南九州地域におけるパプリカの早熟栽培に適する品種及び播種・定植期
要約 早熟栽培におけるパプリカの大果系品種は、赤色果が「スペシャル」、黄色果では「フィエスタ」が適する。5月から多収を得る播種期は12月中旬、定植期は2月中旬である。 キーワード パプリカ、早熟栽培、品種...
要約 大果系パプリカの多収のための植え付け株数は、10アール当たり3,700株程度とし、主枝2本仕立てで垂直に誘引し、着果開始節は主枝2節とする。主枝着果を基本とし、主枝に着果しない節はその側枝の第1節に着果...
要約 パプリカでは、昼温が摂氏30度以上の高温域ではす入り果や変形果等の障害果の発生割合が増加する。この高温域では、花粉が形成されなかったり開花時に発芽能力を持たない花粉が多く発生し、種子が十分にでき...
山形県におけるカキ「平核無」のヘタ出し樹上脱渋方法での処理時期と収穫時期
要約 山形県においてカキ「平核無」果実を、固形アルコール剤を入れたポリ袋でヘタを袋に包まないで被覆する「ヘタ出し樹上脱渋処理」を行う場合、処理適期は満開後110日頃・平均果頂色2.0弱の時期である。この処...
要約 ズッキーニのハウス抑制栽培において、ハウス屋根面を外部遮光し、さらにマルチ資材として地温上昇抑制型フィルムを併用すると、規格外果の発生が少なく、8・9月の前期収量が安定する。 キーワード ズッキー...
ブドウ欧州系2倍体品種の中梢剪定栽培による着房新梢率と果実品質
要約 欧州系2倍体品種の着房新梢率は品種により異なる。中梢剪定(4~5芽剪定)栽培で果実品質が優れる品種は「マスカット・ビオレ」、「ルーベル・マスカット」、「赤嶺」、「ロザリオ・ビアンコ」である。 キー...
要約 ウメは果肉細胞数が少なくて個々の細胞肥大が大きい細胞肥大型品種群、細胞数が多くて個々の細胞肥大が少ない細胞数型品種群、およびそれらの中間品種群の3つに分類される。この果肉細胞と樹脂障害果発生は...
樹勢が強く、一次加工特性の高い中玉のウメ早生新品種「2M3−41」
要約 「新平太夫」と「織姫」を交配し、中玉のウメの新品種「福太夫」を育成した。樹勢が強く側枝の維持が容易で、成熟期は6月中旬で「紅サシ」より10日、「新平太夫」より約2週間早い。果肉歩合が高く、樹脂障害...
要約 半促成トマトで発生する大型花痕、チャック果は1、2段果房では育苗期の気温低下、多窒素で発生が増加する。3~5段果房では基肥の多施肥によって発生が増加する。 キーワード 半促成トマト、花痕、チャック果...
要約 スダチ果実は30℃以上や5℃以下では果皮は退色しにくい。このため、30~40℃での高温予措や強制予措を行うと、緑色を保持した状態の果実予措が短期間に可能となり貯蔵性が向上する。夏期かん水は貯蔵性をさらに...
要約 西洋なしの収穫適期を判定する基本的な指標として満開後日数が利用できる。更に、収穫前に果実調査を行いヨード反応指数、酸度、種子の着色程度を調べることで、北海道の主要な品種の収穫適期を判定できる。...
要約 道央水田地帯の新興トマト産地を対象に生産者間の収益性の格差について検討した。トマト作導入間もない生産者は経験者に比べて10a当たり40万円の収益低下が生じているが、これは、取引価格の低迷と栽培管理...
要約 ウメ産地で2000年に広範囲に発生した収穫期の果実障害は、灰色かび病菌の感染によるものであるが、従来の灰色かび病と発病時期、症状が異なる。6月上中旬に低温多雨に経過すると発生する。 キーワード 灰色...
要約 「興津2号」を母親に、「花御所」を父親とする完全甘がき新品種「53-1」を育成した。「伊豆」に続いて収穫できる早生の甘がき品種で、果皮色が赤く、果実重も250g前後となり、直売に適する。 キーワー...
要約 中晩生モモの果肉褐変症果の発生要因を解明するため、果肉褐変の程度を5段階に分類し、それと果重及び糖度との関係を検討した結果、果肉褐変症は大玉、高糖度の果実ほど発生が多い傾向が認められた。熊本県...
要約 スダチは収穫後10℃~20℃の温度下及び光の存在で果皮の脱緑が促進され品質が低下する。高温予措(30℃、18時間)と高ガス透過性袋(トリメチルペンテン系 パック)を組み合わせた貯蔵(5℃)により4か月程度の...
要約 12~1月播きの半促成栽培における「紀州ししとう1号」のハウス栽培の誘引整枝法として、中央に主枝2本、外側に主枝2本を誘引する新改良主枝4本仕立て法が従来の外側4本慣行誘引法に比べて収量性が高く、作業...
要約 施設内の夜温を10℃として最高温度を22.5℃に管理すると、可販果収量が多くなる。また、曇雨天時に20℃で午前中9~12時の3時間昼間暖房を行うことで、1果重が重く多収となり、小果の発生が抑えられる。 背景・...
要約 ミディ系トマト(ファン・ゴッホ)の半促成・房どり栽培(5段摘心)では、1果房着果数が5~8果において障害果の発生率、生育に顕著な差が認められず、1果房重は着果数が多いほど大きいため、1果房当り8果に摘果...
要約 いちご「道南26号」は、収穫始が「宝交早生」とほぼ同等の早生で、平均1果重が重く、上物率が高い。先白果の発生は認められず、中心空洞は「きたえくぼ」より小さい。食味は良好で、日持ち性に優れる。 背景...