安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種「CR早生-B1」
要約 「CR早生-B1」はハクサイ由来の抵抗性遺伝子座の導入により育成された安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種である。既存の在来品種と同等の収量性および食味を持つ。 キーワード ナバナ、アブラナ...
水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
要約 カンキツ新品種「あすき」は、糖度が極めて高く食味がよい晩生のミカンである。ナイフでカットした場合のドリップが少なく、カットフルーツでの利用にも適する。 キーワード カンキツ新品種、晩生、高糖度、...
複数病虫害抵抗性を持ち高温耐性が優れる水稲新品種候補系統「西海297号」
要約 「西海297号」は「ヒノヒカリ」と同熟期の"中生"に属するうるち種である。「ヒノヒカリ」より約15%多収で、高温登熟耐性に優れ、倒伏に強い。いもち...
イネの極多肥栽培において栽培後期の追肥はいもち病を助長しない
要約 イネの極多肥栽培において、幼穂形成期までの追肥を行わず、栽培後期の減数分裂~出穂期に集中して追肥することにより、いもち病の多発は助長されない。さらに、栽培後期の追肥により粗玄米タンパク含量が上...
植物生長調節剤散布による早生及び中生ウンシュウミカンの浮皮軽減技術
要約 早生及び中生ウンシュウミカンに対して8月中旬~9月上旬に1~3.3ppmのジベレリンと25~50ppmのプロヒドロジャスモンの混合散布を行うと浮皮を軽減できる。また、浮皮をより強く軽減し収穫時期を1~2週間計画...
黒斑病・黒星病複合抵抗性を持つ良食味のニホンナシ新品種「ほしあかり」
要約 「ほしあかり」は、黒斑病と黒星病に対して複合抵抗性を持つ、やや早生で良食味のニホンナシ新品種である。殺菌剤無散布圃場での栽培でも両病害の発生は認められず、減農薬栽培や黒星病の多発する年次・地域...
新梢への付傷接種法によるモモのせん孔細菌病の拡大抵抗性の品種間差異
要約 せん孔細菌病菌液を新梢に接種して形成された病斑長を測定することで、モモ品種・系統のせん孔細菌病に対する拡大抵抗性の程度を評価できる。「Chimarrita」、「もちづき」、「錦」は比較的抵抗性が強く、育...
暖地や温暖地の夏秋どり栽培に適した四季成り性イチゴ品種候補「久留米61号」
要約 「久留米61号」は、四季成り性で夏秋季の連続出蕾性と収量性に優れ、糖度が高く食味も良く、萎黄病・うどんこ病抵抗性を有する暖地、温暖地の夏秋どり栽培用品種候補である。 キーワード イチゴ、夏秋どり栽...
要約 [ポイント]
要約 首都圏に米を直売する北海道大規模稲作経営では市場最遠地・準良食味米地域の不利性を克服する差別化戦略が要請され、希少品種の導入や米製品以外の品揃え等の販売管理に加え、生産や全般管理等でも内部資源...
水稲「ヒノヒカリ」のいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統新品種候補「関東IL6号」
要約 水稲「関東IL6号」は、インド型系統IR65482-136-2-2が持ついもち病抵抗性遺伝子Pitaを、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したいもち病抵抗性準同質遺伝子系統である。 キーワー...
寒冷地における水稲品種「萌えみのり」の鉄コーティング種子湛水散播栽培
要約 寒冷地において直播向き水稲品種「萌えみのり」種子を鉄コーティングして湛水散播栽培することにより、一般品種の移植栽培並の収量、品質、食味となる。玄米60kg当たり費用は2009年度統計値の約80%となる。 ...
トビイロウンカと縞葉枯病に強く、高温登熟性に優れる水稲品種候補「西海267号」
要約 水稲「西海267号」は「ヒノヒカリ」熟期の複合抵抗性系統である。マーカー選抜により、トビイロウンカ、縞葉枯病、穂いもちに対する抵抗性遺伝子が導入されている。「ヒノヒカリ」よりも高温登熟条件下での...
良食味で無袋栽培が可能な晩生の生食用黄肉モモ新品種「つきかがみ」
要約 モモ新品種「つきかがみ」は、黄肉モモ系統間の交雑により育成した晩生の生食用黄肉品種である。大果であり、肉質が緻密で糖度が高く食味が良い。果皮が滑らかで裂果が少ないため無袋栽培が可能である。 キ...
要約 アンズ新品種「サニーコット」は、「アンズ筑波5号」に「ハーコット」を交雑して育成した品種である。大果で外観が優れ、糖度が高く、適度な酸味があり生食用として品質良好である。また、自家結実性を有し...
豊産性で糖度が高く食味良好な生食用アンズ新品種「ニコニコット」
要約 アンズ新品種「ニコニコット」は、「ライバル」に「アンズ筑波5号」を交雑して育成した品種である。自家結実性を有し、結実が極めて良好で収量が多い。また、糖度が高く、酸味が少なく、生食用として品質が...
要約 リンゴ新品種「もりのかがやき」は、「つがる」と「ガラ」の交雑実生から選抜された中生の黄色品種である。大果で甘味が多く、酸味が少なく、食味に優れる。果実の日持ち性が良く、収量は多い。 キーワード ...
要約 オウトウ新品種「紅ゆたか」は、「高砂」とほぼ同時期に収穫可能な早生種である。結実が安定し、果実は6~9gと早生種では大きく、食味良好である。本品種は「佐藤錦」等と交雑和合性であるが、「高砂」、...
要約 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 キーワード イチゴ、極大果、日持...