自家和合性で果実が大きくヤニ果の発生の少ないウメ新品種「麗和」と「和郷」
要約 「麗和」と「和郷」は自家和合性のウメ新品種である。30g以上の果実が収穫できて、果実の生理障害であるヤニ果の発生が少ない。自家不和合性品種の結実不良が問題となっている地域で結実を安定させる品種と...
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
要約 梅干しの果肉が部分的に硬くなるシコリ果は、果実内に発生した空洞の周辺組織の細胞壁にカロースが 合成し硬化したものであり、果実肥大後期の果肉細胞径の異常肥大により空洞果の発生率が高まり、シコリ果...
要約 樹高を3m程度に抑えたウメ「南高」の一文字、X字低樹高仕立て法は主産地の平均収量1,600kg/10aを樹齢6年で超えることができ早期多収であり、収穫作業能率も慣行仕立て樹より高く、せん定にも一部脚立を利用...
要約 ウメの果実の果頂部付近の樹脂症の発生には,果頂部における中果皮細胞の肥大程度が関係しており,細胞肥大の著しい品種ほど発生率が高くなる。 キーワード ウメ、樹脂症果、中果皮細胞径、育種 背景・ねら...
樹勢が強く、一次加工特性の高い中玉のウメ早生新品種「2M3−41」
要約 「新平太夫」と「織姫」を交配し、中玉のウメの新品種「福太夫」を育成した。樹勢が強く側枝の維持が容易で、成熟期は6月中旬で「紅サシ」より10日、「新平太夫」より約2週間早い。果肉歩合が高く、樹脂障害...
要約 ウメは果肉細胞数が少なくて個々の細胞肥大が大きい細胞肥大型品種群、細胞数が多くて個々の細胞肥大が少ない細胞数型品種群、およびそれらの中間品種群の3つに分類される。この果肉細胞と樹脂障害果発生は...
要約 スダチ果実は30℃以上や5℃以下では果皮は退色しにくい。このため、30~40℃での高温予措や強制予措を行うと、緑色を保持した状態の果実予措が短期間に可能となり貯蔵性が向上する。夏期かん水は貯蔵性をさらに...
要約 ウメ産地で2000年に広範囲に発生した収穫期の果実障害は、灰色かび病菌の感染によるものであるが、従来の灰色かび病と発病時期、症状が異なる。6月上中旬に低温多雨に経過すると発生する。 キーワード 灰色...
要約 ウメ根中の物質またはその分解生成物により幼木の養分吸収が妨げられ、生育が阻害されるため、ウメにおいてもこれら物質による生育障害発生の危険性が高い。 背景・ねらい ウメと同じく核果類に属するモモで...
要約 わい化栽培もも台木のゆすらうめは、ひこばえからの節培養によって得られたシュートを二相培養することにより大量増殖ができる。また発根・馴化過程で培地支持体にフロリアライトを用いると発根・馴化率が高...
要約 カンデラブル整枝でウメを栽培すると低樹高化が可能になる。また、開心自然形に比べ早期多収が図られる。 背景・ねらい 本県のウメ栽培は、栽培者の高齢化や高樹高のため管理作業に苦慮するケースが多くなっ...
要約 うめの平棚栽培法は従来の開心自然形に比べて収量が増加し、果実が大きくなる。また、収穫作業効率が2~3倍向上し、うめの低樹高化に適した栽培法である。 背景・ねらい うめの収穫作業時間は全体の50%程度...
要約 モモの加温栽培における電気マット埋設及びビニルマルチは、地温上昇効果が高い。とくに、電気マット埋設は、発根、発芽、開花、新梢伸長などの項目で生育促進効果が高い。大分県農業技術センター・果樹部 ...
要約 低樹高を目的として、樹高2m、幅1.5~2.0mのY字フェンス仕立てを行なうことにより、収穫作業の省力化と樹の若返りが図られ、大玉比率が高まる。 背景・ねらい ウメの栽培・経営上の最も大きな問題点は、収...