飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
要約 体表温と活動量および起臥状態を連続的にモニタリング可能な多機能尾部センサを用い、得られたデータを人工知能により解析することで、繋ぎ飼育下の牛においても効率よくリアルタイムに発情を検知することが...
腟温度測定による分娩開始時期の予測は牛の品種や産歴に関わらず有効と考えられる
要約 牛の品種や産歴によって分娩難易には差があるものの、腟温度測定による分娩予測は約1日前に可能と考えられる。腟温変化パターンも品種、産歴を問わず似ているが、腟温変化率は未経産牛の方が経産牛と比べて...
機械学習を用いた牛用尾部体表温センサデータによる発情検知・分娩予測
要約 体表温を連続的に測定可能な牛用尾部体表温センサから得られるデータに基づき、発情検知や分娩予測を可能とする機械学習による解析法であり、発情発見や分娩監視に要する観察時間の大幅な削減が期待できる。...
要約 繁殖牛と子牛を冬期も含めた周年で一緒に放牧することにより、慣行的な飼養方式と比較して生産コストの4割を削減できる省力的な肥育素牛の生産技術体系である。生産性を低下させることなく肉用牛繁殖経営の...
営農開始から約10年間の経営経済性を評価する周年親子放牧導入支援システム
要約 繁殖牛頭数と草地の面積・条件、導入牛と販売子牛の価格、基本的技術係数など数項目を設定するだけで周年親子放牧開始後約10年間の家畜頭数と経済性(損益とキャッシュフロー)が試算できるシステムである。設...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
北東北地域の周年親子放牧実践農家における子牛の発育成績と親牛の繁殖成績
要約 北東北地域で周年親子放牧を実践している農家において、9ヵ月齢までの子牛の平均日増体量は、雄で1.07kg/日、雌で0.94kg/日で、冬期(12~2月)生まれの子牛と冬期以外の出生子牛との間に差はない。また親牛の...
腟温センサーに基づく肉用牛の分娩経過時間は分娩難易度の影響を受ける
要約 市販されている分娩監視用腟温測定センサーで分娩前体温を測定した場合、分娩難易に従い一時破水から娩出までの時間は延長する。そのため破水後の経過時間で要介助~難産の判断ができる可能性が高い。 キー...
要約 腟内温度と腟内電気伝導度を連続測定可能な多機能腟内センサを用い、人工知能により解析することで、高感度・高精度かつリアルタイムに発情を検知することができる。 キーワード 腟内温度、腟内電気伝導度、...
要約 市販のハンドリフター付き運搬台車に自作の保定台を組み合わせることにより作製した可動式の手術台である。麻酔導入後の豚の運搬や保定、術野の確保といった一連の手術作業が安全かつ容易に行うことができる...
大型破砕機と「フレコンラップ法」による破砕穀実の迅速なサイレージ調製方法
要約 破砕速度7t/h以上の能力を持つ大型破砕機を用いて破砕した穀実を、内袋無しのフレキシブルコンテナに投入し、投入口を結束後、牧草用のラッピングマシンを用いてラッピングすることにより、脱気すること無く...
要約 クヌギ林放牧による原木椎茸と肉牛生産で構成される林畜複合経営は、経営資源の家族労働力と繁殖牛、里山の汎用利用が行われ、単一経営と比べて各部門の作業労働や経費が低減されるため収益性が高く、生産物...
飼料用ムギ類を活用した秋冬季における放牧延長のための作付け支援計算シート
要約 秋冬季における肉用種繁殖牛の放牧延長を計画する際に、どの飼料用ムギ類の草種を、いつ頃播種すると、いつまで希望頭数をストリップ放牧できるかを算出する計算シートである。予測される放牧可能頭数と期間...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
周年親子放牧により子牛生産コストを半減する繁殖経営の生産管理と経営対応
要約 労働時間の7割低減と生産コスト半減を実現する肉用牛繁殖経営の要点は、放牧用地の団地化と定置方式による周年親子放牧、1日2回の集畜と個体管理、高い牧養力を維持する草地管理、コントラクターとの連携に...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
要約 日本のIPCCガイドラインに準拠した牛の通常の放牧期間(5~10月)における排せつ物に由来するメタンの排出係数は0.076%で、IPCC既定値(0.067%)と同等であるが、一酸化二窒素の排出係数は0.684%で、IPCC既定値(...
要約 豚レンサ球菌の莢膜合成関連遺伝子を検出するマルチプレックスPCRによるタイピング法は、検査現場で実施困難な本菌の血清型を推定できる簡便かつ実用的な手法である。 キーワード 豚レンサ球菌、血清型、遺...