ロータリシーダを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できる作溝・畦成形ユニット
要約 市販のロータリを簡単に小明渠浅耕播種機に改造できるユニットである。市販されている2機種に対応できる。受注生産で市販化され、以前に提案したモデルに比べて播種機構成がコンパクトになり種子・肥料の補...
要約 暗渠排水機能が低下した重粘土質水田転換畑では、本暗渠とモミガラ簡易暗渠とを縦型暗渠で連結させることによって、暗渠排水は改善され、鋤床面上の滞水は減少する。しかし、この効果は縦型暗渠の目詰まり等...
要約 東北各県の大豆産地では、水田経営所得安定対策後、受託組織の比率が減少し、協業経営や個別経営の比率が上昇している一方、地域農業の現状を背景に主な大豆営農主体に違いがある。また各産地では、地力維持...
泥炭土水田における耕起由来のN2O排出量は0.30kgN2O-N/ha/年と見積もられる
要約 泥炭土水田、転換畑の年間亜酸化窒素排出量(kgN2O-N/ha)は、0.59、8.75である。この結果、有機質土壌の耕起に由来する水田からの亜酸化窒素排出量は、国独自の数値(0.30)が採用され、IPCCデフォ...
エネルギー収支・経済性・環境負荷からみたバイオマス利活用シナリオの評価法
要約 都市近郊農畜産業地域の地域性やバイオマス変換技術の導入可能性に基づいてバイオマス利活用を推進するためのシナリオを作成し、エネルギー収支、支出・収入、温室効果ガス排出量を現状と比較することにより...
要約 大豆の出芽時の冠水は根と胚軸の生育を顕著に阻害し、冠水により早期に根の細胞膜および細胞壁のタンパク質群が変動し、特に細胞壁のリグニン合成やリグニン化等に関与するタンパク質群が減少している。 キ...
ダイズ「エンレイ」の梅雨期の湿害による減収程度は葉色により予測できる
要約 ダイズは湿害を受けると葉色と光合成速度が低下して、栄養生長量が不足するために減収する。梅雨期において畝間に湛水してから10日前後のSPAD値と子実重との間には正の相関関係が認められ、この時期のSPAD値...
重窒素自然存在比を用いたグライ低地土における根粒窒素固定量の測定法
要約 測定のつど、根粒非着生の試料と固定窒素のみで生育した試料を比較に用いることで、グライ低地土で栽培されたダイズ「エンレイ」においても、根粒窒素固定量の期間積算値を重窒素自然存在比により測定できる...
排水不良転換畑で畦立て栽培したダイズ「エンレイ」の乾物生産・収量特性
要約 排水不良転換畑で畦立て栽培したダイズは、排水良好転換畑に比べて開花期以降の生育が停滞すること、開花以前から個体当たりの分枝節数は少なく推移して花蕾数が少なくなった結果、稔実莢数および子実粒数は...
要約 東北地域における水稲穂ばらみ期耐冷性基準品種を、従来の評価で最も強い“極強”より3ランク強い“極強11”まで選定した。新基準品種により“極強”より強い水稲品種・系統の耐冷性の評価が可能になる。 キーワー...
地下水位調節システムFOEASによる一筆水田の水稲栽培時の節水効果
要約 FOEASは水位管理器による自動取水および水位制御器による無効放流の防止により、水稲栽培時の節水効果を有する。鹿児島県の灰色台地土地区における一筆水田の用・排水量は、対照圃場と比べて用水量で約40...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
倒伏に強く大粒良質で蛋白質含量が高い大豆新品種候補系統「東北160号」
要約 だいず「東北160号」は倒伏とダイズモザイクウイルスに強い。子実は大粒良質で、子実中の蛋白質含量が「エンレイ」並に高く豆腐に適する。 キーワード 大豆、耐倒伏性、ダイズモザイクウイルス抵抗性、蛋白...
要約 水田転換畑でのヒマワリ栽培において、既存の麦・大豆用播種機に密植を防ぐヒマワリ種子用ロールを装着し、湿害を回避できる簡易畝立て同時播種方式と組み合わせることにより、適切な苗立間隔を確保でき、子...
ダイズプロテオームデータベースは湿害関連タンパク質の検出に有用である
要約 ダイズの生育時期・器官特異的・細胞内小器官タンパク質を解析し、二次元電気泳動を基盤にしたダイズプロテオームデータベースを構築し公開する。湿害時に増加・減少するタンパク質情報も収録されている。...
大豆発芽時の湿害に対する代謝応答はTCA回路やGABA代謝が関係している
要約 冠水ストレスにより大豆発芽時の代謝は大きく変動し、クエン酸、イソクエン酸、フマル酸、GABA、アラニンの変化が強く影響を与えている。嫌気呼吸により糖含有率が低下し、TCA回路とGABA-shunt経路に関わ...
寒地稲作においては農家の栽培経験に応じた冷害リスク情報の伝達が重要
要約 水稲栽培の歴史が比較的新しい中国黒龍江省においては、農家の冷害発生リスクに対する認識、さらには耐冷性品種の作付けという実際のリスク対応が十分に進んでいない。特に、栽培経験の浅い水稲作経営農家の...
関東北部の転換畑におけるナタネ品種「キラリボシ」の機械化栽培法
要約 関東北部では霜柱による凍上害を避けるため,10月中に播種する。転換畑では播種時の冠水害を軽減するため,小明渠浅耕播種機を用いる。栽植密度は少なくとも30本/m2以上とし,春季の追肥を行う。ナタネの...
用水路と畦畔からの漏水で湿害が著しいほ場の簡易な水田汎用化技術
要約 老朽化し漏水の著しい既設の開水路内に塩ビ管を埋設し、自然圧パイプラインとすることで、漏水と無効放流が防止でき湿害と用水不足が解消される。さらに、レーザーレベラーによるほ場面傾斜化で表面排水が...
東北地域向けの赤穂観賞用水稲新品種候補系統「奥羽観378号」
要約 水稲「奥羽観378号」は、東北地域に適する早生の赤穂系統である。穂に赤褐色の長い芒を有し穎花も赤色を呈するため、穂揃い期には穂全体が赤色に見える。極短稈で倒伏に強く、栽培しやすい。観賞用として、...