花色・花型の優れた新品種「クリーミーファンタジー」(淡黄)と「アプリコットファンタジー」(浅...
わい性で、耐暑性に優れた食味良好なパパイヤ新品種「石垣珊瑚」
要約 パパイヤの新品種「石垣珊瑚」は、「ワンダーブライト」の自然交雑実生から選抜した単為結果性のある雌性系統である。耐暑性を備え、わい性で豊産性の栽培特性を持ち、果実は強い芳香があり、高糖度で食味...
ペレニアルライグラス「ポコロ」の導入による草地植生および家畜利用性の改善
要約 ペレニアルライグラス「ポコロ」は、作溝型播種機を用いた簡易更新でも放牧地の植生改善に十分な効果が期待出来る品種であり、導入により放牧草の栄養価や採食性を改善し、サイレージとして利用すると自給飼料...
乾物収量が多い飼料用サトウキビ新品種候補系統「KRFo93-1」
要約 「KRFo93-1」は、日本初の飼料用サトウキビ品種候補系統である。初期生育が旺盛で乾物収量が多い。株の再生が優れ、数年間にわたる多数回の収穫が可能である。 キーワード 飼料作物、粗飼料、サトウキビ、乾...
SSRマーカーによるヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別法の開発
要約 6組のSSRマーカーにより、鳥取県が育成したヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別が可能である。 背景・ねらい ヤマノイモ属植物は栽培地域によって多くの系統が存在し、気候、土壌及び栽培条件によりイモ...
要約 シンテッポウユリにカサブランカを交配して胚培養により「カリステ」を育成した。「カリステ」の花は大輪の純白で、りん片挿し苗や小球でも1年で開花する。 キーワード ユリ、シンテッポウユリ、カサブラン...
花柱切断受粉法と胚珠培養を用いたユリ新品種「愛媛農試FL1号」の育成
要約 「愛媛農試FL1号」は花柱切断受粉法と胚珠培養を利用して、シンテッポウユリとアジアティック・ハイブリッドとの遠縁交雑により育成した品種である。本品種は花形がテッポウユリ型、花色が穏赤紫色で、上向...
要約 マーガレットとハナワギクの属間雑種系統の挿し穂にX線を照射して、鉢物用マーガレット新品種「伊豆19号」を育成した。本品種は既存の品種にはない明黄色の花色を持ち、草姿がコンパクトで、連続開花性を有...
要約 優良系統ブルーNo.23、ホワイトNo.5は、市販種子より低温要求量が少なく、促成栽培に向いている。市販種子より育苗期間を約2ヶ月以上短縮でき、11月中旬からの加温と電照により2月出荷が可能である。 キーワ...
要約 ウマノアシガタ一重の偶発実生の中から花弁が八重の形状を示す変異個体を選抜し、花茎本数や花数が多く、花壇や畦畔の景観形成に利用できるラナンキュラス「ガーデンスター」を育成した。 キーワード 八重、...