要約 サツマイモ基腐病(基腐病)の病原菌を検出・同定する新たなリアルタイムPCR法である。本技術を用いることで、基腐病菌と同属近縁種を迅速かつ正確に区別して検出・同定でき、基腐病の高感度かつ高精度な診断...
要約 全国から収集したトマト葉かび病菌は、新たなレースを含む12種類のレースに分化しており、そのうち5種類のレースは海外でも報告のない日本特有のレースである。これら多様なレースの全てに対して抵抗性を示...
要約 日本で発生しているトマト葉かび病菌のレースは、国内で独自の寄生性分化を遂げ、日本特有のレースが生じており、またそれぞれの地域で独立して別々の親系統から新レースが発生する。 キーワード トマト葉か...
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスの感染が疑われるメロンおよびきゅうりからRNAを抽出し、特異的プライマーを用いたRT-PCRにより感染を診断することができる。 キーワード ウリ類退緑緑黄化ウイルス、RT-PCR、迅速診...
ウリ類退緑黄化ウイルスによるメロンおよびキュウリ退緑黄化病(新称)
要約 メロンおよびキュウリで発生する黄化症は、タバココナジラミバイオタイプQおよびBが媒介するウリ類退緑黄化ウイルスの感染で発病するメロンまたはキュウリ退緑黄化病である。 キーワード ウリ類退緑黄化ウイ...
潅漑水を原因とするホウ素過剰による施設栽培「不知火」の黄化・落葉症状
要約 加温施設栽培の「不知火」で、葉が黄化・落葉する症状が発生した園の葉や土壌および潅漑水のホウ素濃度は、健全園に比べ高い。本症状は潅漑水を替えると葉中のホウ素濃度が減少し、症状が軽減されることから...
上川地域における春まき小麦「春よ恋」に対する尿素葉面散布効果と追肥要否判定
要約 開花期以降3回の尿素葉面散布追肥で、タンパク含有率が向上する。また、千粒重も増加し増収する。生育診断値(穂揃期の草丈(cm)×止葉直下葉葉色値)と推定粗子実重水準より、倒伏を抑えつつ、タンパク含有率を...
キュウリ黄化ウイルスが生育初期に感染した露地キュウリにおける病徴推移
要約 オンシツコナジラミを用いてキュウリ黄化ウイルスを接種したキュウリには接種約20日後の下位葉に部分黄化症状が生じる。また、接種約25日後の中位葉に淡黄色症状が接種30~60日に退緑斑,黄緑色症状が現れる...
イチゴ高設栽培における生育、収量に影響のない灌漑水のNa濃度
要約 培土量が少ないイチゴの高設栽培においてNa濃度が100mg/Lと高い灌漑水を利用すると、厳寒期にNa過剰による新葉の黄化症状が現れ、3~5月の収量が低下する。灌漑水のNa濃度が50mg/L以下であれば葉の黄化はみ...
高pH暗赤色土におけるオリエンタルユリの上位葉黄化症状は鉄欠乏である
要約 pHの高い暗赤色土で発生したオリエンタルユリの上位葉の黄化症状は,上位葉の2価鉄含有率が低く,キレート鉄の施用によって軽減されることから,この症状は,鉄欠乏である。 キーワード 暗赤色土、ユリ、黄化、...
大麦新奨励品種「ファイバ−スノウ」の高品質・安定生産のめやす
要約 大麦品種「ファイバースノウ」において、精麦品質を維持し、安定した収量を得るためには、m2当たり苗立ち数を200本、越冬後の追肥量を窒素成分で10a当たり7kg程度とし、過度の追肥を避ける。 キーワード 大...
米糠混和・太陽熱併用処理によるメボウキ立枯れ症とネコブセンチュウ防除
要約 バジル(メボウキ)の立枯およびネコブセンチュウ病に対して米糠混和と太陽熱処理を併用処理することで被害が大幅に軽減される。 キーワード Fusarium oxysporum、米糠、ネコブセンチュウ、太陽熱処理 背景...
要約 マンネンボシは出穂期、成熟期ともイチバンボシよりやや遅い早生の裸麦である。品質が良好で、耐倒伏性が強く、多収である。県下の裸麦生産地域における適応性も高く、奨励品種に採用し普及をはかる。 キー...
ダイズわい化ウイルス(SbDV)YP系統に対する大豆の抵抗性遺伝資源
要約 大豆品種ツルコガネおよびツルムスメは、東北地方で問題となるダイズわい化ウイルスエンドウヒゲナガアブラムシ媒介黄化系統(SbDV-YP系統)に感染しても収量構成要素(株当たり粒重・百粒重)に対する影響...
要約 マンゴー葉に発生する黄化症状の要因とされる鉄欠乏症の正確な診断方法としては、全鉄測定法と比較して、オルトフェナントロリンを使用する二価鉄測定法が簡易で優れている。沖縄県農業試験場・宮古支場・園...
要約 ニガウリ花粉の発芽は、温度摂氏25~30度で最も良好となり、摂氏35度以上の高温に3時間遭遇した花粉は、発芽能力が低下する。また、花粉の発芽が優れる時間帯は、雄花が開花する日の出前後である。鹿児島県...
ビール大麦における葉の黄化およびすす症状の遺伝様式と農業形質に与える影響
要約 ビール大麦の生育中期に発生する葉の黄化症状とすす症状は遺伝的な生理症状であり、その遺伝様式は、それぞれ単一の優性遺伝子、劣性遺伝子に支配されている。また、各症状が収量、外観品質および麦芽品質に...
要約 市販F1品種にはキャベツバーティシリウム萎凋病に対し、激発圃場でも被害を回避できる強い抵抗性を有する品種が存在する。固定品種の抵抗性検定結果との比較により、今後の抵抗性育種の可能性が示唆された。...
土壌pHの調整によるコウライシバ葉腐病(ラージパッチ)の制御
背景・ねらい 農薬によらない芝草の管理技術のひとつとして、病害が発生しにくい条件に土壌環境を調整する手法がある。これまでに、コウライシバのカーブラリア葉枯病が生理的酸性肥料の施用によって軽減されるこ...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...