要約 春まきソバ「春のいぶき」の出芽および開花までの日数は気温が高いと短くなり、開花からは30日程度で種子黒化率は8割になる。窒素は0.6kg/aを基準とする。収量を重視すると種子黒化率8割が収穫適期になるが...
要約 東日本大震災からの復興に向け宮城県亘理町に建設されたイチゴ団地に導入するための、独立プランタ型栽培ベッドとクラウン加温装置を組み込んだ高設栽培システム共通仕様である。これにより栽培技術の共有や...
地下水位制御システムを用いた梅雨明け後に播種する大豆の苗立ち向上技術
要約 地下水位制御システム圃場で梅雨明け直後の高温少雨期に大豆を播種する場合、播種後に設定水位を高くして圃場表面に水分を供給すると出芽率が向上し、苗の生育が揃う。播種前に圃場表面を湿らせておくと、土...
要約 暗渠排水部での立ち上げ管を用いた地下水位制御によるNO3-N流出負荷削減対策では、立ち上げ管の設置による暗渠排水特性への影響は小さい。NO3-N流出負荷削減効果は、地下水位上昇に伴...
溶存酸素濃度低下を反映して増加する大豆タンパク質は冠水障害の指標になる
要約 出芽期大豆の冠水障害評価系において冠水液中の溶存酸素濃度低下を反映してポリガラクツロナーゼ阻害タンパク質およびエクスパンシン様タンパク質が増加する。これらタンパク質の量的変化を冠水障害の指標と...
要約 農家所有のトラクタに装着できる穿孔暗渠機「カットドレーン」は、資材を使わず、40~70cmの任意深の溝下横側に、10~15cm角の連続した空洞を、心土破砕と同じ施工速度で成形する。本穿孔空洞は、排水路に通...
二毛作トウモロコシの耕うん畝立て播種に適した作業工程とその湿害軽減効果
要約 二毛作トウモロコシの湿害軽減のために耕うん畝立て播種を行う場合、事前耕うんを行わず、冬作収穫後に直接畝立て播種を行う作業工程が適する。圃場が過湿となる期間が長いほど、畝立て播種による増収効果が...
圃場排水性を改善して施肥・播種を1工程で行うチゼル式不耕起播種機
要約 条毎にチゼルで排水溝を作溝し、同時に施肥・播種を行うトラクタ直装式の不耕起播種機で、降雨後の排水が促進され、大豆収量は1割程度向上する。作業幅は1.5~2.4mで、条間は30~80cmまで変更でき、30kW(40P...
大豆の冠水抵抗性機構においてユビキチン-プロテアソーム分解が抑制される
要約 大豆の出芽期における冠水抵抗性試験を毎世代継続することにより、選抜されたγ線照射由来突然変異体においては、冠水時にユビキチン-プロテアソーム分解機構が抑制されている。 キーワード 大豆、湿害...
要約 大豆植物体において土壌環境下で起こる湿害や乾燥ストレス等を生物フォトンの放射量の相違によって識別でき、根の湿害を地上部で植物体の非破壊系で検出するために生物フォトン照射を利用できる。 キーワー...
苗立ち安定化に向けた鉄コーティング種子を活用した水稲の無代かき直播
要約 鉄コーティング種子の無代かき表面直播における水管理は播種時の湛水、出芽始の落水および本葉展開時の湛水から成る。無代かきでは減水深が大きく出芽始に滞水部が発生しにくいため、還元障害を回避でき苗立...
小明渠浅耕播種機を用いて生産費を43%削減する2年3作輪作体系
要約 作溝・畦成形ユニットを装着した小明渠浅耕播種機による水稲-小麦-大豆の2年3作輪作体系では、慣行体系に比べて、作業時間を57%、生産物60kg当たり費用を43%削減できる。小明渠浅耕栽培で湿害を軽減できるこ...
耕うん同時畝立て播種機汎用利用による平高畝を活用した麦-大豆作体系
要約 耕うん同時畝立て播種機による平高畝を用いた大麦条播-大豆の狭畦多条播体系では、収量は対照より水稲後大麦で2~3割、大麦後大豆で1~5割の増加が見込める。1俵あたり費用合計は現状平均より大麦は同等ない...
要約 地温・土壌凍結深モデルで推定した結果を基に、トラクター等で積雪深を変化させることで大規模農地でも土壌凍結深を予測しながら数cm以内の精度で制御できる。 キーワード 土壌凍結、環境制御、最適化、大規...
要約 耕うん同時畝立て播種機の大麦・大豆汎用利用による麦後大豆の狭畦多条播栽培、大麦の耕うん同時播種作業およびエアーアシスト水稲条播機による高能率作業を組合せた水田輪作体系では、作業の競合回避、収量...
要約 オオムギの耕うん同時畝立て播種は、慣行の畝を立てない散播と比較すると、越冬後の畝上部の土壌粗間隙率が高く維持されること、純同化率を高く維持することで個体群生長速度が高くなることから、越冬後の湿...
関東平野部におけるナタネ品種「キラリボシ」の播種適期と栽培管理法
要約 茨城県南部でナタネ品種「キラリボシ」を10月中に播種することで、凍害にあうことが少なく、梅雨前にコンバイン収穫できるようになる。秋雨による冠水害を避けるために畝立て栽培を行い、転換初年目圃場では...
要約 ダイズでは湛水条件下において通気組織が発達し、その組織を通じて空気中の酸素が根系へ供給される。供給された酸素は根系の呼吸に利用される。また、根系で生じた二酸化炭素は通気組織を介して空気中に排出...
ロータリシーダを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できる作溝・畦成形ユニット
要約 市販のロータリを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できるユニットである。市販されている2機種に対応できる。受注生産で市販化され、以前に提案したモデルに比べて播種機構成がコンパクトになり種子・肥料の補...
要約 寒地水田転換畑のダイズ不耕起栽培においては、発芽法による雑草の埋土種子密度3000個/㎡を目安になるべく埋土種子密度が低い圃場を選んで作付けすれば、除草作業の負担増大を抑えられる。 キーワード 雑草...