要約 カンシャクシコメツキ類成虫の乾式性フェロモントラップは、これまで使用されてきた水盤式性フェロモントラップに比べて1.6-2.9倍の虫を誘殺できる。本トラップの適用により、トラップ管理作業の軽減と防除...
要約 ナガチャコガネの性フェロモン物質の構造を解明し、そのラセミ合成品(Z)-7,15-hexadecadien-4-olideを用いた性フェロモントラップを開発した。これにより、ナガチャコガネの発生消長および発生状況を簡易に...
要約 性フェロモントラップにおけるクワノメイガ成虫の発蛾最盛日を起点として、次世代中齢幼虫は平均気温10℃以上の有効積算温量が285.54日度に達した日となると推定される。また、総誘殺数と次世代幼虫の発生量...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...
グラジオラス抑制栽培の生育前期におけるハスモンヨトウ防除要否の判定
要約 グラジオラス抑制栽培において、8月1か月間のハスモンヨトウの性フェロモントラップ誘殺数が1,000頭以上の年は9月に多発する可能性がある。生育前期(4~5葉期)において、株被害度0.5を超える株が5%...
要約 りんごの主要りん翅目害虫6種を対象とした混合性フェロモン剤を、成虫発生初期に10a当たり200本程度を広範囲に設置することで、年間の殺虫剤散布回数の削減が可能である。 背景・ねらい 安全・安心・健康的...
スギノアカネトラカミキリの雄性フェロモンを利用した誘引捕獲法
背景・ねらい スギノアカネトラカミキリは、その幼虫による食害や、食害孔から侵入する腐朽菌による材内の変色や腐朽のため、材の経済的価値を著しく低下させる重要な穿孔性害虫の一つであり、その防除技術の確立...
要約 マメコガネを対象にして開発された発生予察用トラップの有効範囲は半径20m程度で、誘引割合は約10%である。誘引野生虫における雄の割合は約60%である。 背景・ねらい 農薬依存度を減らし総合的害虫管理を行...
要約 性フェロモントラップを用いて生け捕りしたハスモンヨトウ雄成虫を供試して、本種の殺虫剤抵抗性の簡易検定法を開発した。 背景・ねらい 近年、野菜、花卉等を加害する広食性害虫のハスモンヨトウで、本種の...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマーキング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマ-キング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 性フェロモントラップを用いて生け捕りしたハスモンヨトウ雄成虫を供試して,本種の殺虫剤抵抗性の簡易検定法を開発した。 背景・ねらい 近年,野菜,花卉等を加害する広食性害虫のハスモンヨトウで,本種の...
要約 ウスチャコガネ(Phyllopertha diversa)雌成虫の性フェロモンを同定し、化学構造を解析した。その物質は哺乳類に対して消炎・鎮痛作用を示すアルカロイド化合物であった。またフェロモントラップを用いた野...
要約 触角神経の電気刺激で、大糸球体と小糸球体領域において脱分極反応に続き、過分極反応が生じることが光学計測により明らかになった。薬理学的実験の結果、脱分極反応は前シナプス反応と後シナプス反応からな...
要約 ドウガネブイブイ3齢幼虫はカラシ油の主成分であるイソチオシアン酸アリルに誘引性を示した。 背景・ねらい コガネムシ類成虫は光・性フェロモン・食餌植物・産卵場所(堆きゅう肥など)等に、幼虫は食餌(作物...
要約 従来「チャノコカクモンハマキ」として同一種に属すると考えられてきた静岡及び沖縄のハマキガ個体群は、それぞれ異なる性フェロモンを持つことが明らかになり、このことから沖縄個体群はチャノコカクモンハ...
要約 従来「チャノコカクモンハマキ」として同一種に属すると考えられてきた静岡及び沖縄のハマキガ個体群は,それぞれ異なる性フェロモンを持つことが明らかになり,このことから沖縄個体群はチャノコカクモンハ...
要約 タイワンキドクガの卵寄生蜂ドクガクロタマゴバチは、寄主雌成虫が放出する性フェロモンをカイロモンとして利用し、便乗によって寄主卵に到達している。 背景・ねらい 卵寄生蜂ドクガクロタマゴバチTelenomu...
要約 蚕飼育期間中の桑園に合成性フェロモンを誘引源にしたトンネル型の水盤式トラップを設置すれば,アメリカシロヒトリ成虫とクワノメイガ成虫の発生消長を的確に把握でき,防除適期の判定が可能である。 背景・...
性フェロモントラップを利用したモモハモグリガの発生時期の予察法
要約 モモハモグリガの性フェロモントラップでの誘殺消長と日別の最高・最低気温を用いて、発生時期および防除適期を予察する方法を開発した。福島県メッシュ気温推定システムを利用することにより、県内主産地の...