ユリ「シベリア」は冷涼条件での栽培で乾物蓄積が促進され切り花品質が向上する
要約 オリエンタル系に属するユリ「シベリア」は、平均温度20°C程度の冷涼条件での栽培で開花までの植物体各部位への乾物蓄積が促進され、新鮮重が重く、長く堅い茎をもつ品質のよい切り花が得られる。 キー...
量管理養液栽培でキュウリ葉に発生する白化症状の原因はリン酸過剰である
要約 キュウリの量管理養液栽培において、著しい葉の白化症状が発生する場合がある。原因はリン酸過剰症による水溶性マグネシウム等の移行の阻害である。 キーワード キュウリ、白化症状、リン酸、過剰障害、量管...
沖縄本島ジャーガル地帯における秋冬作レタス安定生産のための新栽培体系
要約 安定生産を目的として開発した、牛ふんせん定残さ混合堆肥、LPコート主体の全量基肥施用、マルチ内かん水の個別技術を体系化することで、大玉化するとともに玉揃いが向上し、約2~4割程度の増収が図られる。...
要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...
要約 ヒペリカムの葉焼け症状は苦土欠乏により発生する。加里欠乏では葉の黄化及び褐変が生ずる。りん酸欠乏では葉が赤紫色に変色し後に褐変する。白化症状は尿素系肥料に副成分として含まれるビウレットにより発...
要約 時間流量12L/hrの給水停止機構を備えたボタン型点滴潅水装置に、60の吐出孔を持つ点滴チューブを接続すれば、点滴孔当たりの時間流量0.2L/hrの極微量潅水同時施肥が可能となり、保水量が少なく、透水性の高...
ギ酸カルシウム資材の葉面散布によるナシ「新高」の尻あざ症、裂皮の抑制
要約 ナシ「新高」にギ酸カルシウム資材(CaO:42%)の200倍液を満開20日後と30日後に2回散布するか、 500倍液を満開20日後から10日間隔で5回散布すると、尻あざ症、裂皮の抑制効果がある。 キーワード ナシ、裂...
要約 1原液タイプの隔離床用肥料を利用することによって、隔離床を用いた高糖度トマト生産において、既存の養液土耕用給液装置を改変することなく葉の黄化が防止できる。また、イチゴの養液栽培では、養液供給装...
スイカの葉巻タンソ発生を軽減し果実内部品質を向上させる栽培法
要約 透明マルチ、UVカットでない資材のトンネル、被覆肥料追肥、4番花着果の組み合わせにより、果実成熟期における葉巻タンソの発生が軽減される。この場合、収穫果実のうるみ果発生が少なく、糖度が上昇しや...
要約 隔離床を用いた節水管理による高糖度トマト生産において発生する葉の黄化、新葉の枯死といった生理障害を養液栽培肥料の使用によって防止することができる。 キーワード トマト、高糖度、生理障害 背景・ね...
要約 液肥は、毎日午前9時に点滴チューブから一定量(年間施用量÷365日)を1回施用する方法で、10a当たり年間窒素施用量は、バラ栽培では約80kg、ガーベラ栽培では約40kgが適当である。 キーワード 液肥、隔離ベ...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
要約 「まだら症」の発生には亜鉛が最も強く関与しているが、鉄とマンガンの葉面散布によって障害が軽減される場合もあるため、散布液は3種類を混合したものが望ましい。濃度は鉄5ppm、マンガン25ppm、亜鉛25~...
高pH暗赤色土におけるオリエンタルユリの上位葉黄化症状は鉄欠乏である
要約 pHの高い暗赤色土で発生したオリエンタルユリの上位葉の黄化症状は,上位葉の2価鉄含有率が低く,キレート鉄の施用によって軽減されることから,この症状は,鉄欠乏である。 キーワード 暗赤色土、ユリ、黄化、...
要約 オリエンタル系ユリやアジアティック系ユリにおいて、下位葉から中位葉の葉先が黒変する生理障害は、鉄の過剰吸収が原因と考えられ、土壌の酸性化や多肥によって助長されることが判明した。 キーワード ユリ...
要約 豚尿処理水による水耕栽培において、葉菜類は良好な生育を示すことが確認され、さらに、処理水に数種類のミネラル成分を補うことにより、慣行で使用される水耕培養液と同様の収量が得られる。 背景・ねらい ...
要約 トルコギキョウの底面給水栽培では、苗は288穴セルで播種後9週間育苗し、本葉3対程度のものを用いる。肥料は被覆肥料100日タイプを使用し、施肥量はN成分で株当たり0.260g~0.455gとする。 キーワード トル...
高知方式湛液型ロックウールシステムにおけるキュウリの培養液処方
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリ栽培において、培養液組成を山崎キュウリ処方1.0単位に準拠して、リン濃度を5.8me/リットル、マンガン濃度を0.2ppm、亜鉛濃度を0.4ppmにすることにより、...
要約 葉柄汁液を用いたトマトの窒素栄養診断における採取部位は第1果房直下葉の先端小葉葉柄が最適である。収量、施肥効率および跡地の残存窒素を考慮して栄養診断基準値を葉柄硝酸濃度4000~7000ppmとし、診断...