要約 シイタケの栽培には菌床栽培と原木栽培がありますが、どちらの栽培方法でも害虫が発生します。これらの害虫を、化学農薬ではなく、天敵微生物をつかって防除する方法を確立しました。 背景・ねらい シイタケ...
要約 三重県の観葉植物栽培施設内で発生したヘデラの害虫について分類学的研究を行った結果、未知の種であることが判明したため、新種ヘデラアカアシカタゾウムシMetapocyrtus (Trachycyrtus)<...
チャの侵入新害虫チャトゲコナジラミとカンキツ害虫ミカントゲコナジラミの識別法
要約 チャの新害虫チャトゲコナジラミは、カンキツ害虫ミカントゲコナジラミとは遺伝的に異なる別種の侵入害虫である。両種は、mt-COI遺伝子、成虫前翅の白紋数、4齢幼虫外縁の白帯幅の違いなどにより識別できる...
クリ害虫の微生物防除資材としてBeauveria bassiana HF338株は有望である
要約 クリシギゾウムシ幼虫に対する高い病原力を指標として選抜した昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana HF338株は、クリシギゾウムシ成虫およびクリミガ幼虫に対しても強い病原力を有し生物防除資材として有望...
要約 マツ材線虫病の総合的防除戦略およびスギ・ヒノキ二大害虫の防除マニュアルを作成するとともに、環境にやさしい生物防除法開発のためカシノナガキクイムシの集合フェロモンの化学構造を明らかにしました。ま...
貯蔵食品害虫の天敵、ホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus) の捕食生態
要約 捕食性カメムシの一種であるホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)は、コクヌストモドキ等の貯穀害虫の補食量が大きく、貯穀害虫の天敵として有望である。 背景・ねらい 貯蔵食品害虫の防除には、主にくん蒸...
貯蔵食品害虫の天敵、ホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)の捕食生態
要約 捕食性カメムシの一種であるホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)は、コクヌストモドキ等の貯穀害虫の捕食量が大きく、貯穀害虫の天敵として有望である。 背景・ねらい 貯蔵...
要約 グラウンドカバープランツ37種を導入して越冬性、被覆の早さなど生育特性を 調査し、畦畔用として「ポテンティラ」、「クリーピングタイム」が有望。現地畦畔にミ ントを植栽したところ、2年目では畦畔全体...
要約 塩基配列をキクのコドンに合わせて改変したcry1Ab遺伝子(改変cry1Ab遺伝子)を遺伝子組換え技術によってキク(原品種「秀芳の力」)に導入することで、オオタバコガに対して高い殺虫活性を持つ害虫抵抗性キ...
要約 奄美群島において,2000年9月までに発生が確認されたマンゴーに寄生するカイガラムシ類は,カタカイガラムシ科6種,コナカイガラムシ科2種,マルカイガラムシ科5種の3科13種である。鹿児島県農業試験場大島支場...
新潟県におけるクリタマバチの導入天敵の実態とこれを利用する園地管理技術
要約 クリタマバチの導入天敵「チュウゴクオナガコバチ」は新潟県下全域に分布・定着が確認された。チュウゴクオナガコバチの増殖をうながすため、剪定枝は5月5日ころまで園地内においてから処分し、5月20日こ...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
カメムシタマゴトビコバチの2種カメムシ卵に対する産卵行動の差
要約 卵寄生蜂 カメムシタマゴトビコバチが寄主卵の認知・受容に要する時間は、ホソヘリカメムシよりもイチモンジカメムシで長く、卵表面の化学物質の差が2種カメムシ卵での産卵率と産卵行動の差をもたらしている...
雌だけを産する大量増殖に適したマメハモグリバエ幼虫寄生蜂の発見
要約 マメハモグリバエの幼虫寄生蜂ハモグリミドリヒメコバチNeochrysocharis formosaでは交尾雌が雌卵と雄卵を、未交尾雌は雄卵のみを産下するが、野外個体群から未交尾でも雌卵のみを産下できる産雌性単為生殖...
要約 ブナ科植物を寄主とする多食性鱗翅目害虫がブナ科植物と併せて利用している食樹は、カバノキ科(ブナ目)、バラ目、ヤナギ目、クルミ目、イラクサ目、ヤマモモ目、ムクロジ目、マンサク目植物であり、天蚕と...
天蚕飼料樹園の鱗翅目害虫の発生に及ぼす隣接のブナ科植物の影響
要約 天蚕飼料樹園の隣接地域にブナ科植物が少なければ、飼料樹園が食樹的隔離環境となり、鱗翅目害虫の防除効果が高くなることが推察される。 背景・ねらい 天蚕の飼料樹には多種の鱗翅目害虫が発生し、天蚕繭...
昆虫病原Beauveria属糸状菌のrDNA多型解析による識別
要約 日本各地から採集されたBeauveria属菌のrDNAのRFLP解析を行ったところ、カミキリムシ類から分離したB.brongniartii菌株は、コガネムシ類から分離した同菌株と明瞭に識別され、B.bassiana、B.amorphaとも識別...
要約 リンゴを無農薬で2ヶ年間栽培した結果、1年目から早期落葉など樹体への影響が顕著で、生産された果実は格外品または病害虫による被害果で、加工用仕向にも販売可能なものはなく、農薬を全く使用しないリンゴ...