背景・ねらい チャノコカクモンハマキの放出する性フェロモンは,(Z)-9-tetradecenyl acetate (Z9-TDA):(Z)-11-tetradecenyl acetate(Z11-TDA):E11-TDA:10-methyl dodecyl acetate63:31:4:2の混合物であり...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
だいこんのキスジトビハムシを主体とする根部加害性害虫の防除法
要約 キスジトビハムシは、発生源雑草管理やエンバク前作、播種時テフルトリン粒剤 作条施用と多発期の茎葉散布併用による防除で、ネキリムシ類は性フェロモントラップで 発生量を把握し、少発生時はキスジと同時...
要約 ほ場内部の草冠部に設置したコブノメイガ性フェロモントラップの誘殺消長は、従来の調査法である追い出し法の発生消長の推移とほぼ一致し、ほ場内の成虫の発生消長を把握できる。 キーワード イネ、コブノメ...
要約 コブノメイガの性フェロモントラップには、コーントラップを使用する。トラップへの誘殺数は、水田内部の草冠部に設置することで、誘殺数が増加する。 キーワード イネ、コブノメイガ、性フェロモン、フェロ...
黄色高圧ナトリウムランプによるチャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノホソガに対する密度抑制効果
要約 黄色高圧ナトリウムランプを夜間点灯することにより、チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノホソガ成虫の発生を抑制することができ、チャノコカクモンハマキ幼虫に対して高い密度抑制効果を示す。 キ...
性フェロモントラップ誘殺数と気象要因に基づくハスモンヨトウ誘殺数の予察法
要約 ハスモンヨトウ秋期誘殺数は性フェロモントラップデ-タと気象要因との重回帰分析により算出された第1世代から第3世代,第1世代から第4世代の世代間増殖率、6月の降水量、8月の平均気温をパラメ-タ-と...
要約 野外でアカヒゲホソミドリカスミカメの合成性フェロモンを高濃度で揮散させると、雄は雌に定位できず、交信攪乱が起こる。 キーワード イネ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、合成性フェロモン、交信攪乱 背...
要約 新規性フェロモン剤(トートリルア剤)はチャハマキ雄成虫に対し、交信かく乱作用を示し、雌成虫との交尾阻害効果により、チャハマキ幼虫の密度を低下させる。その効果は化学合成農薬による慣行防除と同等以...
キャベツの鱗翅目害虫に対する複合交信攪乱剤 コンフューザーVの防除効果
要約 キャベツ圃場に複合交信攪乱剤コンフューザーVを100本/10aで処理すると、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガおよびイラクサキンウワバに対して高い誘引阻害効果と交尾阻害効果が認...
要約 合成性フェロモンによる誘引虫を電撃殺虫と同時に自動計数する電撃型自動計数フェロモントラップを開発した。本装置は、誘殺虫の計数精度が高く、誘殺消長も従来のトラップによるものと良く一致する。また、...
要約 新しく開発された複合交信攪乱剤(コンフューザーR)は、ハマキムシ類に対する効果が従来の製剤よりも改善され、シンクイムシ類に対しては従来の製剤と同等である。また、キンモンホソガ対応成分が取り除か...
成果の内容・特徴
分布を拡大しているハイマダラノメイガの雄成虫を誘引する物質の発見
要約 最近各地のキャベツなどで被害が問題となっているハイマダラノメイガの雄成虫を(E,E)-11,13-hexadecadienalと(Z)-11-hexadecenalの混合物によって,野外で効率的に誘引できることを発見した。この混合物はフ...
要約 本種は1世代に2年を要し、成虫は2月初旬から3月中旬にかけて地上へ出現し、産卵する。3齢幼虫期間はきわめて長く、約1年にわたる。9月頃に摂食旺盛期となり、サトウキビに被害を与える。越冬した3齢幼虫は4...
南大東島におけるオキナワカンシャクシコメツキへの交信かく乱法の適用
要約 南大東島において、フェロモンチュ-ブ90万本を設置して、オキナワカンシャクシコメツキの交信かく乱を行った。その結果、サトウキビ畑周辺の24箇所に設置したトラップに成虫はほとんど捕獲されず、雌雄間の...
佐賀県のナシ団地における交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を利用したナシヒメシンクイに対するナシ防除回数削減
要約 九州地方のハウス幸水及びトンネル幸水においても、交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を設置することにより、農薬の散布回数を削減してもナシヒメシンクイの被害を抑えることが可能である。また、団地...
自動計数機能付き昆虫誘殺装置(ムシダス)における殺虫用ローラーの開発と効果の確認
要約 性フェロモンを利用した自動計数機能付き昆虫誘殺装置の殺虫用ローラーの効果は,ハスモンヨトウの死亡率および翅の損傷率の合計が95%以上となる。さらに,見かけ上,正常なハスモンヨトウでも再飛翔が不可能で...
要約 ウスコカクモンハマキ Adoxophyes dubia とチャノコカクモンハマキ A. honmai は、雄成虫の前翅前縁褶内にある特異な鱗片群の有無で識別が可能である。両種は実験室内で容易に交雑するが、後代の鱗片群の有...
要約 乾式トラップのハリガネムシ成虫捕獲性能を検討した結果、従来の水盤式性フェロモントラップと同等あるいはそれ以上の虫を誘殺した。本市販トラップの適用により、設置および管理の軽減と防除効果の向上が期...